暮れのあいさつ回り、旧知の「農家」と言うより大規模にあんぽ柿をはじめ食品加工を手掛ける「会社経営者」。そこに行くまでには、柿畑を通ります。

原発事故以降、打ち捨てられた柿の実のことは何度となく書きました。耕作放棄ではなくそれなりに管理されている「果樹園」でもある柿畑で「柿」だけが残っている不思議。
遠目から見るとひと山紅葉のように赤く、少し近づくと取り残された柿と言うことが分かります。

酒酔いの息を「熟柿臭い」と言うのだそうですが、その熟柿が文字通り「ひと山」単位であります。実はこれがなかなかのご馳走で樹上で柔らかくなった柿「熟柿」は、手で皮がむけ「ゼリー状」に変化した柿の実が何とも言えない甘味を出します。
雪が降ると餌を隠された野鳥の格好の「エサ」になります。ですがこれだけ多いと「カラスの糖尿病」の地元の農家も冗談を言う状態。どこで何を間違えたのか、雪の少ない年の瀬です。

市内に戻ると、カー用遺品店の「スタットレスタイヤ」の安売りのぼりが晴天にはためいていました。
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