先日の続き、フードフェア2015から。他人(県)と同じように努力しても、表向きはともかく、首都圏バイヤーから敬遠されがちな福島県産品。しからば、「他人以上に努力しろ」と言うところですが、そうするとコストがかかります。品質の向上とコストの節減の両立を目指せ!と言うことになってくるのですが、そのような技術革新には「時間」がかかります。

手を尽くして、販路の維持や復活に時間やコストを掛けつつ、また技術開発にも臨まなくてはなりません。ライバル企業の陰謀や大手企業からの圧力に負けずにがんばる「下町ロケット」を励みに、これからもがんばりたいとは思っています。 展示台に並べられた「加工食品」を開発した食品メーカーさんも思いは同じだと思います、試食品の画像だけ使わせていただきました。
先日の祭礼の「反省会」があって、地区の皆さんと懇談。話はいつの間にか「祭礼」から「原子力災害」に。

干し柿の検査機器も充実していたので、風評被害払拭へと意気込む反面、柿畑と仮置き場が混在している状態。セシウムは土壌と強く接着するので、根茎から吸収したものが実に移行することは「考えにくい」と言いつつも、決して良い景観ではありません。

柿の加工農家は「あんぽ柿は特殊」つまり、干燥によって実の重量が減る分セシウムが濃縮されるといいますが、消費者にデータを示して科学的・客観的な安全性をアピールしても、ここに至って問題になっているのは主観による「安心感」。なかなか安心感を得られるロケーションにはなって来ません。 中間貯蔵施設が進まない中、仮置き場や仮仮置き場は除染には不可欠と言いながらも、どうにも割り切れない初冬の装いです。
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