すっきりとした青空に、雪に覆われた吾妻連邦がくっきりと浮かんでいました。移動の途中で撮影が出来ず、後ででと思いつ 時間が経過すると、曇りの中に覆われて肉眼では雪の様子が分かるもののレンズ越しでは不鮮明になってしまいました。

くっきりと鮮明な形で現れ、国民の期待を受けながら何か霞んで沈み込んでいったような「民主党」政権のようなものです。雲が晴れればまた鮮やかに復活してくれればいいのですが。 菅元総理が安倍現総理に、「原発事故後冷却用の海水注入を一時停止させた」と言われたのは名誉棄損にあたる、として慰謝料と謝罪も求めて裁判を起こした件、地裁では現総理に言い分を認め「大筋のところ誤りではない」との判決。 被災地以外のところで、どうでもいいような係争が起きていて当事者が事故当時の総理と現総理と言うのも原発事故と事後処理に係る人災ぶりが浮き彫りになります。
菅氏の事故当時の一貫性を欠くような、指揮命令系統は地裁も認めた通りで、止まらず後任の野田前総理も、事故当年に「収束宣言」を出すような拙速さ。爆発後の散乱もそのままに、原子炉の状態も確認できないまま「収束」では逆に事故対応の姿勢が疑われます。さらに政権が代わって現総理も、汚染水ダダ漏れの状態で「アンダーコントロール」と言ってしまい、オリンピックを呼びたい一心と言ってしまえばそれまでながら、何とも不信の連鎖のように歴代総理が並んでしまいました。

遠景は雲で霞んでも、接写した冬の花はきれいに撮れました。政治家は八方美人では務まらず、「叩かれる」のも仕事のうち、大いに同情すべき存在ではあるものの、政治家不信・原子力行政不信・原発事故対応不信・福島不信に連鎖してくるところがも待ってしまうところです。被害者であるべき福島の産業が一向に上向かず「相変らず困っています」と言うのが、食品関連など大方の声。 遠景ばかり望んでいても仕方がないので、近いところから頑張るしかないのですが。
スポンサーサイト
|