雪を貼り付け走る冬の「磐越西線」のことは以前に書きました。 磐城と越後を結ぶ鉄道ですが、奥州道の交通の要衝、郡山を挟んで東側(太平洋側)が磐越東線、西側(日本海側)が磐越西線。 県内の主要都市会津若松とその喜多方を経て新潟に至り、会津若松までは特急も走る西線に対して、阿武隈山系に点在する中小都市を結んでいわき市平に至る東線は、まさにローカル線です。

高崎線の送電設備から出火し、首都圏の列車網が混乱したのとは裏腹に、こちらはディーゼルで走るいわゆる気動車。春めいた野山を各駅停車で走ります。 この辺りはいわき駅を発った郡山行が、田村市から滝桜で有名な三春町に入る辺り。
その田村方面から、郡山に向かう途中に正面に見える安達太良山も、二本松や福島方面から見るのとまだ山の形が変化します。

どの方面から見ても変わらないのは残雪の少なさ、今年の暖冬ぶりが伺われます。 震災以降六度目の春も、そこまで来ています。
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