暖冬から一変、毎週のように降る大雪も、この程度なら想定内。湿った雪による農業施設の倒壊も、一昨年の大雪で壊れるところは壊れてしまった、と言うところです。
逆に「西高東低」の冬型ではなく、太平洋上を進む低気圧による春雪型の湿った雪、また1月と言う事を考えるとやはり温暖化の影響があるのか。

湿った雪はサラサラな雪とも違って重いので除雪も骨が折れます。もっとも融けやすいのですが、半端に融けてそれが寒さで凍結したりすると扱いが大変になります。除けるうちに除いておくのがやはり無難です。
雪掃きを終えて暖かい部屋に入るのも冬の楽しみですが、やはり当てにしなければならないのが電気の力。スイッチひとつで暖房が入り温度調整も出来ます。石油やガスもありますが、それにしてもファンを回したり調節は電気の力です。
その電力を巡る二つの動き、電力販売の自由化と原発再稼働。二つの別な動きが絡み合う事態になっているようです、電力会社は「公共性が高い」と言いつつも民間企業、発電コストを下げたくて、しかも既存の施設つまり原発が塩漬けになっているので再稼働したいのはやまやま。しかも、販売自由化でガスなどのエネルギー、コンビニなどの流通、私鉄などの交通、携帯電話などの通信が入り乱れての販売合戦が始まろうとしています。多くは淘汰されるのでしょうがその帰趨は分かりません。 九電に続いてもともと原発依存度が高い関電も再稼働、現状において原発再稼働などしようがない東電の「焦燥」は手に取るようにわかりますが。

原発再稼働に向けて、活発化するのは反原発運動。「コストより安全」「カネより命」とその主張は分かりますが、何かと福島を引き合いに出して「福島はこんな悲惨だ(ある意味悲惨ですが」「人も住めない」と住んでる者の実になれよと言いたくなる、本末転倒の主張もあり「被害者を貶める」ようなことを言い出されるのには困ってしまいます。 悪いのは「国と東電」で私たちは福島のために戦っていると言う主張も、行過ぎると傍迷惑です。
さて、その東電も東電。このたび福島弁護士会の会長が変わりました。新会長の抱負は「原発賠償の対応の充実」、過去の経緯や社長の発言をうやむやにしつつ進める東電の賠償打切り、弁護士会も原発被害の矮小化と危機感を強めているようです。 その東電も、原油の値下がりによって会社収益は過去最高益とのこと。廃炉党派別会計で行っているのでしょうが「貰い火」で大損害をうけた被災県としては割り切れないものがあります。
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