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夕暮れ真近
福島市郊外にある福島大学で午後6時から所用、種類作りに追われて出発が遅くなり、夕方のラッシュ時に巻き込まれました。

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大都市近郊のラッシュとは比べようもありませんが、地方都市とて動かないときは動かないもの。「しょうがない」と多少遅れるのメールを入れて交差点越しの反対側にバラの花壇。排気ガスに負けないで、当目からでも綺麗に咲いているのが見て取れます。
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ノロノロ進むと、この辺りは自動車ディラーが集中している地域で、先ほどのバラの花の色をした自動車とその色を着た歩行者の方。結局、この先幹線道路に乗るまで、並行して向かうバラの色の歩行者と抜いたり抜かれたり。

田舎とて侮らず、特に「朝夕の移動は余裕をもって」と身に沁みました。今日はそのバタバタと作成した書類をもって朝一から仙台です。

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場外乱闘
獣医学部の新設を巡る疑惑論争も「読売」vs「朝日」の場外乱闘の気配も帯びてきました。
省庁事務方トップの事務次官に、直接圧力も掛ける方も掛ける方ですが、すべてにおいて「我々が判断するのが筋」と、神のごときにものの言いようの「役人の大親分」の言動にも、多少違和感があります。地域の要望や政治的な配慮しないと、国土のの均衡が取れません。地域エゴや政治家の利益誘導であるかを監視するのがメディアに望まれることで、どうも揚げ足取りに走っている気がしないではありません。


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さて、引き続きバラの話。閉店したレストランの看板に伸びるバラ、店舗は何か違う商売をしているようです。

果樹園に植えられたバラもあります。因みに、桃もリンゴもバラ科植物。梨もそうです、亜科は違いますが一応バラ科。

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そして、忘れ慣れないのがこの場所。近所の交差点の一般住宅、園芸愛好家らしく井戸水で散水していて、その水が枯れることはありません。
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6年前の大震災の時に、上水道が使えずに井戸水を頂きに行きました。ポリタンクが列をなすような状況でしたが快く対応していただきました。もちろん空からの放射能のことなど、知る由もありませんでしたが。


5月の薔薇
5月から6月にかけて、バラ園ととまではゆかなくとも、軒先、庭先、玄関先等々にに「バラの花」を咲かせる家があります。これが6月から7月にかけて紫陽花に変わり、向日葵、コスモスに受け継がれて行きます。

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向日葵、コスモスが1年性なのに対してバラは永年性、植えて管理すれば毎年そこに咲くので、植え主の「嗜好性」や「主張」のようなも尾まで感じられるのが面白いところ。

いつも通る道沿いなのですが、植え主の性格はおろか顔も知らないところで、「花の主張」を見るの面白いところ。
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窓辺、ブロックに色のアレンジ。一見殺伐としたコンクリートブロックに「生活の潤いを出したいのか」結構よく見かけるパターンです。
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プロパンのボンベの前に三色のバラが、このへんは都市ガスでなくてプロパンかと思いつつ、あのボンベの並びは業務用かなどと考えます。

青葉の杜の水力発電
共同研究先の東北大学農学部が、仙台市街地から青葉山の中腹に移転、工学部などと隣接することになりました。
移転以来2度目の訪問なのですが、午後1時の予定時間より少し早く着いたので昼休み時間に周囲を散策。

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上ってきた坂の反対側を降りると(おそらく)広瀬川河畔に、古風な建物と落水のパイプで小規模ながら水力発電所のようです。立て札を見ると「日本最古の水力発電所」とありました、入場無料の記念館も併設されていましたが時間の関係で、入場はしませんでした。
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日本最初の水力発電が東北にあるとは知りませんでした。紡績工場の動力源と電気化学によるカーバイトの製造を目的に設置され、その後に一般家庭などの電気供給い事業が映ったようで、この施設の反対側には東北電力の営業所。それらの施設も東北電力で管理しているようです。

カーバイトの方は光源から化学肥料の方に発展したようで、戦前最大の化学工業で化学肥料製造の日本窒素の母体になったようです。日本窒素はチッソと名を変えて「水俣病」を引き起こし、現在は事業は子会社に移管し補償のために存在するとまで言われています。

電気を動力源にする紡績もカーバイトも窒素肥料も、当時は先端技術だったのでしょうが、今は往時の繁栄は見る影もありません。このような自然エルギーを利用した発電は非効率と、先端技術と称された原子力に電力会社は走りましたが、廃棄燃料の処理さえままならないものが先端技術と言えたのかどうか。
原発事業の再編を目指す東京電力のプランに、地元で稼働するものは地元の企業が管理すると東北電力は(今のところ)拒絶したとのこと。

原発事故の廃炉と賠償に追われる東電と、かつての先端産業チッソが被って見えます。

クロ現
24日放送のNHK「クローズアップ現代」で福島産の米の風評被害を放送したとのこと。残念ながら私は同日は別件でテレビは見られず、迂闊ながらそのような放送予定も知らずにいて、翌日の見た人たちの感想を聞くばかり。

要約すると、消費者調査の数字では8割程度が福島産を気しないということですが、「安全」情報を信用していない国民もいる。流通業者は消費者の意向を「忖度」して、福島県産米としては売らずブレンド用や外食産業用として産地を明記しない販路に流すので安く売られるとこになる。との事のようです、見られた方このような内容で宜しかったでしょうか?
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例の何とか学園にしても、政府見解と前文科事務次官の見解が異なるという異常事態。文書を回してそれぞれハンコを押す時代からメールで一斉に通知したり、必要に応じてメールのやり取りをする時代に、メールの存在なり信憑性を問われるようになると、新慣行に従来の認識では対応出来ないことになっていて、その次元で文書が有った無かったの論議が起きるようでは、そもその情報とは何かということになるので、原発の許認可、設置、運用の当事者からの情報など「信用に値しない」と言うことになるのかもしれません。

当事者であり被害者である生産地の方は、それなりに一生懸命生産をしているのですが。
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「当事者であり被害者である生産地」の方も、事が風評となると行政区分で一様に被害にさらされると言う理不尽さ。もともと風評被害と言うものが理不尽の固まりには相違ないのですが。
その行政区分には関係なく、やってくるのが季節の家り替わり。今年もバラの季節が来ました。





猛暑のあと
3~4日次髄た猛暑のあとにようやく雨。ようやくと言っても1週間前にも雨が降ったので、今時の移動性低気圧の動きからすると「降るべくして降った雨」ではあるものの、季節外れの猛暑は挟まったため「ようやく」降った雨と言う気がします。

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小笹に水滴、庭石も濡らしていますが、笹の根が最近芝生まで入り込み少し困っていました。
庭の小笹程度なら「掘れば」ですみますが、農地脇の竹藪が農地を浸食して、耕作放棄に拍車を掛けます。逆に「耕作放棄が竹の根の侵入を促す」ともいえるのですが。そこに小動物が入り、食物連鎖で大型鳥獣が入り、農地の鳥獣被害につながる悪循環です。
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カーポートの屋根を伝わる雨が塀の間に小さな水溜りを作りました。本格的な梅雨はこれからで、本当の猛暑はその後です。
こちらの地方は田植えはほぼ終わりました。作業に長時間要する「大型稲作」の企業経営の田植えは6月半ばで掛かります。色々な形態で農業が持続する産業として残り、生活環境の保全にも役立ってもらいたいと思います。
季節性が
5月とは思えぬ、3日続けての猛暑です。福島駅前にある温度計、照り返しもあって気象庁発表の気温より高く表示されて、新聞やテレビでも「暑い」の表現で利用されるデジタル表示です。

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夕方に30℃は割った29℃台で、それでも十分暑いことを見てカメラに収めて戻り画像を取り込んでみると、なんと2℃の表示。いくら暑くともまだ5月、夏の会談には少々早いか。

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こちらはその駅前からほど近い予備校の玄関、以前は駅前のパチンコ屋があった場所。長らくその建屋を利用して「予備校」を開講していたのですが、何時の間にやら瀟洒なガラス張りのビルになっていました。入り口前にもプラタナスの若葉が繁り、なかなか勉学には適した雰囲気です。
信号待ちで、見るとはなしに見ていると「短冊」には合格実績。今年度ももう二月、前年度の実績を語っている時期でもなさそうですが。これも予備校のビジネスモデルなのか。

猛暑
初夏の訪れとともに、猛暑がやってきました。ただ相当暑いものの、身体にまとわりつくようなじっととした暑さではなく、どこか乾いた暑さなのでまだ楽です。
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「まだ楽」などと書くと、「こちらの身にもなれ」と、道路除染の方々に怒られそうですが。
ともあれ、こちらも「粛々と」進められているようです。「なんで今頃」と、要望と実施のミスマッチはよく指摘されることですが、現場作業の皆さんには、もちろん何の責任もありません。

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花屋の店先も、もう夏の花、と言ってもさすがに向日葵はまだありませんが。バラ、紫陽花、向日葵と段階を踏んで季節は進んでゆきます。暑さに気を取られていましたが、未だ梅雨はこの先です。

5月の道端
梅雨入りを前に晴天が続きます。道端で見る草花も入れ替わって来ました。

タンポポや山吹の黄色系から赤の目立つのひなげしの花。
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使われなくなったビニールハウスの骨組みの前。せめて花でも、と言う農家の心遣いか。

バラの花も咲き出しました。近頃は一般の住宅でも凝った「バラ作り」をするようになりました。

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冬の間は玄関先の変哲もない支柱に見えたものが、バラ用のアーチだったりします。今年のバラも盗撮にならない程度に撮影しておきたいと思います。

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さやえんどうも収穫最盛期、こちらは白い花を咲かせます。収穫は人海戦術、その向うには太陽光パネル。さらにその陰には除染廃棄物。まだら模様の5月の道端です。


何がめでたい
九十媼、佐藤愛子のベストセラー「九十歳 何がめでたい」残念ながら本編は読んでいません。以前は目的もなく本屋に行って、話題の本めぼしい品があると、そこそこ買って帰ったのですが。
最近と言ってもここ十年くらいの単位で言えば、調べ事はネット、どうしても必要な本はamazonと言う生活です。近所のコンビニで払い込みや受け取り、これだと不在になることを気にする必要がありません。このようなjことを「オムニチャネル」と言うのでしょうか、「マルチチャネル」などと言う用語もあって、正確に使い分けるためには知識が足りません。だんだん物覚えが悪くなる年代に理解しなくてはいけないことばかり増え、全く困ったことです。
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町の書店が大型化したかと思えば、スペースの大半がCD連たくのコーナーになったり、そのコーナーもTUTAYAを初めとする全国チェーンに押され気味か。
逆にTUTAYAが蔦屋書店として本の小売りまで行っています。市場が縮小気味なのに加えて大型資本も参入となると、書店も大変です。

上の写真は、新緑の山の向うに残雪の蔵王です。宮城・山形に跨り福島からも望めますが、全く地域の商売も県境どころは国境を越えての商戦となります。

先日お伝えした、新酒艦評で五年連続で全国一になってそのニュースに湧く福島ですが、そもそも日本酒の需要は年々縮小傾向。その中の需要を巡って国内酒蔵の攻防が続きます。昨今は「獺祭」なるヒットも出てきてそれありの活気はあるものの、フランスに出向いてワインのシャアを取るような規模ではありません。
書店の酒蔵も新展開必要ですが、福島の場合「風評被害」と言う他地域にはないマイナス要素の回復から始めなければなりません。縮小気味の市場の中でさらにハンデがあると言うのは大変なこと。
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昨日農業団体と商工団体等で、農商工連携による地方創生の推進協定を行ったようですが、山本地方創生大臣も全国的な六次化推進のなかで、原子力災害の風評払拭も織り込んだ発言をした模様。
商工業団体に「風評の対策もよろしく」だけではない、新しい施策必要と思われますが。


風評払拭
会議といくつかの打合せがあって、福島駅西口近くの複合ビルへ。複合ビルと言っても国・県・市の外郭団体、商工業団体、パスポート窓口もあって半官半民と言うより「官」に近い印象です。

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打合せを終えた夕方近く、1階ロビーまで下りると結構な数の報道陣。外へ出ても撮影クルーが機材の撤去中。要人でも来ていたかと思っても、警察車両やSPらしきものも見えず、夜のニュースを見ると「全国新種鑑評会」で福島県の蔵元の新酒が5年連続で金賞を受けた数が日本一だったとのこと。その数22銘柄でちなみに2位の宮城が20銘柄。
記録を見ると例年、新潟・宮城・山形などとトップを争っているようです。

ビル1階に観光物産館があるのでそこへの取材のよう、蔵元は各地に点在していて品評会そのものは毎年広島県で開催とのこと、ニュース映像を作る苦肉の策がここだったか。県庁でも何か記念イベントを行ったようですが。

しかし、残念ながら県内では「祝賀」のトップニュースでも、全国紙では大きくは取り上げられてはいない模様。で、福島県内酒造関係者のコメントは「風評被害の払拭に」と、原発事故で負った影を断ち切る材料にしたい発言が目立ちます。

全国紙のニュースを見ると「東電新計画」「電力再編」。事故を起こした側を助けることに腐心し、被害者側は自助努力か。復興需要とやらで、除染作業などは多くありました。広く言えば地域経済の底上げになったことは否定しませんが「食品」「観光」「農業」などは、復興需要と直接は関係ない業態。
まずは少々複雑な「めでたい」ではあります。

「5月と言えば」
五月雨もあがり、初夏の陽気位なりました。五月雨と言っても旧暦のことで、新暦でも今時分の雨を五月雨とと言うかは分かりませんが。中学生のころ、競馬の皐月賞が4月に行われるのが不思議でした。そちらの方面では「ませたガキ」ではありました。

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プランターに植えたミニトマトの苗が少し伸びて黄色い花を付けました。これは「アイコ」と言って、楕円形のミニトマトです。
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アヤメも咲き出しています。神社近くの休耕田を利用して「アヤメ園」にしようとしているようです。観光と休耕田利用「一石二鳥」と行きますか?
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信号待ちで車を止めた軒先の、おそらくマーガレット。これも、ちょっと見に似た花が多い品種です。5月に咲きだしたのでマーガレットだとは思うのですが。ガーデニングに人気の花ですが、何か無造作な感じで軒下を彩るのもこの花の魅力か。色取り取りとは違う趣きがあります。
新緑のキャンパス
2月は雪に覆われ、前月は桜の中だった米沢市のキャンパス、今回は新緑でした。県境を挟むとは言え「隣の市」、しかし福島ではほとんど散ったハナミズキもこちらは白も赤の花もまだ咲き誇り、半月程度の季節差がありそうです。

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重文に指定されている米沢高工時代の本館の欅もすっかり緑です。
別に福島や山形だけのことではありませんが、私達の現役の学生時代は、田舎の国立大学生といえば「ダサさの象徴」みたいな取り扱われ方で、スニーカーならぬ白いズックとひざの丸まったジーンズとよれよれのジャンパーのイメージがあったのですが、今やZOZOTOWN等々で全国一律の情報と商品購入機会。見た目には渋谷のスクランブルを歩く学生も地方の国立大生(正確には現在は国立大学法人ですが)おじさんには見分けがつきません。
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加えて、ちょいとおしゃれなコーヒーラウンジまで出来ています。
逆にスマホで発注で直ぐ届く通販などで、地方都市でファッション雑誌から得た情報で流行に乗ろうとしていた若者(に限りませんが)が集まるような、「こじゃれた」衣料品は経営が成り立たなくなったようで、姿を消してしまいました。これもまた寂しいような。

雨に散る
週が明けても雨、もっともこの後は初夏の陽気が続くようですが。
桜の後、白と赤の花をつけた「ハナミズキ」もほとんど花を落としました。ほぼ、赤と白の花の木が交互に植えられた街路樹も、少し花を残すばかり、見ると残っているのは白い花、白い花の方が寿命が長いのかただの偶然か。

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桜が散る頃咲き始めたので、ほぼ一月咲いていました。

さらにそのあと咲き始めたツツジも雨にあたり散っています。

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ツツジは街路樹と言うわけには行きませんが、住宅の生垣には見かける花、5月と言えば薔薇ですが、残念ながらまだ見かけません。
近所には赤い郵便ポストとピンクの薔薇がマッチしたマイクロスポットがあって、毎年通るのを楽しみにしています。今年の郵便ポストは「赤字の赤」に見えなくもないのですが。



田園風景
5月中旬、田植えが最盛期です。あいにく雨の週末でしたが、この二日で苗が風にそよぐ水田が増えました。しかし、さほど田植えが週末に集中しているように見えないのは、稲作も専業化が進んでいるのか、田植え機が乗用化して小規模兼業では買えなくて作業を委託しているのか、サラリーマンは定年退職で年金+農業の生活なのか。

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福島、宮城県境近く、こちらは田植え終了でまだ頼りなさげの苗が風になびいています。奥に見える小高い山が、頼朝軍と平泉藤原勢との古戦場、ここで武勲をあげた頼朝に従って常陸から来た一族が、恩賞でこの地を与えられ「伊達氏」を名乗るようになります。
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今の時期の水田の特徴、まだ水を入れたばかりの「代かき」前、、「代かき」を終えて田植えを待つ水田、そして田植えを終えた水田。田植えを終えても水の管理には気を使います。特にこの週末のように気温が下がった場合は、深水管理で保温に努めなかればなりません。
しかし、深水にし過ぎて苗場水に沈んでしまうのでは仕方がないので、頃合いが大変です。ですから田植え前の「代かき」時で、凸凹なく平らに地表を均すことが大切です。田植え前も田植え後も稲作農家は気が抜けません。
藤とツツジ
藤やツツジの時期になりました。今日は山形明日が横浜と出張続き、相手は高名な研究機関、データを揃えるのも大変です。

出羽路の藤の花、出羽路と言ってもまだこの辺りは福島県内ですが。午後早くの到着のためにお昼を通しての移動中、コンビニのコーヒーで山の藤を見ながら暫時休憩。
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藤の花と言えば「藤棚」ですが、蔓科植物の藤が山の雑木に絡んで、山間に藤色の花を咲かせていました。
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人為的に作った藤棚とは違う、いかにも自然の中と言った魅力はありますが、逆に言えば山林に人の手が入らなくなった[山が荒れる」とも見れる現状で、その点複雑です。

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帰社後の住宅街の中で見た花壇のツツジ、住民の管理か、道沿いに綺麗に咲きだしました。雑木に絡む藤と真逆な印象です。野生と管理、人間と動植物の付き合いも色々と複雑です。




いくらなんでも
久し振りの雨を待っている昼下がり、急に出さなくてはならない文書が出て昼休みに郵便局へ。
明けは朝方少し降ったものの、お湿りにもならない量で、言うならば空振り。小学生も傘を手に持っての下校です、どう言う訳か女子も男子も3人組の下校で、もしもの「声掛け」対策で学校の指導でしょうか。それともたまたまなのか。

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女子の3人組も何やら郵便局の角で何かを見せ合っています、午前中で授業が終わったのでしょうか。一人横顔が写ってしまったのでアップはしません。

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その下校路では「道路除染」、以前の写真ではありません。まさにリアルタイム、「除染はしません」と予算を返還した自治体もあるそうですが、「少しでも住民の不安解消のため除染は続けます」と言う姿勢は買うにしても、「今まで何してた」と言う気もしないではありません。
今までは「公共施設」「個人住宅等」除染で「これは道路除染、正確には道路脇の側溝から土砂を上げています」の対応ですが、通学路と言えば学校に準じて除染を急ぐ場所のはず。
とりあえず、作業ご苦労様と言うしかないのですが。


花は散っても実はのこる
懇意にさせて頂いている果樹農家の梨園を通りかかったら作業中。

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この前まで、雪でも積もったように梨棚を覆っていた白い花がすっかり散って、新緑と小さな実が現れていました。今年は遅霜の被害もなく順調な様子は「ご同慶の至り」、と簡単に言いますが、農家にとっては風が吹いた、雨が降らぬと心配のタネは尽きません。


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梨畑を拝見しながら「花は散っても実はのこる」という古い歌謡曲の一節を思い出しました。調べてみると唄っていたのは「吉永小百合」、朝ドラ「ひよっこ」の時代の歌でした。
先日紹介した、児童数減少によって閉校になった小学校。それらの学校が子供であふれかえっていた頃の話でそこから50年、その労働力が日本の経済成長を支えたのですが、既にその年齢も一線を退いて久しくなります。
しかし、農業はまだその年代に支えられていたりするのが何とも寂しい現実になります。

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朝ドラならぬ、テレ朝系の石坂浩二主演の昼のドラマも話題の様子、残念ながら視たことはありません。
マスコミが伝える出演女優陣を聞くと、ちょっと視るには勇気が要りそうです。梨の古木に枝を接いで新しい品種を育てます、人間はそうはゆかない悲しさ。「昔は美人だった」思い出の世界で生きていくこともあります。

ちょっと違う
福島の山火事は鎮火しましたが、国内各地で山火事は発生しています。カラカラ陽気にフェーン現象、降雨の少ないことがこちらの方にも影響しています。

福島の山火事は原発事故の避難区域だったこともあり、セシウムの再拡散までネットで取りざたされました。

元素が火災程度の熱源で、どうにかなるとは思えないのですが、これまでも、「安全」「問題ない」「承知してない」と言っていたものが「実は」「探したらデータが出てきた」と、事態が豹変する実態を度々見てきたので「無責任な書き込み」だけを問題にするのは、「ちょっと違う」と思えなくはありません。

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とにもかくにも「元東電社員」なる書き込みで、せっかくの連休に水が差された感はありますが、復興に向けた取り組みも行われています。原発事故現場から相当離れた中通りの宮城県境ですが、国産の桃を抱えて相当な風評被害い合いました。
通りに賑わいをもたらそうと、国道4号線に「道の駅」を開業。5月3日のオープンから、メディアの報道もあって相当の人出があったようです。
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連休の最終日の夕方、駐車場の隙間を値付けて寄ってみたのですが、やはり結構な賑わい。しかし、「継続して人を呼ぶためにはこれからが大変」と言う見立てもあります。

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連休明け
連休明けから商工団体で会議です。「農商工連携」に関する継続案件、ずいぶん言い古されてきた感がありますが、いまなお原子力災害の後遺症が残る福島にとっては、重い重いテーマです。

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連休明けを象徴するような写真。元気に空を泳いでいた(と思われる)鯉のぼりが、軒に干されています。今年は別に雨にさらされたような事もないのですが、黄砂の中を泳いだので洗濯されたのでしょうか。とりあえずお疲れ様と言ったところ。


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連休中に庭の様子も変わっていました。牡丹も咲いていました、牡丹はたちまち花びらを散らすので、次の週末では落ちたあとだったかもしれません。

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西洋ツツジアザレアの赤い花も咲き出しました。まさに和洋折衷の庭、日本のツツジも咲き出しました。


山門
日本国民には平均的な、つまりあまり信仰心はありませんが、一応仏教徒です。
亡くなった父が長らく寺の役員だったこともあり檀徒の総会出席のため上山、上山(「かみのやま」ではありません)。山門(寺の玄関)を潜ることを上山(じょうざん)と言うのらしいのですが、少なくともネットで調べられる辞典や変換には出てきません。

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山門はお寺の玄関のことを表す言葉で、平地にあっても「山門」と言うのだそうですが、菩提寺は坂を上った場所にあって背後は墓地、まさに山門です。

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下から見上げると鐘楼も新梢に覆われてきました。ご住職のお勤めは「般若心経」、このお経は気に入っています、短いので。何とも罰当たりな檀家です。
黄色の大地
連休も大詰め、田んぼにも水が入りだしました。ほぼ平年並みに咲いた桜の後は桃のピンク。梨、サクランボ、リンゴと白い花が咲き、リンゴの花も散り始め、果樹園も緑1色に変わります。

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「黄色い山吹」は土手にぶら下がるように垂れて咲くのですが、どう言う訳かこの山吹、畑の真中に立っています。

畑の黄色と言えば「たんぽぽ」、雑草としては根が深く少々厄介なのですが。
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キャベツ、白菜、かぶなどアブラナ科の野菜も、トウが立つと黄色い花を咲かせます。白菜など結球した野菜の収穫が遅れると「茎立ち」状態になり、その茎立ちを「おひたし」等にすれば、おいしい「茎立ち菜」にもなるのですが、ここまで伸びきってしまうと生食用にはなりません。
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もっとも、マニアックいや工夫をして野菜を食する方々も多いので一概には言えませんが。

淡い緑に黄色い花が点在する5月初旬、ここにも黄色い花がありました。
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日に日に淡い緑が、その色の濃さを増して行きます。






盆地の晩春
気温的には初夏の気候です。暑いくらいの日が続きます、吾妻小富士の残雪「雪うさぎ」もずいぶんスマートになって来ました。

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暑さを凌ぐには、丁度良いくらいの風もあって、鯉のぼりが元気に泳いでいます。広島東洋カープも元気ですが、意外なことに楽天も勝っています。2番と5番が打っているとはいえ、やはり投手がそこそこ押えています。春好調のカープが元気なのは鯉のぼりの季節までと言われていましたが、去年は秋まで行ってしまいました。
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この白い花は、サクランボ。早生種は今月末から出荷です。桃畑のピンク一色の後は白い花、スーパーには一足早い輸入サクランボですが、温室栽培の促成の国産物はなかなかスーパーには置けません。因みに温室・加温等で生育を早めて、季節に先立っての栽培を「促成(そくせい)」、寒さに向かう中遅らせて栽培するのを「抑制(よくせい)」と言います。

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こちらはリンゴの花、リンゴは夏から冬まで品種によって収穫時期が多様で、特に初冬に収穫される「富士」は貯蔵も出来るので栽培によって収穫時期を変えるようなことはあまり聞きません。
しかし、お歳暮時期にも重なる「富士」の栽培面積が多くなりました。料理に使うなど特殊な用途用の品種の栽培が少なくなって来ていて、「酸っぱいのが欲しい」などの対応が大変なようです。
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まずまずなんであれ、咲き乱れる花に覆われた盆地の春は、これから花から新緑に代わって行きます。





端午の異変
好天に恵まれ、穏やかな大型連休です。
前にも書いたように、さすがに連休田植えは少なくなりましたが、中旬以降の田植えに備えて水田に水が入りだしました。「代かき」がはじまります。
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田んぼに溜まる水に青空が映ります、一気に水が入らず染みこむように水田の土を覆う水に「このところ雨が少ない」と、その原因を言う人もいますが、それほどの水不足という話もまだ聞きません。

しかし、「雨が少ない」のが原因の一つになっているのが延焼中の山火事。浪江の避難区域の山林火災が自衛隊がヘリで散水しても消火に手間取っています。
阿武隈山地を縦断する県道を走っていると、自衛隊の災害救助車両が。震災のあと救護のために走っていた車両を久し振りにみました、。

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新緑と言うには、未だ淡い黄緑の山間を、おそらく火災の現場に向うのでしょう。火災の原因は「落雷による」とも言われていますが、例によって「放射能拡散」なる怪しげな情報も飛び交います。
5月の青空とは逆に、いつまでも暗雲のように覆う原発事故の後遺症です。

芝生のような
東北地方も山間部の方から、田んぼに水が入りだしました。
以前は早く植えた方が、稲の分けつ(稲の茎が多くなる)を確保するために早植えが奨励された時期もあって、五月の連休は田植え時期の時代もありましたが、昨今は少し落ち着いて10日過ぎからのピークに戻りました。

連休の田植えは、労働力の確保の意味もあったのでしょうが、そもそもサラリーマンをしながらの稲作も、定年退職したので関係ないという見方もあります。確かに団塊世代の大量退職後に田舎の産業構造も変わったのかもしれません。もっとも「苦労して米を作っても販売価格が安い、」裏返せば「少々の面積を作って自分で食べるより買った方が安い」。という、稲作をめぐる構造自体が変わってきました。
もっとも、そのような構造転換が無ければ、日本の農業生産は世界標準から益々遅れると言う指摘もあって、それら事実でもあるだけに政治から個々の農業経営、ライフスタイルまで含めて判断が難しいところです。

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大型稲作農家では、田植え期間に日数が必要なため、やはり少々無理してでも早い時期から田植えをはじめなければなりません。
別件で伺った大型稲作農家、育苗棟の中でも稲の苗がゴルフ場の芝のように生えそろっていました。
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秋の黄金の絨毯までは、まだまだ苦労は尽きませんが。
見る人もなく咲く花
ある意味、桜以上に「小学校」「幼稚園と馴染むのが「チューリップ」。学校には桜の木はつきものですが、桜の満開が4月中恂になる東北では、入学式に桜と言うわけには行きません。

で、幼稚園や小学校に入ると下したてのクレヨンで書くのが「チューリップ」、赤や黄の原色で半円を描いて、上半分をギザギザにすればチューリップらしく見えます。遊技場のチューリップに馴染むのは、そのかなり後の話。
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小学校の通路に咲くチューリップ、正確には「小学校跡」になります。この3月で140年あまりの歴史を閉じた小学校、この地域5校が同時閉校、子供は町中心部の小学校に通います。
おそら例年と変わらずに作年も球根を植えていたか、昨年咲いた花の球根が分球して新しい花をつけたのか。葉の勢いが余りないので肥料不足かもしてません、雑草のナズナに巻かれだしているので子供やPTAが駆り出され、て草けずりをしていた去年までとは違います。

50年前は300人近くいた小学校も閉校時には1桁の児童数。文字通り「丸二つ」違う実態、何年後には日本の人口が1億人を割るとか、8年万人台になるとか半減するとか。
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「未来予想図」が、静かな山里の閉校後にも佇んでいます。廃校舎の再利用案も固まっていないと言うことです。