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6回目の3月12日
毎年のことながら、3月11日近辺になると「嵐のような」3.11特集。今年は丸5年ということで例年にも増してメディアが特集を組みました。当該地域に住んでいるとカーボンコピーのような焼き直しと思えないことはないのですが、被災地の実態を知ってもらえるのは悪いことではないのですが。
しかし、毎回思うのですが、天災である地震・津波と人災である原発事故関連は別の事件として取り扱うべきだと思います。

5年前の震災の翌日は福島市の一部に電気が通りました。余震の続く中テレビを見ると悲惨な津波などの実態が現れました、たしか新聞も届きました。号外のような薄くて大地震の大文字が躍っていました、逆に言えばあの渦中で、編集・印刷と配送・配達を行えたことは驚くばかりです。
原発のリスクはまだ表面化していませんでした。確か東北電力の女川原発の放射能検知装置が異常な数値を確認したと言うニュースがあり、しかし女川原発は津波の被害も損傷もなく冷温停止に向かっていて、周囲の住民が避難に来るくらいの状態で福島原発の放射能漏れの影響ではないかということでした。

いくらなんでも、と思いながら続報を聞くうち、福島原発が「放射能漏」どころの騒ぎでなくなるのを知るのに時間は掛からなかったのですが。

DSC_5145.jpg

それでも、事故レベル3から4などと言って政府発表を聞くうち12日に1号機が水素爆発、そして3号機や運転中止中の4号機まで建屋に流入した水素で建屋が吹き飛びました。
その前の週東京の得意先をまわり、順調に生育する春野菜をアピール、「今季もよろしくお願いします」「期待しています」と言葉を交わしていたのが嘘のような、悪夢が始まります。

もっとも住む場所を追われた皆さんからすれば「春野菜」程度の話は何だ、と言うことになるのでしょうが。
一流デパートの地下売り場に「アスパラガス」を納品していた生産農家の方は地震と津波で避難され、東電事故で戻れなくなりました。野菜は大手メーカーのナショナルブランドと違って、何年もかけて信頼関係を作って、売り場の「定番」として認められます。崩れ去るのは一瞬です。

6回目の3月12日もいつものように生活を続ける仮設住宅、1号機の爆発時刻も通常通り過ぎてゆきました。押し寄せる津波に九死に一生を得た被害者談話もまた取りざたされますが、見えない放射能に翻弄され、原子力政策に翻弄され続ける被害者もまだまだ大勢居ますと言うより本質的な解決は何もされていないのが現状。

DSC_5148.jpg

仮設住宅の向こうに見える「イオン」は、何もないようにまた盛んに営業しています。ショッピングモールに何の落ち度も罪もないのですが、このギャップが原発被害の被災地をなにより雄弁に物語っています。
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