会津地方は福島県でも一種独特の生活・文化圏を形成しています。 幕末の会津藩まで遡らなくとも、中通りや浜通りとも違って国道4号線6号線、JR東北本線や常磐線の様な南北の交通網が少なく、雪も多いことから福島県内でも独特の発展の仕方をしました。
経済誌を読んでいたら、元総務相で岩手県知事でもあっつた増田寛也氏が苦戦する地方都市の典型として、有名企業の企業城下町と書いていましたが、会津の中心都市「会津若松」は富士通の企業城下町。同業のNECはもはやライバルではないと豪語するものの、半導体は韓国などの外国製にシェアを奪われ、その製造拠点であった会津はリストラの嵐が吹き荒れました。

幕末の悲劇、白虎隊などをモチーフにした「会津ブランド」の観光や、会津盆地の米などを中心とした地域振興が同じ県内とは言え原発事故で痛手を受け、修学旅行などの教育旅行はまだしも2つの山系を隔てた会津産米までも買い控えに遭うのは事態の深刻さを物語ります。
友人たちが出資して作った養鶏会社の派生商品、会津がカステラ?長崎でしょう!とこちらも気楽に言いますが、知恵を絞って打開策を模索しています。安易な6次化コンサルなどには惑わされないようにとアドバイスはしていますが。

東西のアクセス磐越東線、字のごとく郡山から越後新潟市まで。上からは雪が降らなくとも積雪が舞って車体に貼り付いていました。先日紹介した「あかべこ」のイラストが貼ってあります。
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