日本の年度末の「風物詩」、土木工事。公共事業の予算消化枠に合わせて、今の時期はどこでも「工事中」の看板が見えてきます。
これは、単年度で終わるような工事ではない高速道路「東北中央自動車道」のインターチェンジあたり。水田や果樹園の真ん中で土盛りの上に重機が工事中。

福島から米沢を経由して山形に至る高速道路、昔で言うなら「出羽路」ということになります。東北自動車道を福島市内のジャンクションで分岐し最初のインターチェンジがこの辺。開通すれば人の流れや商業施設も変わるでしょう。

マクロで見れば公共事業が及ぼす影響と言うのは、一時的・限定的と言うのが定説ですが、このような大規模工事まして道路とそのアクセスの存在は、その経済エリアにとっては影響が大きく、場合によっては人の一生を左右する地場企業であれば会社の存続にも影響する事になりかねません。
良くも悪くも、この水田や果樹園が工事の完成後も農地であり続けることはないでしょうが、これらの土地が人の一生を狂わさずに有効に使われることを願ってやみません。 土地の買い上げや賠償が多くの人の生活に大きな影響を与えてしまった事例を、震災後の福島は多く見てしまいました。
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