風評被害の続く福島でも、比較的回復が早いと言われた「直売所」さならる売上向上を目指して「キャンペーン」の準備。 「収穫祭」にふるまう『芋煮』の準備だそうです。農家に伺ったら、芋煮の準備で直売所裏の倉庫で作業中とのこと。

回復が早いと言っても、地場産品の他に選択肢がない直売所。首都圏等に出荷して、他の地域の産品と並べられるのとは基本的に競争の構図が違います。品質以前に「イメージ的に」ハンデを背負った福島産の重苦しさは直売所にはありませんが、季節的に同じ品目が山積みされる現状は、違う意味の競争の厳しさがあります。 つい、価格競争に走って「棄てるんだったら幾らかになれば」の心理が、安売りの売り場を増幅させます。消費者にはそれが魅力ではあるのですが。

首都圏ではすっかりおなじみになったTOKIOのふくしまキャンペーン。福島もアンテナショップや開発した銘柄米の売り込みや利用に躍起ですが、どうも「周回遅れ」の感が否めません。風評の爪痕には長い時間とともに「起死回生」の一撃も必要です、それが「何か」と言われると困るのですが。
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