1月にも載せた蝋梅(ロウバイ)の花、寒さの中で花の数を増やしています。 色はともかく、梅に似ているので蝋梅と梅の字が入るのでしょうが、梅・桜のようなバラ属ではなくクスノキ属。植物としては全く異なるものです。

もう何年も空き家になっている家の前庭、剪定もままならず伸び放題の枝に、文字通り無数の花が付きます。しかし、ひとの手が入った庭よりも季節が分かりやすいのもこのような庭。荒れているといっても時折家主の方が管理に見えるので、ジャングル状態と言うわけはありません。

朝の霜や雪どけの雫を光らせた花や枝も幻想的で、温暖な季節に咲く桜とは別の美しさもあります。 2月5日は曾祖父の命日、90過ぎの大往生で当時としては驚くほどの長寿でしたが、現在では当たり前の死亡年齢、百歳でも超えないと「長寿だった」と言ってもらえなくなりました。明治期に蚕の蚕種の商いを始めた当社のルーツになります。
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