暮れももう押し詰まって、師走半ばも過ぎ今年もカウントダウン。この前新年を迎えたかと思えば、もう過ぎ今年も終わります。何か例年と変わったかと言えば「馬齢を重ねた」としか言いようがありません。

先週表彰式が行われた「第一回土壌微生物オリンピック(一般社団法人SRI 主催)」で懇意の伊藤博之さんが見事「金」賞受賞。 先般輝く金メダルを見せていただきました。微生物数など数値的には各部門通じでダントツだったとのこと(伊藤さんは施設部門、つまり温室の栽培土壌)、福島県人の奥床しさと言うか、押しの弱さと言うか、五表彰式で突然パフォーマンスを始めたご老人に「目立ち度」の差でグランプリは逸しましたが、パフォーマンスで農業は出来ません。 もっとも農ギャルとか、訳の分からんパフォーマンスを主導しているのが農水省だったりしていて「頭の痛い」のはまともに産業としての農業に取り組む「生産地」だったりするのですが。

連作によってフザリュウム等の悪性微生物が増えて、一旦花を休んで野菜を植えている花農家。良性の微生物を投与することによって、有害微生物は抑制傾向だそうです。強力な土壌消毒剤は使いたくないとのことで、さまざまな工夫を施しています。慣れない「ミズナ」栽培ですが、こちらも順調に生育しています。

福島の地場産業のようになっている「除染作業」、寒い中これも大変です。「雇用」は生み出しますが、インフラなど生産的な施設を生むわけではなく、生まれるのは負の墓標のような処理施設だけ。ロボット産業の育成など技術蓄積も謳いますが、どうも霞ヶ関発福島経由東京行きの「富の移動」で終わる形勢です。
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