このところ、国の認定事業のプレスリリースもあって「地方紙」に立て続けに出ました。地方紙と言えど侮れない(別に侮っていませんが)もので、東京などの研究者からも「ネット配信で拝見」などとメールが入っていました。むろん私と言うより福島への関心の高さがうかがえます。

掲載された日の夜に私のコメントのにたいする感想として、やはり地方紙記者だった知人が携帯に電話、コメントが手緩いとの内容で「東電など原油安で最高益を上げながらろくな賠償をしていない」と現役時代から激情型記者とし知られていただけあって、少しアルコールも入っているのか「東電も東電なら安倍も安倍」と相変らず過激です。

彼が在籍していた新聞は、現在「賠償」に関する記事を連載していて、住民が「ADR(裁判外和解手続き)」「裁判」で東電と争っている様子が報道されていて、係争の相手は「東電」もさることながら「時間」との闘いであることも書かれています。
一口に賠償と言っても「慰謝料」「財物賠償」「営業損害」と多岐にわたり、一緒くたに論ぜられないところであって、また「慰謝料で暮らす高等遊民」のような切り口でネットで話題になったりするので注意が必要ですが、これも今後も避けて通れない復興に向けての課題です。
これで仕事や生活を無くした人もいれば仕事を得た人もいるところが、事態を複雑にするのですが被害者の分断は避けたいところ。 ここにきてまた東電が電力販売自由化に向けて値下げプラン。「そんな金があったら」元新聞記者や明日が見えない被災者の咆哮が聞こえるようです。
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