暖冬の中で年を越しましたが、1月中旬になりようやく寒さが来ました。 暖冬で野菜の伸びが早く、鍋などの需要も少ないため安値が続いていた「野菜」の価格はどうなりますか。

収穫時期を逸した小松菜がとうが立つのを待っています。小松菜はアブラナ科なので芯から茎が出て黄色い花を咲かせます。
昨日移動の途中で国会中継(予算委員会)を聞いていたら、非製造業の生産性の低さが話題になって、野党の追及に対して首相、経産大臣が答弁をしていました。確かに国際的な競争力を持つ自動車産業などに対して、このように余れば捨てる・足りなければ価格高騰を繰り返して、しかも農家所得が増えず高齢化が進む一方になっている「農業・生産流通」を見るにつけ、生産性が高いとは言えませんが、それを打開しようとトヨタ生産システムを農業に利用した「アグリSCM」を展開していたのですが、原発事故で需要や需要予測が出来なくなり頓挫しました。 経産大臣も非製造業のIT利用など生産性向上の施策を述べていましたが、同省が監督官庁であった原発の事故が無ければモデルケースで横展開も可能であったと、ワンセグに毒づいていました。

訪ねた農家もため息をつきながら、ほうれん草の収穫でした。淡い色彩で光沢が見事です。しかし現行のシステムでは市況に出荷量を乗じる精算方式。大規模化と言っても市況が低ければ大規模化に比例して赤字が膨らむのみ、生産性の向上が望まれています。
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