プロフィール

Author:幕田武広
アグリSCMホームページ
http://www.em-orga.net/

 最近の記事

 月別アーカイブ

 カテゴリー

 リンク

 ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 ブログ内検索

20兆円を超える
近所の復興住宅の工事が急ピッチです。ずいぶん夕暮れも早くなり、今の時期特有の鉛色の空から、陽が差したり雨が落ちたりの天候の中、クレーンがその空に伸びています。

DSC_6664.jpg

復興の槌音なのか、不条理にのた打ち回る怪物のようにも見えます。
昨日も書きましたが、「廃炉」「除染」「賠償」で20兆を超える金額が必要となる予想とのこと。「兆2兆と豆腐屋でもあるまいし」と小池都知事が啖呵を切った東京オリ・パラも、都も持ち出しが3兆円を巡る攻防。単純計算で、オリ・パラが7回できる勘定。
おそらく、このような復興住宅は20兆からすると微々たるものとは言え、その中に入っているのかいないのか、中間処分場は入っていたのですが但書きは無かったので、おそらく含まれてはいないのでしょう。

DSC_6666.jpg

日本の年間税収は40超円ちょっと、廃炉がこれから膨らむでしょうから、年間税収の半分をつぎ込まなければならない現実。多少こじつけ・強引でも新電力にも費用を負担せなければあらない事態も、金額を見ると明らかです。

しかし、東電や政府。これだけのことをやらかしたという自覚があるのか、「言うことは他人ごとのよう」と感じる報道が多いような気がしています。
スポンサーサイト
オリンピックが7回やれる
朝方、移動途中に虹を見ました。もっと早い時間にも虹は見つけたのですが、場所が変わるの虹の形も変わります。
綺麗なアーチ状にくっきり、その前に見た虹は、天に昇るような垂直に立つもの。

DSC_6657.jpg

交差点での信号待ちの写真なので、虹の全容をご紹介出来ないのが残念です。
朝から虹のようなきれいなものを見ると、その日一日が運にも味方されそうな気がするのですが、朝の新聞で気の重くなる記事を見ると逆の気分になります。
最近のネット社会は、別に新聞を待たなくとも大ニュースは入手できて、新聞で後追いに解説を読み比べ全貌を推測すると言うのが通例ですが、以前からある政府・官公庁等が「言い難いこと」は、新聞にリークさせる習慣は残っています。

別に経産省や復興庁の正式な発表ではないのですが、「原発事故費用が予想より大幅に増える見込み」と全国紙が書いています。こんなことを大臣に記者発表させるわけにはいかないと言う配慮でしょうか。

DSC_6660.jpg

現在は市内の至る所で道路除染中、厳密には側溝の汚泥除去が主な作業のようです。
一方的に放射能を拡散させたので、「それ以前の状態に近づける」当たり前の作業なのですが、事故から5年でもう少しで丸6年で「遅きに失してませんか」とは言いたくなります。

処理費用予測の大幅増額の主たる原因は、どう見ても廃炉費用で「調査が進むにしたがって予想費用が膨れ上がった」というものではなく、最初から予想も予測も出来る状態ではなく、反発が来ないように小さめに(といっても巨額ですが)出しておいて、後付けで修正を加えているようにしか見えません。

DSC_6662.jpg

事故処理費用ということでそれに「賠償」「除染」を加えて、一気に公表というのも何か釈然としませんが、国民の怒りを煽らないような「苦肉の策」であることは察せられます。
巨額に上る事故処理費用発生の一端が「せめて事故前に戻せ」と言っている福島県民であるような印象だけは、どうしても避けてもらいたいものです。

初冬暮色
鉛色の雲も、冷たい雨を落とすようになりました。すっかり初冬の佇まい、いつ雪に変わってもおかしくありません。

DSC_6654_01.jpg

いつも止まる信号、街路樹に蔭になる信用金庫の本店社屋ずいぶん見通せるようになりました。5月の新緑まで見通せます。

DSC_6655.jpg

古い建物に這わせた蔦も、赤と黄色「蔦も紅葉・落葉するものだ」と気づかされました、品種によるものかもしれません。「古城のよう」とは言いませんが、「洋館」くらいは言えるかもしれません。

DSC_6656.jpg

止みかけの雨に、「傘を差そうか仕舞おうか」迷う小学生も、なんとなく気持ちがわかって面白いところ。実は向うから来る同級生(かどうかは分かりませんが)の傘が閉じていたからです。学校の少し手前、公民館の前です。
笑顔の向こう
イベントに併設された、農産品マルシェ。売る方も買う方も笑顔で、なんとなく癒されます。

DSC_6640.jpg

価格も魅力ですが、作り手・売り手の人間性も垣間見えるのが面白いところ。東日本大震災での原子力災害に関るイベントでの一コマ。

DSC_6645.jpg

このサツマイモはKg300円、電子秤を持ち込んでの販売です。1kgちょうどにはならないので、「おまけ」がついて回る販売。この辺もマルシェの魅力です。

DSC_6646.jpg

一過性のイベントは良いのですが、消費地へのまとまった出荷、継続的な販売となると課題も山積。地元福島大学も「食農学部」ということで、新しい地域農業のための新学部設置ですが、平成31年度開学でそこからの教育人材育成になります。
ちょっと長期戦の復興戦略です、もっとも廃炉も40年計画ですが。
ちょっと笑ってしまいました
東京の知り合いのフェイスブックを見ると、今、東大の駒場祭。東京はまだ秋の文化祭シーズンのようです。こちらではまだ降っていない平地の雪が降った東京も、フェイスブックの写真で見る限りまだ秋(先週1週間は東京・横浜居いたのですが)。駒場の銀杏もまだ黄色、写真からも独特の匂いが漂ってきそうです。

DSC_6635.jpg

東北はもう冬の佇まい、まだブラック・フライデーなる流行りものも到来ぜず、まだ4時代でも夕暮れ間近になるとクリスマスのイルミネーションが点灯します。

あまり、光に乏しい商店街こそ返ってっ目立つようなところがあって、一面の光の海ではなく「ちらほら」と言うところが、何とも情緒(?)を感じてしまいます。

DSC_6638.jpg

笑ってしまったのが、農業用のパイプに「きゅうりの蔓」ならぬ「電飾」を這わせたイルミネーション。これなら真暗いところ、でいきなり出現すれば、お伽の家は無理にしても「光のトンネル」には見えそうです。
国会では、年金法案やなんやらに交じって農協改革も論議されていますが、農業資材も使いようということで。

寒波襲来
一足先に寒波が来ました。昨年も11月末に降雪があって、たまたま自動車で出張の予定があって大慌てでタイヤを交換しました。
その後雪が降らず、ほとんどスタットレスタイヤが機能しませんでした。
2年前の2月の大雪を除いて、ここ何年か寒い冬が来ていません。「温暖化」と言えばそれまでですが、夏暑く冬寒くないと農業ではどこかに障害が出ます。
今に至る野菜の高騰も、9月の長雨の影響が大です。もっとも、2年前3冬前の大雪は東京のイベント出展の時に遭遇しました。ビックサイトからの帰り「ゆりかごめ」が立ち往生したときには、このまま帰れないのかと肝をつぶしました。過度の雪や雨はやはり禁物ですが。

DSC_6619.jpg

長雨以降に蒔いた、冬野菜の種も穏やかだった10月以降の天候で比較的順調です。野菜の相場は怖くて、物が潤沢に出回ると価格が暴落して、特に原子力災害以降特に福島産が標的にされます。3割の消費者が買い控える「深層心理」があるそうです、「止むを得ません」ですむ話ではないのですが。

幸い、この農園の様な手作りの野菜を楽しむ家庭菜園は無縁といいたいところですが、「東京の息子に送ると嫁が嫌がる」という声もあります。
ともあれ、この寒波で野菜に甘味が乗ってきます。穏やかな秋だった分「害虫」の発生もありましたが気温の低下とともに害虫の方も目立たなくなります。

DSC_6622.jpg

白菜もこれから巻が強くなって、暮れにかけて結球してきます。化学肥料を使わない分、やはり甘味が違ってきます。
現在の商品流通では、それが評価の対象にならない悪弊があります。

DSC_6621.jpg

ネギの間に厚くしかれているのが堆肥。いくら化学肥料を使わないといっても、下手な有機質をこれだけ使えばかえって野菜が劣化します。使用する有機物のそれこそ「質」が問題、そこから組み立てないと、良い農産物になって行きません。
生きがい農業
国際競争を視野に入れた大型農業だけが、国内の農業ではありません。事業目線ではない「生きがい」や「健康」「楽しみ」のための菜園もあります。それは「業」ではないとの視点もあるので、農業と言わず菜園としておきます。

DSC_6625.jpg

福島市郊外で菜園を楽しむ「わくわく農業倶楽部」、この歳でも(失礼)わくわくできるのがこの菜園のいいところ。別に規定があるわけではありませんが、化学肥料は使わず大方こちらで供給する有機肥料で栽培をしています。

DSC_6631.jpg

技術指導している当方が、出来栄えを褒めるのも「自画自賛」になってしまいますが、でも出来栄えを褒めると「おみやげ」がついて来ます。
資材を買っていただいて(もちろん金額的には大きくありませんが)、「先生」と呼ばれて(それは止めて下さいとは言っています)、おおもやげの野菜までついてくる、全く「結構な身分」です。

消費調査では「福島産を買わない」という回答が3割、そもそも「売っていない」と言うのが2割。売っていないのは「店舗で売れ行きが悪いので仕入れないと」いうこと。おそらくはランダムに消費者を選んだものでしょうから、対象者が有機農産物指向などだとこの割合いは跳ね上がります。

DSC_6634.jpg

この倶楽部も、震災の年には会員が0になりました。「家に持って帰ったらかえって怒られる」という事情。
消費者心理はともかく、楽しい菜園を続けましょう。
トランプ旋風
結果オーライなのか、嵐の前の静けさなのか、トランプ氏当選の後は円安/株高となりました。クリントン大統領と織り込んでいた株式市況も大統領選挙直後の下落の後は続伸続き、戦々恐々としていた経済界も一応安堵の運びになったものの、先々は予断を許さないと言うのが大方の見方です。

DSC_6615.jpg

早速、アベノミクスの目玉と目されていたTPPについて「公約通り米国は参加しない」とトランプ氏側の発表。かたくなに、TPP反対を叫んでいた農業団体は一応安心か。政府の介入を拒んでいたJA改革もあって、まずはJAにとっては喜ばしい発表だったようです。

なにも、「TPP歓迎」と言う気はありませんが、国際競争を視野に経営改革を進めていた農家にとっては少々複雑か。大規模化などの経営改革を進めていた農家でも、外国から余分な競争相手が来ない分メリットには違いありませんが、農業改革やJA改革が足踏みするのも「痛しかゆし」。

DSC_6614.jpg

モンスターが来るぞと身構えていたら、ちょろちょろ走る「ネズミ」と闘う羽目になったようなもの。「ネズミ」はモンスターより戦いやすいかといえば、これが「既得権」と言う鎧を着た難敵だったりします。

DSC_6612.jpg

今日伺った、作業委託まで含めて50haを作業する農業企業、家族の他に常時雇用の従業員もいます。しかし、このままEUも含めて保護主義が台頭するとも思えず、この大型経営に舵を切ったことは、将来的に報われるのではないかと思いますが。

企業経営に舵を切って破綻が相次いだ農家の植物工場参入、経営上の「判断ミス」とは言い切れない複雑な問題が、そこかしこに存在します。
落ち葉を掃くひまもなく
まさに晩秋から初冬、落ち葉が溜まる一方です。山林の落ち葉は腐食して土に帰るのですが、庭の落ち葉はそうも行かず、「落ちれば掃く」の繰り返しです。

DSC_6604.jpg

このところの出張続きと週末のイベント、微妙な風の影響で堪る場所には堪り、芝の上は散らしたように一面の落ち葉。これでは早起きでもして掃くしかありません。
これがご近所にも蒔き散らすようなことになると、ご迷惑が掛かってしまいます。越してきたころ「ブラインド代わり」と思って植えた木々も結構成長してきて、見るとお隣の芝の上にも落ち葉が散乱しています。塀を跨いで掃除に侵入するわけにも行かず、心苦しい限りです。

DSC_6606.jpg

原発事故の年に、とても営業できないゴルフ場が東電に対応を求めたところ、「セシウムは無主物(持ち主なない動産)だから東京電力で対応する責任はない」といって大顰蹙をかいました。
さすがに「無主物です」と言う度胸はなく、せっせとせめて飛散しないように掃除に明け暮れたいと思います。

里山の晩秋
港横浜から打って変わって「福島の里山」。都市と農村の交流事業を県から受託したNPOへ行きました。

DSC_6598.jpg


被災地支援、援助と言いながら、IT大手に声をかけたものの「個人で行くなら」と、色よい返事はもらえず中小企業の団体から参加者を募ったツアー事業に呼ばれて行きました。
晩秋から初冬の佇まい、廃校を利用してNPOがイベントホールやパン工房、宿泊施設を設置したその名も「里山がっこう」。
田舎は田舎なりにがっばって、交流を支援する県も職員を参加させ「やる気」をみせています。

DSC_6602.jpg

しかし原子力災害の爪痕は生々しく、すっかり晩秋の定番風景になった廃棄される干し柿原料。あれから何度目の秋か、いつみても切ない風景です。経済は生き物、何年か生産流通が遮断され、それが復活したとしても日本人の胃袋が増えるわけではなく、その間の代替えルート、商品が既に存在しています。さらに、放射能のイメージだけが残る被災地にとってそれらの克服は容易ではありません。
田舎の豊な自然や人情を求める「交流人口」に見せられた風景ではないのですが、紛れもない現実として、未だ横たわっている福島です。
横浜のこと
火曜日の朝に始発で上京、金曜日の終電近くで戻りました。首都圏のイベントに出展、東京の会場は平和島の流通センター、横浜はパシフィコ横浜、距離的には近いのですが、「モノレール」「バス」「私鉄」「JR」入り乱れる地域なので、路線検索が大変です。展示品を抱えての移動なので、歩くのは苦にならないのですが、一応最も近い駅を利用してモノレールで浜松町に戻って京浜急行で桜木町まで。

DSCF2115.jpg

観光でしか味わえないような「エキゾッチック」な空間を、通常のビジネス空間でも味わえるのが横浜小魅力なのですが、たまたま横浜滞在中にメディアで取り上げられていたのが原発避難の子供がいじめに遭っていた事件。
たまたま、イベントの開始時間が10時だったため前準備も含めても朝の時間帯に余裕があり、普段見ない(見ようもない)朝の情報番組を見ていたら、福島からの避難児童が横浜で「いじめ」に遭っていたの放送。

DSCF2126.jpg

たまたま、泊まっていたホテルお前のビルに「ふくしまカフェ」と言うノボリが立っていて行ってみました。避難者の交流目的で好意で設置されたのだと思います。しかし、横浜のご当地カレー「馬車道カレー」がメインメニューで2日遅れの福島の地方紙が置かれ、後は多少の民芸品と自治体発行の広報誌のコピー。避難の福島県民が集っている様子もなく、「ご厚意」は感謝しつつもこれで福島の痛みに共感し、支援していると言われても、あのいじめに対する教育委員会の対応はなに!と思うところです。

DSCF2128.jpg

教育委員会の記者会見には菅官房長官も、対応は遺憾という発言をしたようですが、何かとテキパキと対応する林市長に対して何とももっさりした教育委員長の受け答えはやはり「違和感」を感じた人も多かったようです。

子供が脅し取った150万円と言う金額もさることながら「ばいしょう金もらってるんらろ」という子供の脅し言葉に、何とも言えない福島の悲痛な立場が感じられます。
旅に出ます
東京平和島の東京流通センター、そして横浜のパシフィコ横浜と展示会出展やそのお手伝い。[旅]と言ってもそんなもんですが、計4日3泊の出張です。

DSC_6586.jpg

周辺のリンゴ園では、代表品種「富士」が収穫を待つばかり。中生種の「王林」や「ジョナゴールド」は収穫を終えました、富士系のやや早めに収穫される「やたか」がもう直ぐか。

DSC_6589.jpg

もう少し冷え込みを待って、果汁が濃縮する「蜜」が入るのを待っている状態。去年は場所によっては今の時期の風で落とされました。風は場合によっては局地的な突風になるので困ります、隣は大丈夫でもこちらは落ちた、ということも有り得ます。落ちないまでも、果実同士や枝に当り商品価値が損なわれることもあります。

と、りんご畑を撮影しているとベビーカーに乗った2歳くらいの女の子、ブロンズの髪が印象的です。ベビーカーを押すお父さんは黒髪ながら外国人「daughter」と聞くと嬉しそうに撮影を許可してくれました。ネット社会の映像権、UPは遠慮したいと思います。

廃炉とトリチュウム
仙台の続き、会場でブースを撤収して帰路に着くころには陽もとっぷり暮れて、漆黒の闇に浮き上がる銀杏の木。これが、日中歩くと独特の臭みや散らばる落葉も目に付くのですが、暗がりと周囲のネオンや車のヘッドライトで程よく銀杏の葉の黄色が引き立ちます。

DSC_6583.jpg

同じものを見ても、周囲の環境で「いろいろな形に見える」というのが何とも示唆に富みます。

と言う前振で今日も東電の話。東京オリ・パラ同様、「原発事故の後始末」も当初の費用予測がら大きく増えて、大なりとは言え民間事業者の東電では賄えない金額に、「民営とは言え国の政策である」と、東電が開き直ったのはご承知の通り。
一理あることなので、一義的には東電の責任としながらも国等も応分の責任は負うとのことで、広く新電力まで含んだ電力事業者にの課徴すると言うことです。つまりほぼ全ての電力料金に諸費用を上乗せすると言うもの。

さらに、汚染水の浄化で除去できないトリチュウムは「法定濃度以下に希釈にて海洋放出をする」という方向で有識者に意見を伺っている最中のようなものです。ヒット映画「シン・ゴジラ」では、集められた有識者は「箸にも棒にもかからない」オタク集団でしたが、今回の顔ぶれを見ると知った顔もあるので、そこまで言いませんが。

この分だと「審議は尽くした」という名目で「希釈して濃度は低下しているので流します」ということになるのでしょう。いくら薄めても放出の絶対量は変わらないので、太平洋上で薄まるのも理屈は一緒なのでまったく不思議なロジックですが。

DSC_6585.jpg

で、福島の農業者が現在怒っているのが農業被害の賠償の打切り。他県から見ると「まだ賠償があるの」と見えるでしょうが、現在農地除染の真っ最中で、耕作土壌が削られ農産品は買い叩かれます。
この先買い叩きや買い控え、農地再生ひいては経営モデルの再構築まで、あと何年かかればひょっとすれば何年かかっても不可能かもしれない状態で、「賠償を2年分支払うのであとはそのあと相談しましょう」と言う東電の提案にJAなどは「NO」と言って断ったと言う報道です。
事故当事者の東電が、うちは民間なので助けてくれ、税金をつぎ込め、広く電力料金に上乗せしろ、廃炉には40年かかる、農業は2年で建て直せ、といわれれば事故被害者の農業者方は怒るのはそれは当たり前だと思うのですが。

毎月11日
震災から〇年〇月というのが、毎月11日が来るとメディアが取り上げる福島の話題。1年刻みの3.11や半年の9.11ならともかく、毎月だとちょっと痛々しくなってきます。

過日、イベント出展で仙台へ。会場の駅横の高層ビルから見ると仙台は着実な復興が見て取れます。もっとも地元の見解はこれも多様に分かれるのでしょうが。上から眺めただけで勝手なことを言うなと言われると「はい、すみません」と言うしかないのですが。

DSC_6580.jpg

とりあえず、破壊的な地震と津波で物理的な損失、そして失なわれた人命は取り返す術はありませんが、遠く沿岸まで見渡すと少なくとも津波の痕跡は見えません。

DSC_6579.jpg

復興と言っても原発事故処理が絡む福島とは、少々異なることかも知れません。「事故の1号機の放射線の拡散を防ぐ覆いの最後の1枚が取外れれました」とニュースは伝えますが、これが40年とも言われる廃炉まで続くとなると少々気が滅入ります。
もっとも、「事故を忘れてもらっては困る」と事故の風化を訴える声もあります。これも当然のことですが。

DSC_6578.jpg

ビルの間から楽天のマークが見えます、野球場「コボスタ宮城」。田中マー君が大リーグに行ってから低迷続く東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地。そこからすると、前田健太のドジャース移籍でもセントラルを制した広島東洋カープは立派。同じく地方の中核都市仙台も頑張って欲しいものだと思います。もちろん福島もですが。
トランプか
9月の長雨の影響か、「紅葉がもう一つ」と言われた今年も秋の深まりで紅葉も赤味を増してきました。

DSC_6563.jpg

今年も天災がありました、熊本・鳥取の地震や夏から急に上陸し出した今年の台風。どちらかと言うと今まで台風の被害が少なかった、東北北海道の東側に甚大な被害が出ました。

ここに来て、アメリカ大統領選はトランプ勝利。あと4年は、毎日のようにあまり品のよろしくない英語を聞かなくてはなりません。それだけアメリカ市民に鬱積した暗い感情があったのか、自由の国アメリカに他国からは窺い知れないような分断や抑圧があったようです。

ずいぶん昔、アメリカに行っていた時も大統領選挙がありました。今回とは逆に、レーガン、親父の方のブッシュと続いた共和党の政権に飽きた米国民は南部の小州の若い知事にアメリカの未来を託しました。今回敗れたヒラリーの旦那です。

DSC_6560.jpg

日本に帰ってみると、旧知の新聞記者に「娘にせがまれて犬を飼うことにした」と言う話を聞きました。「名前は俺がつけた」と言うので一応きいてみると「クリントン」にした、といいます。大衆迎合と言うか、話題に乗ってみる気質の人間は日本にもいます。

その訪米の時ニューヨークでは、せっかく来たのだからとお上りさんよろしく(お上りさんですが)セントラルパークのジョン・レノンが撃たれた場所やら行ってみたのですが、イエローキャブのドライバーに英語の発音を手直しされながら行った先に、ティファニーという宝飾店があります。それはともかくその隣にあったのがトランプタワーということを最近知りました。
実る稲穂とTPP
山車祭りの続き、人形を飾る山屋台ほど注目されませんが、花で埋め尽くす花屋台も2台出ています。

DSC_6549.jpg

四方に向いて差された花は実る稲を表したもの、御神燈と呼ばれる上の行燈には「五穀豊穣」「万年豊作」が必ず書き込まれます。地域経済における米穀販売の依存度が極めて低くなっても、秋祭りには欠かせないフレーズです。
ちょうどこの時期国会ではTPPに関する攻防。それが何とも情けなく、与党側のアメリカ大統領選挙までには片を付ける思惑も外れました。

DSC_6558.jpg

激論が続き攻防が激しさを増すのは大いに結構なのですが、論争のネタが農水大臣の失言で、それもさして大物政治家とも思えない大臣の受け狙いの「軽言」。TPPのもたらす影響や効果を論じるのではなく、怪しからん辞めさせろも分かったようなわからんような話。怪しからんの怪しからんと思いますが、「TPPの本質はそこではないだろう」と関係者は誰でも思っているはず。

もっと丁寧な説明が必要なのは与党もしかりですが、野党の方も新幹事長の野田氏が今国会前面に立ちますが、TPPを政策として持ち出したのが通称「どじょう総理」の野田氏、その頃の案とどこがが違ってなぜ反対なのか、分かり易く説明してもらいたいと思います。

真田丸一辺倒
今年の山車祭りが終わりました。当地方の晩秋、秋祭りの最後に行われる羽山祭礼の恒例の山車。武者絵、アニメキャラ等を載せた山屋台が5台、実る稲穂を模したと言われる花屋台が2台。山屋台には[表風流]と言われる武者姿の合戦を載せたものと[裏風流]と言われるアニメキャラ、時事ネタの飾りがあります。

DSC_6550.jpg

アニメや時事ネタの方で、節柄「ヒラリー・トランプ」でも登場するかとひそかに期待していたのですが、なにせ例外なくこの地も「高齢化」、さらに250軒足らずの集落で7台の山車(屋台)を出す否応の無い全員参加でも戦力不足は否めず、凝った飾りはそうそう出来なくなりました。
ニュースネタはその高齢化で、廃校を余儀なくされた地元小学校が141年の歴史に終止符を打つ来年3月に向けて、「141年ありがとう」のタスキをなぜか「キビタン」が掛けています。
キビタンは県の公式キャラクター、「過疎地の小規模校」を切り捨てる教育行政への反乱かと、言うのはうがち過ぎで小学校は市の方の管轄になります。

DSC_6556.jpg

表風流の武者姿は、見事なくらい「真田丸」一色。毎年その年は何を飾るかは、各山車の秘密のため祭り当日繰り出すまでは分かりません。

「八重の桜」のときも、これほどネタが集中しませんでした。兜、甲冑と馬は絵になりやすいのでしょうか。

DSC_6555.jpg

テレビの放送よりも、一足早い真田の赤備え何故かどこでも馬は白馬と決まっているのがご愛嬌。貧弱な白馬を載せてしまうと、周囲の山車から「山羊」と笑われるので最近はメタボ気味の白馬になっています。

DSC_6553.jpg

背景はご丁寧にも「真田丸」か。「八重の桜」の山飾りでは鶴ヶ城で登場していたような気がしますが、今年は今年。小学生が踊る「獅子踊り」も子供だけで踊れるのは今年最後、今年も飯館村から避難している小学生を入れてのやっとの編成。逆に飯館村で全損避難後火災で全焼した山神信仰の「山津見神社」、再建成ったとのことなので今年は参拝に行こうと思います。
赤と黒
小春日和から一転、落ち葉に時雨。薄日は差しつつも雨も降る、晩秋によくある空模様。文化の日は「晴れが多い」と言われますが、移動性高気圧が去った後の低気圧が統計上少ない方に作用しました。

DSC_6533.jpg

曇天で色をなくしたように灰色に煙る景色に、異様に赤を強調する「ドウダンツツジ」。つい、ひと月前には金木犀の花が香りをはあっていた公園で一人気を吐くようなドウダンツツジ。

DSC_6534.jpg

道路と駐車場を分ける生垣はもう落葉が始まったようです。

赤い回廊を抜けると、家庭菜園の端の草むらに黒い「カラス」が。カメラを向けるとポーズをとるように横を向きます。この辺が、人の気配で一斉に飛び立つムクドリとは異なるところ、昔から里で人と共生していたカラスの特徴。

DSC_6540.jpg

灰色に沈んような祝日に見かけた「赤」と「黒」。今週土日は福島県北部の最後の秋祭り、羽山祭礼。田舎の山車祭りです、どんな飾り山車が出るか乞うご期待。勝手な予想では「トランプ」と「ヒラリー」が出るか、[apple or pen」はブレイクの時期からして飾り山車には間に合わないか。来週、写真で報告します。

小春日和
吾妻山に初冠雪がありました。今年は11月にずれ込みました、昨年より10日遅いとのこと。
これで福島盆地も晩秋、そして初冬へ。[小春日和]とは冬の季語、晩秋から初冬にかけて移動性高気圧によってもたらさられる暖かい日を言うようです。

DSC_6524.jpg

ですから11月初旬とは言え。この日の暖かさはまさに「小春日和」。初冠雪の日の小春日和、夕方から翌朝までは冷え込むが日中は気温が上がる典型的な東北の晩秋です。
福島盆地の北端旧梁川町、夏の気温が高いことでも知られるここの通りを通りかかれば、上着を脱いだ小学生の下校すがた。

DSC_6531.jpg

10月を過ぎクールビズが終わり、久しぶりのネクタイ着用になんとなく面倒な気になる大人に対して、暑ければ上着を着ないと言った柔軟性はさすがに子供。小学校の臨機応変の指導もあるのでしょう、教師の不祥事や大川小学校の津波対応の訴訟沙汰やら、何かと話題の学校教育ですがここは拍手か。


熊が出そうな
「熊が出そうな森の駐車場」ではなく、研究打合せの福島大学。かつての駐車場に研究棟が立ち、半年ほど前から入講すると駐車料金が掛かるようになりました。

DSC_6520.jpg

かつての、列をなしての路上駐車はなくなりましたが、駐車場はどんどん奥地に追いやられまさに熊でも出そうな雰囲気。
公共交通機関は東北本線の普通列車のみなので、どうしても自動車に頼らざるを得ない場所です。

DSC_6521.jpg

研究者とディスカッションの休憩に紅葉とススキを見るのも一興、ちょっと頭の整理がつきます。この大学と共同研究を行っていた頃とは、ずいぶん研究者も入れ替わりました。
農学部の設置は31年度からだそうです、まだ中に2ヵ年空きます。それなりに、準備も大変でしょうが原子力災害という特殊事態から始まった農学部増設も、事故から大よそ10年かかると言うのは日本の官僚機構の縦割りの弊害か。もっとも豊洲の地下空間については変更も市場長も知らなかったようで、「言い訳にもならないが」との言い訳もありました。縦割りと横割りも存在するのか「知らぬは上とペーペーのみ」か。都合の悪いことは知らなかったことにする、いわゆる「頬被り」もあるので注意が必要です。

DSC_6522.jpg

広葉樹林に囲まれたキャンパスもそれなりに研究や勉学に適した環境なのですが。

暮色
11月です、木枯らしには早いにしても、落ち葉が舞い散り夕枯れもすっかり早くなりました。今年もあと2月、年が明けたと思えば早や10ヶ月。

DSC_6517.jpg

通りの先に吾妻の山々を望む景色も「水墨画」のように遠景は色を失っています。
北海道北部は積雪とか。
この辺りは年内の積雪は稀ですが、今年も例年に増して栗子越えで米沢に向かう機会が多そうです。何とか誤魔化しながら使っていたスタットレスタイヤもいくら何でも交換の時期、11月には準備にかかります、雪が降ってタイヤや交換の長蛇の列に並ぶと言うのが通例なので。

雪が降ると「犬はよろこび庭駆けまわる」のが動物生理と考えていましたが、昨今は今の時期の犬の散歩まで防寒着すがた。

DSC_6519.jpg

人間の方は屋内暖房に加え、インナーはヒートテック、アウターはかつては「一生もの」のようなつもりで買っていたダウンも、薄手から厚手まで相当安く手に入るようになりました。

犬の防寒は、連れの人間の方の「見栄」か「ファッションの一部」か、それとも動物愛護か。快適かどうか、一度犬に聞いて来たいとは思っています。さすがにハロウィン向けの「仮想犬」はまだ見ていませんが。