新年早々、福島県が環境相に要望した山林除染の再考について丸川環境省は「やらない」と言う回答、生活圏の範囲については含みを持たせたようですが。 予想通りと言えば予想通りなのですが、県が「そうですか」と引き下がるのか、沖縄のように開き直り(失礼)「であれば特定廃棄物処分場も引き受けない」くらいのことは言うのか、もちろん引き受けないと言ったところで廃棄物の行き場がなくなるだけで「自分の首を自分で絞める」結果になるのですが。

「復興の槌音」と言えばよいのか、ハコモノ作りはさかんに行われています。福島医科大学も何カ所かで工事中、県庁前から現在の場所に移転してからあまり増床や増設の記憶はなく、売店がローソンになってロビーにスタバが入った、どちらかと言うとソフト的な変更しか印象にないのですが、現在はずいぶん大がかりな工事が行われています。
むろん原発事故の対応によるものだろうと思います。かなり以前に経済界の重鎮に聞いた話ですが、「阿武隈山系の交通路(具体的には道路ですが)を拡充するため、相双の原発立地から福島医科大学へのアクセス確保の名目で建設予算を確保する」ようなことも行われたそうですが、当時このような世界史に刻まれるような災害が起きるとは思っても見なかったろうと思います。
この建設ラッシュが「福島県民の健康は席にを持って守ります」と言うメッセージなのか、「大変なご心配とご迷惑をお掛けしました」ともお印なのか、せめてもの公共事業なのか、それでも大手ゼネコンの旗が目立つのですが。
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