ぐずついた天気が続いたのですが、久しぶりに朝から晴れあがりました。 先週、きれいな青空の雪山を撮り損ねたので、午前中に撮影。しばらくは天候が持つようです、あの11月の雪は何だったのでしょうか?

こちらが一切経、背後にあるのは雲ですが、あの辺りに噴煙が見えることもあります。今年は初めには、噴火警戒レベルの話があって、蔵王同様、観光客や登山者の入山に懸念が生じたのですが、箱根のような騒動はなかったようです。 2011年に南会津の阿賀野川水系などに大雨被害があったのですが、どうも福島は「東日本大震災と原発事故」から見ると、何事も小事に見えてしまい、当事者では相当の被害が生じているのかもしれませんが。

こちらが、一切経の南側にある「吾妻小富士」。さらに南に目を向けると安達太良の連山が目に入ります。春になると残雪がウサギ形に残る「ゆきうさぎ」の出る山です。
今日の「日本農業新聞」の1面は宮城県の記事。特定廃棄物処分場建設の調査を宮城県加美町が拒んでいること、環境省の調査に対して住民は実力行使で、にらみ合いのまま今年も越年とのこと。理由は「風評被害」特定廃棄物処分場とは、比較的濃度の高い放射性汚染物質を保管する処分場。そんなものを作られたら風評被害で地域農業が成り立たなくらるとの趣旨です。 福島県では先月富岡町で、民間のごみの処分場を国有化してそれに充てるとのことで手続きに入りました。福島県の場合県内を覆う風評被害に比べれば、枝葉末節と言う開き直りか。いずれ、無ければ収束も復興も進まないのですが、必要とされれる各県とも、進捗は宮城と似たようなものときいています。 きれいな自然を見るたびに、住民エゴとも言い切れない実情があるだけに何とも複雑な心境になります。
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