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晩秋へ
朝夕の冷え込みでひいた風邪も、咳がなかなか抜けずもう10日余り。そうこうするうち、朝晩どころか日中も冷え込むようになり10月も終わり。例年20日過ぎに見える吾妻の初冠雪はまだ見ませんが、明日からは11月です。

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例年より少し遅いかと思われる紅葉、9月の長雨と比較的温度が高かった10月の気温のせいか、鮮やかな「赤」にはまだ至りません。
しかし、電線に止まるムクドリを見るとすっかり「晩秋」です。

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震災から6年目、柿も実りました。これは蜂屋柿、今年は裏年か?数が生らない分1個の当りは大きくなります。本来なら蜂屋柿は
11月10日過ぎから加工が始まります。

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さらに20日頃から収穫が始まるりんごの「富士」。青森で誕生した品種がどうして「富士」なのか?津軽富士に由来するのかもしれません。このりんご園の後方にも「吾妻小富士」が控えています。

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街路樹の下
「原発事故の賠償金は新電力も負担」「廃炉費用は東電一社」、経産省の苦肉の遣り取りは続きます。「東電を潰してしまうと事故の責任を担う当事者がいなくなる」と、分かったような分からないような理由で存続させた東京電力。
国策民営という複雑な形で推進してきた日本の原子力政策、民間企業は「そんな今さら」と言う気分かも知れませんが、時代劇風に言えば「お代官様」と「越後屋」のようなもの、「いままで随分儲けさせてやった」と返られそうです。もちろんわれわれ下々には知る由もない世界ですが。

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桜の後に咲くハナミズキの花、新緑と陽を遮るような緑の葉、いままで楽しませてもらった街路樹も紅葉そして落葉。1年の役目を終えようとするハナミズキを撮ろうとしたら、「除染中」の看板と作業。
事故当年2年目は、「何をもたもたしている早くしろ」「せめて学校・通学路」、庭があるので土を剥がす」といきり立っていましたが、作業の皆さんには申し訳なくも「まだ作業を・・・」という心境。

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一刻も早く「事業活動・生活環境を事故前の状態まで戻す」のは当然のことで、これによって生活レベルが上がることでもなんでもないのですが、このような費用を広く薄く電気量に上乗せすることによって「福島のために負担している」という国民世論でも醸成したいのかと疑いたくもなります。
福島駅界隈
福島駅西口の複合ビルにある経済団体の会議室を借りて会議。13階建ての10階にあって福島市の西方向に見える、吾妻・安達太良の視界が開けます。福島県の中通り西側の山脈の向側は会津盆地。

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この会議室はこのビルの北西角、北側に見えるこんもりとした山が信夫山。信夫山のトンネルを潜るのが東北新幹線、高架上をY字に分岐して左手に行くのが山形新幹線、よく旅情サスペンスの舞台になる場所で「山形で事件があった時に仙台にいたアリバイがある」などと使われます。

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地元資本が多かった駅周辺のホテルも東横インが3つも建ち、それよりやや高額な料金設定のJR系のホテルが幾つか出来ていましたが、震災の後は満室状態。風評被害で閑古鳥の温泉旅館、教育旅行用の施設とは大違いで「ホテル旅館業」と一つに括れない難しさがあります。

福島駅西口もホテルやマンションの高層建築で覆われるようになりました。福島市街地は東口方向、東北新幹線の開業で西口が出来たのですが、開設したばかりの頃は「スカイライン道路」といわれる高湯温泉に向かう道一本。

ちょうどその頃以前の「跡」が目に入りました。小さな四角い石、自動車の中からは一番上の文字「南」と読めるので「南無阿弥陀仏の仏塔か」と思い、写真を拡大して確認すると「南至吉井田村」と読めます。

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つまりは、道の分岐の行き先の案内盤。そう言えばこの先直進で庭塚を経て高湯温泉、南に分岐すれば荒川を渡り吉井田でその先が大森。福島の秋に小さな発見です。

世知辛い
収穫まであと1月か、りんごの「富士」が赤味を増しています。富士系の早生品種「やたか」は収穫が始まりました。

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デベロッパーが開発した住宅団地の脇のりんご園、近隣の小学校、中学校の通学路にもなっていて比較的通行人が多い通路沿いに今年はネットが立ちました。

今年が山のどんぐりが不作で(どんぐりの豊作・不作と言うのもイメージが湧きませんが)、熊が人里近くまで下りてくるといっても「まさかここまでは来ないでしょう」と言う場所です。

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イノシシも同様、ここまで来るまでに自動車に轢かれそうです。ネットが立って以来不思議がっていると「りんご泥棒捕まる」の新聞記事。新聞によると車で来て、夜間りんごをもぎ取って逃走すると言うもの、今回捕まったのは宇都宮から来た無職男性。
富士は高価と言ってもキロ当たり何千円もするわけでなし、20kgコンテナで5や10個盗んでも、それは食べきれないでしょうが転売しても知れたもの、リスクを考えれば割に合う代物ではありません。

転売目的か自己消費(?)用か、窃盗の目的は定かではありませんが、防護柵まで張られるとなると実態は意外の多いのかもしれません。何とも世知辛い世の中になりました。

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リンゴ畑の手前の道を太めの犬が散歩中、こちらはドックフードの食べ過ぎか。昔りんごダイエットなるものが流行りました、犬に関してはエサの制限と散歩くらいしか手がなさそうですが。




それは怒る!
25日に郡山のコンベンション、ビックパレットで「フードフェア」なる食材イベント。夕方のテレビニュースは各局この話題を放送しました。
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ここ何年か出展していますが、例年になく閑散としたイメージが。6次化・農商工連携推進と、規模の大小は別にして類似のイベントが増えたことは増えたのですが。

このイベントのテレビ等報道の伝え方は「風評被害払拭」のため官民が協力してと言うフレーズ、これほど「風評被害」を連発するとかえって「風評被害」を煽るのではないかと心配するほど。ただし、それだけ原発事故から6年目でも、風評被害はまだまだ深刻なものがあります。

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福島県内では原発事故現場から最も遠い、会津地方の17市町村で構成する「会津総合開発協議会」で東電の示した農林業の賠償案に反対する意見書を提出すると言う報道です。東電案の「2年間一括賠償でその後は実状を伺って個別対応をします」という東電等からの提案がが先月あり、その対応です。
先に同様の提案を受けた商工業が、「2年は賠償」のはずがゼロ査定や1年限りと言う扱いが相次ぎ、大体において査定をするのが事故加害者の東京電力で、それに異論を言うと「暴言だ」「出るところは出ろ」と言われるらしく、そのような実態を伝え聞いている自治体や農業団体は「とても呑めない」とのことのようです。

賠償の是非はいろいろ言われていますが、事故現場から遠いほど雇用や調達など原発稼働時の恩恵は受けておらず、貰い火のように被害だけ残り、最近の報道では「廃炉費用が年間800億の予定が実際は数千億かかる」ということ、「数千億なら言われていた2兆円はからいない」と思いよく記事を読むと、それは1年間の話で廃炉まで30年はかかるので、最終的な金額は手元の電卓では間に合わないような金額です。
廃炉・除染費用に賠償と増え続ける事故処理費用に、歯止めを掛けたいのは東電も国も一緒でしょうが、廃炉にはあと30年以上かかるが風評の賠償は2年で何とか・・・と言われれば、貰い火的な被害が尾を引く被害者は「それは怒る」に決まっています。
避難区域でもやたら国主導で帰還宣言を出されている自治体も大いに迷惑でしょう。インフラも商圏も戻っていないところで、「一応除染は終わったので前倒しで戻ってください」といわれて富岡町は困っているようです。


愛宕大権現
戸数30軒程度の集落ながら、稲荷神社と愛宕神社の2つの神社を祀ってあります。他にも産土様という神やさらに小字単位で祀った神社もあり、昔の人は信心深かったと思います。さらに火除けの古峰原講や山林の仕事に従事する職種は「山の神」と呼ばれる山津見神社なども信仰していて、八百万の神とはよく言ったものです。

さて、その愛宕神社の祭礼、小高い山の上にある社は松の大木に囲まれ、急な坂道を登りきったところにあります。

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山車が出るような祭りでもなく、氏子の当番と仕事の合間に顔を出す住人で延べの参拝人数は二桁に乗れば御の字。何とも慎ましいお祭りではあります。

むろん専任の宮司などいようはずがなく、年2回の祭礼に神社を開ける程度、しかし秋の祭礼は神官を呼んで祝詞をあげてもらうのが習わしです。

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雨漏りがするようで割れた瓦は夏の祭りの後に交換しました。セメント瓦と言う今は何処でも作っていない代物で、普通の焼瓦で代用したようです、それも解体現場から貰って来たものだそうですが。

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裏参道に抜ける道沿いに「榊」があります。しかし榊が自生するのは関東以西とのこと、これはヒサカキといって東北などで榊の代用品として使うものだそうです、ちょうど花が咲いていました。

高齢化、人口減少、東京一局集中、この集落の稲荷神社と愛宕神社の中間にある小学校も今年度限りで統合されてしまいます。
地縁によって築かれてきた田舎の生活も大きな曲がり角です。




毒舌
朝晩めっきり冷え込み、風邪を引いてしまったことは前回書きました。冷え込むわけで柿もオレンジ色、干し柿用の平核無柿は収穫をはじめてもいい頃です。

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25日に予定されている展示イベントの準備であちこち電話連絡をしている最中、「おれおれ詐欺か」の声。風邪の咽喉の痛みは和らぎましたが、咳と鼻水に症状が移りました。いつもと声が違うので「本当に貴方」「もしや正体を偽る、おれおれ詐欺では」と電話の向こうでは勝手なことを言います。
本当に口の悪いのは居るもので、こちらも仕方がないので「携帯のディスプレイ確認しろ」「貧乏人に詐欺を持ちかけてどうする」と応酬するので、近く聞いている人は何と思うのでしょうか。

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稲刈りを終えた田んぼとまだ稲穂が揺れる田んぼが、まだらに交錯する季節。黄金色の稲穂が無くなると「晩秋」「初冬」の足音が聞こえてきます。

秋深まる
9月とは打って変わって晴天続き、日中は気温が上がるもののやはり朝夕冷え込みます。10月も20日を過ぎれば、福島盆地から西に見える吾妻山に何時初冠雪があってもおかしくない時期になりました。

10月早々受けた胃カメラ検診の結果が来ました、早急に治療を要する症状ではないと言う「シロ」とも「グレー」ともつかない診断を見ながら少なくとも「クロ」ではないと安堵していたら、たちまち「風邪」をひく有様。喉の痛みに耐えかねて病院に行く羽目に、「日頃の毒舌の罰」という声も聞こえてきますが「舌」の方は至って健康です。

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共同研究先の大学の欅並木、紅葉でまさに秋、2か月後には雪で閉ざされそれが3月まで続きます。ここにも私と毒舌のコンビを組む研究者がいます。

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長雨で遅れていた稲刈りも急ピッチ。心なしかコンバインのスピードも例年より早いよう、というのは気のせいでしょうが、ずいぶん短くなった秋の日を惜しむように作業が続いています。
先の大学の欅並木、山形大学工学部ですが2か月後には雪で閉ざされると書きましたが、考えてみれば2か月後は冬至そして年末。まさに光陰矢のごとし。

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稲わらロールも片付けなくてはなりません、「今年は米の買い付け価格が上がりましね」と言うと「2013年並みに戻っただけ」と言う返答、しかし2014年の惨状を知るだけに「下がるよりいい」と言うと「そりゃそうですね」と一応笑顔でした。
再生可能エネルギーフェア
通称「再エネフェア」が郡山市のコンベンション「ビックパレットふくしま」であり、例年のごとく視察へ。先の都知事選に出た増田寛也しが講演、地方のエネルギー政策や自立・振興策などの講演。「均衡のとれた国土に」とは言え、地方振興スペシャリストが一極集中の東京都知事はやはり無理があったのではないかと思いながら聞いていました。

出展は、これも地場企業のアイディアと言うよりは、官或いは半官半民(独法、大学等)の支援機関や研究機関、大型風力発電などを手がける大企業が目立つようになりました。ソーラーパネル系はやはり逆風か、再エネも資本力の勝負になってきたようです。

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コンベンションを1歩でれば「秋満載」、雲ひとつない青空と街路樹の紅葉。なにか、この光をエネルギーと言うのが一番合理的に思えますが。
増田氏もかつての原発の送電線を利用して、首都圏に再エネの電力を送れないかと言うことを述べていました。再エネは地産地消が原則なのと、東電も福島第2原発の再稼働の方は未練がある様子、突如オイルショックが引き起こされ「原油価格10倍」の様な特殊事由でもないと県民感情からして到底無理か。先週のケーブル火災、新潟知事選と東電にとっては魔の10月かも知れません。

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昨日中の原稿の入稿があり、福島にとんぼ返り。こちらも秋の日に、たわわに林檎。移動中も高速道路から安達太良の稜線、秋たけなわの福島です。
農村住宅事情
実家の庭にようやく職人さんが入りました。春には伸び放題の金木犀の枝を大胆に下したのですが他の庭木まで手は及ばず、今になりましたが、3人掛りで丸1日切り揃えて行きました。

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永年禅寺の役員をしていた亡父が、「枯山水」の何のと講釈をつけていた庭も、主をなくして3年半。阿武隈の山々を借景にと言いたいところですが、何とも見事な携帯電話の無線基地が建っていて、逆に消防屯所のサイレン塔や避雷針を見下ろしています。
手前の四角い杭が鯉のぼりの竿の台、こればかりは半世紀も残してくれました。

道すがら、住宅の庭先を見ると、この地方の塀は板塀や地元の国見石、栃木産の大谷石の石塀が多かったのですが、コンクリートブロックでも味気ないと洋風、煉瓦風の塀が建つようになりました。

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秋の陽を浴びて、玄関先の花や蔦、まったく長閑な秋に陽です。

しかし、その向かいの敷地に目をやると、住宅を取り壊した空き地に雑草が茂り、不動産屋の売地の看板。

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人口は数年前からピークアウト、空き地や空き家が増えて行くのは当然のことになります。中山間地はその勢いが増してきました。農村地帯の抜本的な改革のため、TPPの質疑も国会で始まりました。与党の強行採決を農協が警戒すると言う以前ならば考えられなかった構図。新潟県知事選も革新系新人の地滑り的な勝ち方を、反原発だけと捉えてしまうともう一つの論点を見誤ります。
農業・農村、中山間地対策は「所得補償」か「TPP」か、これも何とも難しい問題ですが。
秋日和
久しぶりに、穏やかな秋晴れと週末が合いました。まさに秋日和、運動会も9月に終わったと見え、合図の花火も鼓笛パレードの音も聞こえてきません。

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「稲刈りサンデー」と言いたいところですが大型農機で一気に処理する時代、家族総出でと言う風景も少なくなりました。「コスモスと稲杭のはせ」も探すのに苦労の要る撮影アングルになりました、消えて行くにはもったいない風景ですが。何より天然乾燥のお米はおいしい。

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稲刈りのはざまで犬の散歩、都市近郊では見かける風景になりました。以前は犬は放し飼いが当たり前だったのですが、昨今は放し飼いのイノシシやら熊らやの対応が大変です、野生動物も放し飼いと言っていいのか分かりませんが。

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最近見かけないと言えば「上棟式」、通称「建前」。「本音と建前」の建前ではありません、建造物の棟木を上げる時のお祝い、建物披露の意味もあります。完成後「火伏」と称する祝宴もありますが、近隣や親族のお手伝いのお礼もあります。昨今はお手伝いも何もハウジングメーカーがレッカー車で組み立てるので「危ないから素人は近づかないでくれ」と言う風潮ですが、地域コミュ二ティーの観点からも無くては困る行事です。今日久しぶりに建前の五色旗を見ました。
しだれ桑
出張から戻り残務の所用をこなしていると、久しぶりの青空。ここ何日か雨はなかったものの、曇天が続いていました。

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近隣の町庁舎に行くと、まだ「しだれ桑」が葉をつけて青空を背にしています。根元には由来の碑が、読むと、この地は古くからの養蚕地帯、近代になっては郡是製糸がこの地で稼働していたとのこと。
「まだ」と書いたのは、落葉樹の桑が緑の葉を付けていたこと、そろそろこの地でも広葉樹の落葉が進んできました。
郡是製糸とは現グンゼ、発祥は確か京都で蚕糸業では「東の片倉、西の郡是」と呼ばれた名門。因みに国営富岡製糸場の払い下げを受けた民間企業は片倉工業。蚕糸業では名門と書きましたが、明治期に蚕糸業が日本の基幹産業であった時期があり、ですから業界に関わりなく日本の名門企業であったとも言えます。かつての名門が、没落や解体を余儀なくされるなかで、グンゼも片倉も業態を変えながら企業としての命脈は保っているようです。

さて、TPPも国会審議入り。また地域産業を取り巻く状況は変わります。
農業IT化
今はウイルスに統一されたようですが、いわゆる「ウイルス」を以前の厚生省はウイルスと呼んだのに対しかつての文部省はビールスと訳して、農林省管轄の農業分野ではバイラス病とかと言っていました。

情報通信技術は、経産省的にはITと言っているのに対して、情報通信を管轄する総務省はICTと呼んでいます。公平に見て一般社会では簡単にITと言った方が通りがいいのようですが、外国ではICTと呼ぶのが普通だそうで、そうなると何とも複雑な使い分けが必要になります。
さらには、IoTとoだけ小文字の略語や訳語が氾濫しています。AIの人工知能ARの拡張現実のも既に一般的、しかし何がAIといわれてもモノとして机の上に置く訳にも行かず、なんとも分かったようなわからないようなことになっています。

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さて東京に出張、幕張メッセで農業向けの展示会があって情報収集のため視察へ。このところこの手の展示会は、東京フォーラムや東京ビックサイトが多くて久方ぶりに幕張へ。東京駅の長い長い通路で京葉線に乗り海浜幕張へ、東京から見てディズニーランドの舞浜の先なので、やはり「遠いかな」と言う印象。しかし、来年2月にはここでの展示会に出展します。
千葉ロッテでもクライマックスシリーズで残っていれば、まだ幕張辺りの印象も華やいでいたのでしょうが残念ながらマリーンズは先に終戦、下剋上はなりませんでした。

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農業向け展示会はなかなかの盛況、6次化対応と農業IT化の元気の良さが目立ちました。しかし、6次化は直売所対応も含めて販促手段が多いのですが、肝心の何をどう加工してターゲットにどうアプローチするかの基本戦略の無いまま、「補助金でモノつくり」そのあと販促を考えるパターンから早く脱しなければなりません。

農業ITの方は、病害虫の画像認識・生産者の教育システムなど多岐にわたって提案・展示がありましたが実用かはまだ先か、クラウドのセンサー遠隔管理の技術が相当出ていましたが、こちらは過当競争、他社との差別化に生き残りがかかります。

冷え込み
急に冷え込みました。
9月の雨続き、ハウス内は雨が降らないと言いつつも日照不足は否めません。きゅうり、ミニトマトと温室抑制モノは軒並み不調、「お天道様」の重要性が分かります。

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そして、10月10日頃には「水霜が降りる」といわれる寒気が来ます、ここで無加温のハウスは収穫量が落ちて行きます。


11日に[モノづくり補助金」補助事業の報告会。私たちはソフト事業なので製品を机の上に乗せる訳には行かず、ミニトマトを載せました。文字通り10月10日の収穫です。

9月の日照不足と急な冷え込みを受けて「味はどうか」と関係者で試食したところ、ちょっと玉でバラつきはあるが全体的に糖度があって食味は良好とのこと。

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報告会の基調講演は墨田区の町工場の経営者。貰い火による火災で工場・自宅を全焼したところから這いあがった苦労人の方、今は産学連携で多くのプロジェクトを手がけています。

火災原因になったのが隣家の解体現場からの出火延焼。解体の元受は上場企業で「大きな会社はきちんと補償する」とのことで補償金の支払を待っていたら予定日前日にその会社が倒産したとのこと.
「当時は大きな会社はちゃんと補償するものと思っていた」福島向けのメッセージもありました。
最終日
秋の例大祭の最終日、祭りの終わりは何となしに疲れと安堵と寂寥感、と言いたいところですが、こちらの祭はいわばゲスト、直接携わる祭りはこれからです。

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しかし、神輿を送って地元の町会に引き揚げる姿はいずこも同じ、やはり疲れと安堵と寂寥感、祭りに参加していなくともその感覚は共有できます。

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これから町内に戻り、屋台の片づけもそこそこに打ち上げ、早く始めて終わらないと明日の仕事に影響します。酒宴を横目に会計担当だけが寄付金の集計、これは役目で仕方がありません。

トラックに神様
稲荷神社の秋の例大祭が始まりました。朽ちて倒れそうな「赤い鳥居」をようやく手作りで建て直した鄙びた稲荷神社ではなく、福島市の総鎮守「福島稲荷神社」。安部清明ともゆかりの神社と聞きます。

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「君の名は」とか「シン・ゴジラ」とか上映している映画館の前も「注連縄」が張られ、いつもと違った雰囲気です。ここの映画館は3カ所で10スクリーン以上を上映していますが、フジ系列が今盛んに宣伝している「グットモーニングショー」は上映しておらず、この業界も何か事情があるのでしょう。

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何やら交通規制に足止めされていると、消防車を先導に御神輿の行列が、こちらの祭は「神田祭」のように神輿だワッショイと担ぎ上げるのではなく、ご神体が乗る神聖な輿(こし)。前後に神官や巫女、稚児を従えての行列に出くわしたようです。
昔なら練り歩いたのでしょうが、今はトラックの荷台。パトカーも警護に当っているので、届け出によって道路交通法上も問題がないのでしょう。

少しだけ紅葉
今回の連休は福島の秋祭り。合併前の町村の村社・郷社と言われたお宮の祭礼は今でも行われ、特に観光地の飯坂温泉の「けんか祭り」はそれなりに華やかですが、やはり福島近辺で秋のお祭りと言えば稲荷神社の秋祭り。

その週末の前に、開発事業の打合せで米沢まで。紅葉が進んでいるかと思えばまだ緑の山。
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少し当てが外れたかと思いつつも、紅葉の兆しは稜線に垣間見れます。とにもかくにも、緑の山も紅葉も背景の青空で引き立ちます。

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このトンネルを潜った先が福島盆地、盆地まで下ればその辺りが飯坂温泉。先日旅館などにタオルやノベルティを納入する会社の社長に聞いたら、「この業界言入った当時から見ると旅館の数は1/4に減った」とのこと、さして年配の社長ではないので急な縮小が感じられます。団体旅行、忘年会などが減少している、いわゆるライフサイクルの変化に原発事故が追い打ちを掛けました。

倒産と言うより廃業、大手資本に吸収されるということではない「縮小均衡」の繰り返し。連山の緑も空の青さも変わらないのに、国内の事業構造は大きく変わっています。

皇居前
大手町の日経ホールで会議。地下鉄に乗るまでの距離ではないので東京駅から徒歩で会場へ。去年この辺でウォールストリートジャーナルの記者と待ち合わせをしたのですが、待ち合わせ場所の外で待つ、中で待つの勘違いで時間をロスしたことを思い出しました。お互い携帯へメールPCへメールのすれ違い、端末の多様化も時としてこのようなトラブルを引き起こします。

内堀通りを行き、永代通りを横切った先でなりやら工事中、三井物産の社屋の工事のようです。

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近所でも復興住宅の建設中、クレーンや重機が動いていますが、この林立する密度の濃さは「さすが都心」と妙な関心。

ここの向かいに経団連ビル、JAビル、日経ビルと妙な取り合わせの建物が並びます。まさに「呉越同舟」ですが。
昭和の風景
台風の谷間の青空。先にも書いた通り、続いた雨で地盤が軟弱で大型機械がなかなか水田に入れず、コンバインによる田舎り作業が進みません。
小型の機械や人力など、多少難渋するものの、作業は出来るので昔ながらの稲刈作業の方が今年は先行します。

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青空とイグネと呼ばれる屋敷の林を背にする農家の土手の下には、棒掛けの稲。まさに昭和にタイムスリップしたような風景、住居には衛星放送のパラボラアンテナも見えませんし。稲藁の乾燥具合からすると刈取り間もなくか。まさに昭和の秋。

「昭和の秋」を目にした後、山道を急ぐと道沿いにとんでもない昭和が現れました。

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イベント用か、撮影に使ったのかゼロ戦の残骸らしきもの、撮影用にしては作りが雑かと思って見ましたが、遠景で見るにはこれでも用が足りるのかもしれません。水田と樹木の間に見え隠れているので展示ではありませんが、まず、不思議なものが置いてあります。

どこも大変で
青果の流通業、普通に言えば卸売市場にヒアリングに伺って、待合室へ。アポの時間より少々前に着いたので待っていると目の前に青森りんごのポスター。青森と言えば「りんご」、「りんご」と言えば青森。

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今更宣伝の必要もなさそうですが、左のポスターのモデルはタレントの渡辺直美。どこの産地もタレントを起用するのどイメージアップに懸命です、イメージアップになればいいが…と言う気もしますが。
ポスター下部についているコピーは「べっぴん倍増計画」、TPPなどの危機感をもとに、有名広告代理店に丸投げのキャンペーンの一環でしょうが、方向性は大丈夫?と言う気はしないでもありません。

時間になって表れたこちらの社長、かねてから懇意です。ポスターも見つつ、やや揶揄を込めて「青森余裕だね」というと「原発無いがら」というこれも明快な返答。青森も実は六ヶ所村の再処理施設や、対岸の函館から猛反対にあっている大間の建設計画など無縁ではないのですが、事故の影響の残る当地方はまだ問題の次元が違います。
稲刈り風景
長い秋雨で、本来1/3程度稲刈が終わる時期になっても、まだ手がついた程度。上空は晴れ渡っても、水田の地表にはまだ水が溜まっていたり、軟弱で大型のコンバインは入れません。
何せキャタピラーの洗車のようなもの、それが四隅で回るので、柔らかいと地中にのめり込みます。

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ここで威力を発揮するのが昔ながらのバインダ、今やすっかり少数派となりましたが、パタパタと1列ごとに稲を刈り倒して行きます。コンバインとは違い、集めて藁ごと干してと言う作業は必要になりますが。

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早足で歩く速度で刈り倒すコンバイン、6条刈りで稲を刈りながら、籾とワラを分離し、ワラは粉砕も可能なコンバインに比べると何とも悠長ですが、このバインダの出現時には2条絵の田植え機とセットで「水田稲作に革命」が起きたような出来事だったそうです。

この夏視察で行った、宮城県の稲作農家。100馬力のトラクターが昨日納品されてきたとばかりに誇らしく頓挫していました。国産の有名―メ―カー製、K社ではなくY社の方。1000万円は軽く超える製品ですが同行した大型畜産農家、「このクラスになると国産じゃね」と軽く言います。確かに、酪農家辺りが使っている大型農機は米国のF社など。
何処まで行っても果てしない機械投資ですが、農業経営の観点から本末転倒にならぬよう。

駅伝と秋空
久しぶりに秋空が戻りました。10月の声を聞いたとたんの晴天、しかし西から台風が。この夏から秋、何度も見た天気図。なかなか移動性高気圧が帯状になって、連続して通過してくれません、つかの間の晴天か。

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くっきりと晴れた空を見上げると、青空に×印。「もうすぐ崩れます」と言うサインか、飛ぶ飛行機も見えないのに何とも不思議です。

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福島市の中心部、交通規制が敷かれていて、ここでも「道路除染」かと思って見ると子供向け駅伝大会。
これから秋祭りも続くので、交通規制はあちこち見かけますが、震災から6度目の祭。今頃の道路除染も「予算をつけていただきありがとうございます」と言わなければならないのか。
先週、以前からお世話になっていいる東北大学の大滝先生の講演を聞きました。東北の復興をテーマにした講演ですが、集中支援期間の5年を経過しても、他の被災地の比べ原発事故を抱える福島の特殊性を言っておられました。

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ともかく、元気に街中を走る子供を見つつ、「この地も復興を急がねばなりません…」と、つくづく思う次第。
10月です
さて、秋たけなわの10月に。今年の秋は台風も「たけなわ」でまた、はるか南方から日本を伺う様子、全く気が抜けません。東電の事故現場も「遮水壁は凍らない」は「汚染水の水位は上がって流出する」はで、散々な目のようです。

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芝の上にはまた落ち葉、「掃いては落ちて」の繰り返しが木枯らしの季節まで続きます。四季のある日本の宿命か。
中学生の夏支度も今年は終わり。暦の上の決まりとは言え一日で急に季節が動くわけではありませんが、今年は衣替えに土日が挟まりました。
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中2日になると、少しは気持ちの切り替えになるか。もっとも、1,2年生は部活の新人戦、3年生は受験準備、現役中学生はそれどころではないのかもしれませんが。