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3月が終わります
大雪の2月から続いた、震災から3年目の3月が終わります。
いろいろあった3月でした。とりあえず終わります、明日からは新年度の4月です。

梅4

春特有の風の強い日でした、満開の梅がの花弁が舞っています。いつの間にか、あの壁のような要塞のような残雪も消えました。

大雪で遅れに遅れた桃畑の剪定作業も急ピッチで進んでいますと言うか、進めざるを得ません。普段だとあちこちに見える作業の農家も、助っ人を頼んでの人海戦術の様相です。

剪定6

果樹園に夕闇が迫っても、一刻を惜しむように作業が続いています。今年は風評被害が少しでも和らぐように祈るような気持ちで枝を落として行きます。

2月の大雪の最中に、東京大阪と商談会に歩きました。商談会場に届いたのが事故現場の汚染水漏れのニュース、こうなると風評被害が煽られるようなもの、タンクからのレバーが開いていて汚染水が流出していたとのこと。
過失、故意の可能性もということで、作業現場関係者・作業員のヒアリングを行って原因究明、とのことでしたが先日のニュースによると「判明を見ないまま調査体制の縮小」、つまりは「うやむやのままで終わります」とのこと。とばっちりを受け続けている事故現場から70km以上離れた果樹園ではたまったものではありません。

有限責任5

「復興有限責任組合」なんとなく勇ましげな看板も立っていました。ようは除染推進団体、ゼネコンからすると何時下請けでしょうか。それも地元の業者が受けようとすると公平を期すため組合を作れたとこと。

被災地の悲喜こもごもの表情を乗せて、新年度が始まります。





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福島の春模様 5
陽気に誘われて薄着で出かけたるなる昨日から一転、冷たい雨の降る福島です。

3.11からの3年の3月が終わろうとしています、まだ、福島は冷たい雨が似合うのかもしれません。
花散らしの雨と言いますが、こちらはまだ桜は蕾の段階で、今日の雨で梅の花びらが散っています。

桜9

「春風駘蕩」は一気に来るよりも、思わせぶりな一進一退の方が花咲く喜びも大きいので4月の到来を待ちましょう。

sakura 8

桜も品種が違うと蕾の様子も違います。こちらはおなじみ「染井吉野」、東京北区と豊島区の境辺りのかつての取引先の近くにこの桜の原木と言うものがあり、染井吉野の碑がありました。
やはりその近隣、駒込から徒歩で目的地を探していると、スイミングスクールがあり、そこの垂れ幕によると北島康介選手の出身クラブとのこと。マーケティングの成功例、印象に残るキャッチコピーとして例上がるのが、世界水泳が日本で開かれたとき活躍が期待される北島選手のコピー「西日暮里河童伝説」。西日暮里という水泳と縁が無さそうな出身地と、肉屋の倅という出生と、五輪で何度も勝つスター選手とのミスマッチを逆手に取ったコピーで、世界水泳の放送アナの命名とされていますが、政界水泳を請け負った広告代理店の創作と言うのがもっぱらの噂でした。

そんなことを思い出しながら、蕾の水滴を見ています。

あちらの桜は満開の頃です、1日から上京です。這いつくばるような営業で、上野の夜桜も千鳥ヶ淵の桜とも縁はなさそうですが、移動の途中どこか車窓から河原の桜でも見れれば「今年初めて見る桜」になります。

「花冷え」とか「花寒」とか、きれいな言葉と裏腹に、桜の開花時期はとかく天候も不順です。しかし、一日くらいは晴天の下の桜を見たいものです。福島への桜前線の到着はいつ頃でしょうか、「風評被害」の暗雲は自分たちで取り払うことしかなさそうですが、花と天気は個々の努力では如何ともし難いことです、神の御心のままに。

ぼけ0



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福島の春模様 4
今年最高の気温だったと言う土曜の昼下がり、原子力発電所事故を抱える福島も穏かな空気が流れます。

福島市というより福島県を東西に分ける阿武隈川、福島氏の河口に向かって右岸が渡利地区。宮城県の「亘理」とは異なります。亘理は津波で、渡利は放射線量でマスコミに露出しました。

ショウレイハシ4

思えば、20代でイギリス・フランス、それの日本から見れば辺境のスコットランドや大西洋に面する軍港プレスト。30代では大都会のNYや米国南部の中心都市アトランタ、少しだけですがニューオリンズ、そしてロスと思いも世やぬ場所の空気を吸わせて頂きました。
でも、福島というところも暮らしやすいところだと感じています。
福島市の阿武隈川の右岸とと左岸を結ぶ松齢橋、水色の鉄橋を川面に映しています。隣りが4号線バイパスの大仏(おさらぎ)橋。福島城の別称、大仏城が名の由来ですが、大仏城自体然程ドラマチックないわれがなく、なんとなく影の薄い名称です。

柳2

3月も最後の土日になると、卒業と入学の中間でのんびりした雰囲気が漂いますが、現実に目を移すと柳もすっかり青くなり「あとは桜か」と言う風情です。

しかし「みちのく」は冬もまだ居座り、春の陽気の川面に旅立ち遅れた白鳥が、名残惜しそうに滑空を繰り返していました。もう少し下流に白鳥の餌場が合ったのですが、鳥インフルエンザの騒動から廃止になって何年か経ちます。小学校の教科書で見た、遠来の白鳥に餌を与えた「美談」は何だったのでしょう。

白鳥37

美談とかモラルとかは、時間によって変わってしまうものかも知れません。ボクサー崩れの殺人犯が最新のDNA判定の結果「冤罪」の可能性ありと言う事になりました。可能性どころか、裁判所が「正義の意味」を問うとんでもない事態です。

川面に移ろいやすい人間の心情を映して、悠々と春の川が流れてゆきます。




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福島の春模様 3
今週になって暖かくなりましたが、先週までは3月でも冬の陽気。植物を栽培する気苦労はただ事ではありません。
きゅうりのベテラン農家、恐らくきゅうり作りはかれこれ半世紀、大型ハウスで栽培を始めてからからも30年。この大型ハウス今回の大雪では被害はなかったものの、過去近隣の河川の洪水で2度水に浸かったことがあったそうです。

加藤6

化学肥料で栽培していた頃は土が固く、水が上がると引くまで相当時間が掛ったそうですが、微生物+有機質の栽培に切り替えてから土の団粒化が進み、砂に水を撒くように地面に浸透するようになったそうです。それにしても洪水など無い方がいい話、きゅうりの為にしていたことが洪水でも救われたという笑い話。

ところが、放射能災害の「いわゆる風評被害」。コストのかかる有機栽培をしても換え控えに遭うため、需給のバランスでしか価格が決まりません。付加価値で値段が決まるのではなければ「美味しいきゅうりの為」の努力も洪水ではありませんが水の泡。農家とて経営者迷うところです。

加藤4

予想外の寒気に耐えてじっと地温が上がるのを待つきゅうりの苗を見ると、人間の都合で安易な栽培はしたくないと追うのが人情。
大型ハウスを年間2回転させる夫婦と近くに嫁いだ娘に手伝ってもらう家族経営、決して零細農家ではありません。東電の相談室を通して年間の補償金額を算定してもらったら10万円余り、実損金額とは一桁違います。

きゅうりは生長の先端部にぴんと張った「ひげ」のような蔓が伸びます。根から吸い上げた水分が「ひげ」の先端から滴になって落ちます。元気に育っている証拠ですが、先端から落ちる水滴が、つい栽培農家の涙に見えてしまいます。

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福島の春模様 2
雪害のつめ跡を見ながら阿武隈山系を歩くと、突然工事現場が現れます。通称阿武隈東道路、むろん道路整備は地域の発展につながり、このような土木工事は生コン等の建材の調達にもつながり、雇用も生むので「慶賀の至り」と言いたいところですが、どうも突然工事が進みだした理由も原発絡みと聞いています。

供給悪3

東北は中央に新幹線や東北道、海沿いに常磐道が走るのですが、いわゆる肋骨線、縦断ではなく横断するアクセスが少なくて物流ののネックになっていました。相馬から福島を経て米沢に抜けるルートも、山越えのせいもあって、整備を要求する地元でも「何時になるか」と、諦め模様の道路でしたが伊達~相馬の工事が突如急ピッチです。
何のことは無い「事故現場近く」に予定される放射性廃棄物中間貯蔵施設の導入道路として、建設が急がれているようです。

トンネル意9

これも無くてはならない道路で、「国も最終処分施設ではない」ことを明記などリップサービスに躍起ですが、県等の申し入れに反して、中間貯蔵施設用地は国買い上げの国有地にすることを堅持する方針で、衣に下に鎧と言うか「自分の土地は如何使おうと勝手」との開き直りが容易に想像される事態が「ため息」と「笑い」を誘います。

とは言え、放射性物質専用道路でもないので、地域の生活や産業の動脈としても機能してもらわなくては困ります、これはこれで有効に使う手立ても考えなくてはなりません。
県は産業振興の方針として「再生可能エネルギー」「医療関連産業の集積」等を産業再生の中核と位置づけていますが、以前は経産省と組んで「半導体集積」なるものを打ち出し韓国企業に完膚なく叩きのめされた実例があるので、それはそれとして振興の「多様な可能性」は模索しないといけません。

そそり立つ橋脚が「墓標」にならないようがんばりましょう。

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福島の春模様
今週になって、ようやく気温が上がりました。
震災、放射能、雪害と「負の蓄積」を取り払うように動き出そうとしています。

しかし、「もう1つ士気が上がらぬ」と言う感も拭えませんが。
風評被害という「がんばっぺ」では対処しきれない負のベースがあるので、前向きな対応にも斑(まだら)が出てしまいます。

ノボリ

この春の福島のキャッチコピーか?「福が満開福の島」ちょっとダサくもあり景気よくもあるノボリ、ポスター、垂れ幕があちこちで見受けられます。今月は月初めに行ったきり東京には行っていないのですが、都内の主要駅にも在るのではないでしょうか。もっとも、多くに自治体の媒体が押し寄せるので霞んでしまうことは否めませんが。

花や2

西からの桜の便りがありますが、こちらは半月先。しかし、花屋の店先もずいぶんカラフルになりました。私鉄駅の軒先にある花屋でも登下校の高校生が足を止めるようになりました。スーパーにはフラワーショップが入り、宴会・祭事用の花は別業態に細分化され、郊外型のホームセンターでも種・球根から鉢植えまで並ぶ時代に街角の花屋さんを見つけるのも大変です。

ボード6

ささやかに華やいだムードも、前述の通り風評被害を初めとする原子力事故の影響が大きく影を落としています。競争原理による「適者生存」「経済効率化」を全面的に否定するわけではありませんが、それらはフェアな競争があってのこと。
端からハンデがある、福島の食品関連産業等に「福が満開」とはなかなか行きません。県内あちこちに相談窓口とありますが「窓際部屋」とは行ったことのある人の話、真偽は定かではありません。もっとも相談を受けるほうも内幸町との板ばさみ、「鬱」にならない方が不思議でしょう。

山1

山林の所有者が雪どけを待って雪害の現地調査。やはり雪害よりも深刻なのが椎茸用原木の販売不調、かつては薪炭用でしたが戦後は椎茸用に活用。遠く大分県国東半島にまで運んで、彼の地の特産「どんこ」の原料木になりました。20年30年かけて適正な太さまで生長します。ですから前回の販売が2~30年前、東電賠償窓口の言う「原発事故の前年の実績をもとに」算出する被害金額など適応されるはずはありません。

どうも遠隔地の方は「福島県民は多額の賠償を手にして」との情報を信じておられるようですが、全面的に否定はしませんが、その辺りも斑模様、多くは碌な補償も無くただ明日への不安におびえつつ暮らしているのが実態。
実情は何れまた書きましょう。

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再起の春 5
2月の大雪、関東や南東北に大きな爪跡を残しました。
交通網の混乱は記憶に新しいところですが、山林への被害も大きなものがあります。よく比較に出されるのが1980年暮れのいわゆるクリスマス豪雪、あの時も農業施設や住宅への被害が記録に残っています。今回の豪雪で被害として話題に上がらないのが山林への被害。

枝折れ04

雪の重みで立木が裂けたり折れたりした被害です。これは今回が同被害が少なかったと言うより、1980年から2014年の約35年の間に、山林の財産的価値が落ちたと言うこと。
国内の山の木を切り出し建築材などにするより、外国の材木を輸入した方がコストが安いため、競争原理で国内の山林の価値が下がり、被害に遭っても「痛痒」にならないと言う、逆にいえばこれも困った話です。

枝折れ03

しかし、山林の重要性がないかと言えばそうではなく、保水や景観、二酸化炭素の吸収等、目先の収入にならなくとも非常に重要な役割が有ります。

さらに、福島で山林の保全で困ったことが起きているのが例の放射能。楢(なら)や椚(くぬぎ)の落葉木は椎茸の原木になります。これが木材の放射線線量が茸に移行するリスクがあるため、原木としての利用が制限されます。
いわゆる再生可能エネルギーとして可能性があるバイオマス発電、これも木材を燃焼すれば灰には濃縮された放射性物質が残るとあって、強烈な反対者がいて事業化が進みません。

困ったことばかりが続く福島です。

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再起の春 4
TPP対策とやら、農業経営の大型化・施設化・企業化に方向性を見出したいとする日本農業。当然TPPにも賛否両論があります。

いま、書店で見つけた上下二冊の本を読んでいます。ノンフィクションで史上最強の柔道家と言われた「木村政彦」と「力道山」の一戦を軸に、木村サイトから見たプロレスの実情を描く本です。最近、本の購入は「アマゾン.com」一辺倒でしたが、つい習性で本屋を覘くとタイトルや腰巻のコピーでで衝動買いする癖が出てしまいます。

プロレスとTPPと全く関係ないことですが、TPPの交渉を見るにつけ、「ガチンコ」を装いながら「落しどころ」をありきの攻防(?)を繰り広げているように見えてしまいます。まず、参加する時点で日本が「聖域」と言っているものを認めてしまうとTPPの目的と言うか理念がが変わってしまいます。交渉当事者は「聖域堅持」が「万策尽き果て」になってしまっても、「主張は通した」と言う印象は残しておきたいのでしょう。

さてTPPから話が横道に逸れました。「大型化」「施設化」「企業化」が、果たして産業として強いのかと言うこと。
微生物応用技術で成果を挙げている農家がいます。手前ミソですが私が技術指導をしています、ただし栽培手段は至ってシンプル、大型施設を使いません、ただし個人経営としては大面積です。

冬は風雪を凌ぐ小さなトンネルを畑に直接立てます、建てるではなく立てるです。見向をされなくなった竹林から
切り出した竹を裂いて加工します。きわめてローコストでエコロジー、ローテクではありますが。

小トンネル6

農業は自然の下で行うので、その影響を全く受けないわけにはいきません。かつで雪で潰されたことがないと言っても通常の大雪はこの地方では30cm、今回はその3倍は降りました。ですから、雪どけを待つと見るも無残になった畑が現れます。

小トンネル7

しかし、折れたり変形した竹材を取り払いながら即復旧、出荷ロスなど無いも同然です。被服用のビニールの再利用も可能です。大体、葉物野菜は雪で閉ざすことで糖度を上げることをするくらいですので、即時雪中野菜の出来上がりです。


水耕栽培9

災害に遭われた方を例にとるのは恐縮なのですが、一方で水耕栽培の大型施設などはそうは行きません。記録的な雪害で国・県・市の協調支援で手厚い対応をするようですが、27年度からの事業再開にならざるを得ないようです、先の農場の方式だと26年度どころか、25年度中にはもう出荷が軌道に乗ります。

流通用語で、agilityと言うのですが、機敏さ。軽快さ。敏捷さと訳されます。TPP対策とやらで「巨艦大砲」に傾倒すると墓穴を掘ることになりそうです。

TPP交渉のプロレス的見立ては、いずれ回を改めて書かせていただきたいと思います。


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再起の春 3
我が国の恒例行事、年度末の駆け込み工事か、至るところで工事中です。
福島は土地価格も下げ止まっている様子で、避難者の宅地取得など不動産も多少動き出しているようです。

売り地3

国土強靭化か何か知りませんが、河川の堤防工事も行われています。このような事は長い期間の計画で決まるので、震災でドウのコウノではないのかも知れませんが。以前の小泉構造改革で公共事業が削減され干上がる寸前のようであった「建設関連」には、干天の慈雨であるようです。

ウン簿8

もっとも地元の施工業者によれば、「利益なき繁忙」で儲けはゼネコンへとのこと。「その辺りの仕組みはは除染とあまり変わりません」と言います、日本の経済構造というべきでしょうか。

見せ掛けの活況でも、動きが無いより数段マシと思えるのですが、そこに水を差すのがまた「東電」担ってしまいます。

ほうれんそう2

豪雪の下で耐えていた「ほうれんそう」が雪どけで顔を出し、さらにすくすくと育っていますが、そことまたトラブル。今度は放射能除去装置ALPSの不調、停止ならまだしも3系統に中の1系統が放射線を除去しておらず、処理墨と勘違いしてタンクに移した。つまり高濃度汚染水が紛れ込んだとのこと。

こうなると温厚でなる福島県庁も怒った様子、残る2系統での運転再開を要請したとのことですが、これでは来月の予定されていたALPSの本格稼動など出来よう筈もありません。

先月のコックが空いていて汚染水が大量に漏れ出した、「故意」「過失」「事故」いろいろな可能性が取りざたされましたが「真相が分かった」と言う話は聞きません。
このような情報が流れると風評被害か加速します。そして、そして刻み込まれた「不信感」となって消費者は福島産に手を伸ばしません。
それからも堂々と福島産の「おしさ」をアピールしますが、水を差し続ける元凶がいる限り前途はまた多難です。

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再起の春 2
自然の猛威とは恐ろしいもの。3年前の津波の脅威は、3.11絡みの報道で散々見せられましたが、一瞬の破壊力も然ることながら、溜まって行く圧力も相当な被害をもたらします。

ゆがむ9

2月の大雪で積もった雪でビニールハウスの鉄骨が飴のように曲がっていました。このきゅうり農家も当社の取引先ではありませんが、やはり品質にこだわって専門的の東京に出荷していたとのこと。
こちらの農家さんは、露地は全く無くて大型鉄骨とパイプハウスの併用。つまり3.11時も地面は露出していなかったとの事、その後も以前は入れていた籾殻など入れずに絶対放射能は入らないような経営。

しかし、風評被害ははすさまじく東京からの注文は途絶えたまま。市場出荷で以前の半分ほどの価格で売らざるを得ないとの事。その上にこの雪害です。

真ぐる6

真直ぐな骨材が継ぎ目から曲がってしまいました。天窓の開閉にも支障が出ます、結構7割程度の被害でも全損扱いで立て直すとのこと。国、県、市の災害復旧ファンドを使い急ピッチで作業を行います。

20代の後継者がいるこちらの農家は、また意欲が違います。未来を切り開くのはいつの世の前向きな意欲です。

taihi

雪の消えた屋外でも堆肥の投入が始まります。放射能の心配は、殆どありませんが東電がまたやってくれました。
汚染水から放射能を除去するという触れ込みの、ALPSが除去してないまま運転を続け水を保管するタンクに流れ込んだということです。臭いも色もない放射能ゆえ、確信犯とも見方もありますが、由々しき失態が続きます。天災と人災再起の春は揺れ続けます。

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再起の春
福島では県立高校入試の合格発表も終わりました。3年前小学校の卒業を目前に放射能災害と言うパニックが襲いました。放射能災害については親や学校が、それぞれノイローゼになってしまうような心労とともにバックアップをしましたが、さすがに受験は一人で立ち向かうことになりました、喜びか試練か、「試練もまた良し」旅立ちの春は再起の春でもあります。

修理91

昨日と異なり、風の吹かなかった今日は先日の大雪で傷んだビニールハウスを修理する作業が見られました。この農家は、平日サラリーマン。少々腰は引けていますがしたから奥さんの差し出す部材を組んでゆきます。間もなく定年とのこと、その後は農業に専念だそうです。農村地帯では60歳は若手とまでは言いませんが、先ずは中堅どころ、まだまだ先の長い闘いです。

万作90

山道に覆いかぶさるように伸びた雑木。「まんさく」の黄色い花を見つけました。冬木立の色を失ったような落葉樹林に、春一番早く色を着ける黄色。
先月行った大阪ではな梅の花も見ましたが、こちらの地方は寒波が長引き、梅は開花の兆しも見えません。
一瞬希望を見失ったような雑木林に先駆けて春を告げる黄色い花、やがて梅も桜桃が咲き雑木林にも新緑の季節が来ます。「焦らず」「休まず」「怠らず」さあ、再起の春です。

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艱難汝を玉にす
艱難汝を玉にす【苦労や困難に堪えてこそ立派な人間になれる】
聖書の言葉かと思ってましたが、西洋の諺であっても出典は聖書ではなさそうです。「困難は人を賢くする」の意訳で、なんとも訳者のセンスが偲ばれます。

昨日、今日この言葉を聞きました。今日は福島県内公立中学校の卒業式、原発事故の直後に入学して混乱の中での学校生活でした。校長先生の式辞や教育委員会の告示に出てくるのが「艱難汝を玉にす」、苦労した中学生生活であ在ったが今後は苦労を糧に人間的な向上を目指そうということ。

取材4


また、ここに順風満帆ばかりではない今後の人生困難に直面しても挫けずにという励ましが続きます。まずは少なくても全国の中学生にはない経験をさせられた彼等、前途に幸多かれと祈るのみです。

今度は大人の「艱難汝を玉とす」。
復旧・復興への道筋を考えるシンポジュウム。食の安心プロジェクトの基調講演でも飛び出すのがこの言葉、福島県も内陸部は地震は瓦が落ちた程度、停電1.2日、断水3.4日、しかし、そのなかで顕在化した原子力災害。

基調講演をされた酒造会社の社長も、地震直後は「BAY東北」で支援需要が盛り上がったが秋を迎えた頃より、新米から放射性セシウムが検出されるとキャンセルと返品の嵐、もちろん醸造した酒は22年産米でセシウムなど入りようもないものの、そこが「風評被害」の恐ろしさ、支援需要は福島を飛び越え秋田や青森のの蔵元へ。

基調講演5

「艱難汝を玉とす」を念じ商品力の向上にひたすら励むしかなかったとのこと。

パネル6

放射能の専門家のパネラーからも、「消費者の福島産への意識はここ1年変わっていない」という指摘がありました。どうやら消費者意識調査によるデータによるもの、人間一度刷り込まれた意識は容易に変わらないようです。
まして、汚染水流出や除染の遅れなど毎日のように報道されれば、前首相が事故当年に言った「終息宣言」は真っ赤な嘘であり、現首相も「おいしく安全な福島の農産物を毎日食べております」も考えようによっては逆効果。

「艱難に汝玉砕す」にならないように、艱難に耐える日々が続きます。





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4年目に入る、まだら模様の福島
3.11が終わりました。これから震災後4年目です、「新しき気持ちで」といいたいところですが、いつも書くように天災である震災と、人災の原発事故とは別の事件。ただ、震災による人命以外の最大の被害者は東京電力であることはまた、間違いないのですが。

バス停


3年前の12日の午前中に電気が点きました。私のところは停電によるサーバーの設定し直しがあり、ネットとメールの開通はその後です。とりあえずGSは開くと見通して近くのスタンドに行きました。まだ給油制限はなく経由が満タン、これでその後ずいぶん救われました。
電柱は傾きましたが、「電気」は通って一安心「あとは水道」と思っていたら、当の福島第一原発が「電源喪失」発電所に電気がない状態で午後には水蒸気爆発、その後も違う建屋の爆発が続きます。さらに翌日13日は日曜日、朝の民放の報道番組で原子炉建屋の水蒸気爆発が映されました。
国道6号線を走ると海側に、青の地に水鳥が飛ぶような白が配色された東電福島第1原発の原子炉建屋が並んで見えます。それは偉容と言って良く「金掛けてあるな」と感じながら見ていました。それが文字通り木端微塵で、吹き飛んだ建屋の上から自衛隊ヘリで水を撒くという珍風景に繋がります。

ですから3月12日以降が、原子力災害にとっては被災日となりますが、その後の官邸と東電のトラブル、風評被害を煽りに煽った官房長官の発表、東電のメルトダウン発表の遅れ等々際限のない被害の連鎖になって行きます。



先日神奈川で、ある物流センターの設備と運営の視察をさせていただきました。デジタル化された記憶媒体を梱包配送するセンター機能ですが、デジタル媒体はネット配信に取って代わられつつあるまさに逆風のビジネスモデル、その中で工夫を凝らしてがんばっておられます。
中でも気を引いたのは屋上に設置された自家発電設備。万一の停電で作業が止まれば配送に支障が出るとの事、時間通りとどかないと配送先の業務にも支障が出る一大事ですが、割り切って言えば支障は出るが信用には関るものの「命に関る事ではない」「謝れば済む」問題で、先の大雪でも相当物流に乱れは出たものの連鎖倒産や暴動に発展したようなことはありませんでした。
そのような企業でまで、自家発電を設置してリスク管理をしている中で、ディーゼル発電機が津波をかぶって使用不能、東北電力との相互供給も事故後始まったというのはさすがに杜撰で、やはり地震津波はともかく、今回の原発事故は人災以外の何ものでもありません。

秋田1


福島でもまだら模様の復旧です。除染や除染物質を運搬するための道路等、土木建設関係は活発です。除染作業員や運搬用ダンプまで、他県からの出稼ぎが(応援と言わなければいけないのか)が目を引きます。

丸太


反面ただでさえ厳しい農業で、風評被害をまともに受けて、「継続」を諦める農家も多く見受けられます。福島における被災は現在も進行中で、先々の見通しもままなりません。

農家0

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3月11日
3月11日で、今日も朝から特番と特集です。こうも何度も見せられると被災地の人間としても少々食傷気味ですが。しかも同じネタ、定点観測で同じところを時系列で報道するのも悪いことではないのですが、また「同じかい」とも思わないこともありません。

プレハブ3

なぜか、よくマスコミに登場する村があります、例えば飯舘村。ところが同じ全村避難でも葛尾村の話題は出てきません。よく取材を受ける仮設住宅もあります、しかしこの仮設は果樹園の中ひっそりとあり、看板が無ければあることも分からないような場所もあります。

プレハブ67

もちろん関係者は否定するのでしょうが、避難者間で実しやかに語られていることがあります。「原発立地自治体で東電と関係が良かったところは待遇が違う」、「集会等への送迎手段」や「仮設住宅の構造」も違うのだといいます。幾らなんでも、緊急時で避難所や親戚宅を転々とした後の入居ですから、そんなことはないだろうと思うのですが、確かに仮設住宅によって「いかにもプレハブ」から「ログハウス風」まで、多様な形態があるのは見ていて分ります。
ここはいかにもプレハブ作り、「高度経済成長期の建設現場の飯場のよう」と時代掛った表現になります。ここの避難自治体は、いわゆる原発立地出ではなく周辺のとばっちりを受けた自治体。なんとも「都市伝説」ならぬ「避難者伝説」を地で行きます。

避難者を元気つけようと地元の高校の美術部がプレハブにペイントを施していました。これも地元ではあまり知られていないこと。この美術部の活動は、除染物質の仮置き場のフェンスへのペイントでは話題になっていましたが。

perehabu4.jpg

「夜明けは必ずくる」、看板ならぬ壁書きに励ませながらも「慰霊塔」など震災を過去の物にしてしまいたいような政府の方向性に被災地の憤懣はいよいよ高まってきます。

仮設の前後に見える木は実は桜。あと一月で咲きます、その期間中は、県内でもっとも恵まれた仮設住宅になるかもしれません。

何れにしても同一的に語られる、「地震」「津波」の天災と人災である「原発事故」は別の事件として考える必要がありそうです。

テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済

地獄の渕から
いよいよ3.11です。週末から特集番組、特集記事。いやと言うほど震災・津波・放射能、切ない記憶が甦ります。

宮城岩手県知事は、課題を抱えながらも「復興」に向かっているコメント。原子力災害を抱える福島は複雑です。

避難者の分断と遅れて先の見えない帰還。見解の相違と多様な意見、自己責任で判断をといわれても判断の材料が限られます。「帰ります」と言うのも「帰りません」と言うのもとても勇気の要ることです。

あとは、産業の停滞。今は地場産業とも言える除染事業がありますが(これとて地元に落ちるのはゼネコンの下請け孫請け曾孫請け)、自前の産業の復興再生を図らねば将来の見通しが立ちません。

パンフ8

今日は、仙台で過去東北経済産業局の認定を受けた事業者が集まる3事業交流会。私のところは第1期ですのでかれこれ8.9年前の認定。もう縁もゆかりも薄くなって・・と言いたいところですが、「風評被害」と言う名の「実害」に曝されている福島県としては、少しの機会も見逃さず、「商機」を探さねばなりません。

コメンテーター1

商品化を後押しするコンサルタントもいろいろコメントを残していますが、「いわゆる風評被害」となるこ歯切りが悪くなると言うより、主催者「経産省」の手前あえて話題に出来ない様子、最後まで風評被害という言葉は発しませんでした。

地域振興の願いをこめて、東北各地から集められた認定事業から生まれた「商品」「サービス」。モノ余りの中で労の販売は続きます、そのなかでも逆風が一段と強い福島県、さらに食の安心を謳う有機農産物などは、まさに史上最大の逆風のなかで商売するようなもの。
まさに「地獄の渕」しかも逃げ道はどこにもないなか、3.11が今年も遣って来ます。

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初午(はつうま)と読みます
旧暦で2月の最初の午の日が「初午」と言って稲荷神社のお祭りなのだそうです。初午の早い年は火事が多いとの言い伝えから、消防団員が火の用心を呼び掛ける風習があります。自治体やその広域組合で組織する消防署員が救急車、消防車、レスキュー車に乗って出動する常備消防の外に、地域住民が仕事の傍ら火事や災害で出動するのが消防団。自営業者、農業従事者などが減り消防団の構成員もサラリーマンになると、そのような消防行事も日曜日開催になります。

稲荷57

今年の初午は、3月12日。しかしそのような事情で消防行事の初午は今日開催。日曜日にあわせて近所のお稲荷様の掃除も本日行われました。「正一位高倉稲荷」小さな社のわりにずいぶん位の高そうな神社ですが、稲荷神社は名乗った方が勝ちのようなところがあるようで、氏子が神社を受け継ぎ続けると降格はないので、やがて最高位まで行き着くのだそうです。

昨年のこの稲荷神社の春祭礼直前に逝った父が、孫二人が生まれた翌年にそれぞれ五色の布旗を奉納していました。その孫たちも今年・来年と受験です、一年措いてその次も。

水路

春彼岸もその翌週、昨日も雪でまた寒波が来るとの予報ですが、日も相当伸びて水路の水にも春の気配です。寒波と春の陽気を行きつ戻りつしつつ、着実に春に向かっています。

しかし、目を別方向に移すと2月の大雪の爪跡が残ります。今、雪で潰された農業用ビニールハウスの再建計画で関係者と協議中とのこと。

ビニールハウス4

棟を繋げる連棟にすると、建設費は節約できて、棟から棟へ横に移動できるので作業が効率良くできます。ところが間の柱が少なく、屋根に積もった雪の逃げ場がないので堅牢度で落ちます。
農家はこのような災害にあわないために、単棟を並べる形式にしたいという意向。費用のアップ分は覚悟しますといいます。ところが復旧補助金を出す行政では、違った形式にすると新設で復旧ではないのでそれは不可とのこと。
大震災の津波の被害区域は再び津波が来る恐れがあるので「高台移転が前提」だそうです、いくら土地があっても被災者は元の場所には建てられません。被災者によっては困ることもあるのでしょうが、これはこれで一理はあります。雪害にあった方式からの変更は認められない方が、説明的には弱いかなと思います。もっとも彼等には最後の一言があって、「自費でお建てになるなら何の制約もありません」。

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滝桜の町から
昨年国際ソロプチミストと言う国際女性奉仕団体から援助を受け、食の安心をテーマに農園を開設しました。
今年も同様の補助を受けその第二弾が始まります。「国際ソロプチミスト田村;が賛同者を募って約12箇所で有機栽培の自給農園の開設します。

ソロプチ

今日はその第一回目の会合で、苗や種子を購入する代金に充当する補助金の付与と栽培技術指導と栽培計画のチェック。技術指導は昨年に引き続き私が担当します。

折りしも3回目の3.11直前。朝から情報版組はその特集で、地元局も自主制作の特番を組み続けます、息苦しいほどの情報量で、しかも内容は玉石混交。丹念な取材と言うより「結論ありき」のストーリーに適合するインタビューや映像を重ねる手法。決してそれらが偽りとは言わないまでも、被災地の現実や状況を全て映している訳ではありません。
なんな話題で盛り上がりながら今年の方針を確認しました。本日の会場は田村郡三春町の「ライスレイクの家」、ライスレイクとは米国ウィスコンシン州にある都市でここ三春町と姉妹都市化何か。

ドア1

国際ソロプチミストも本部はNYにあり、ちょっとしたアメリカ繋がりになりました。首相の靖国参拝以来以来日本と米国は何かギクシャクしており、比較的友好関係にあったロシアはウクライナと言う火種を抱えました。中国の王毅外相は全人代で名指しを避けつつも安倍首相批判、その安倍首相は福島県いわき市視察で進まぬ原発事故処理の取り繕いに必死です。さらに午後にはマレーシア航空機が南シナ海で墜落の模様とのこと、なんとも国内外の話題が飛び交います。

ライスレイク0

この三春町は樹齢1000年以上とされる紅しだれ桜「三春の滝桜」で有名、日本三大桜に数えられます。千年スパンといわれる大地震と大津波、これを軽視してご都合主義のリスク管理をしてしまった東電とその管理責任を全うできなかった国。
1000年に渡ってこの様子を見てきた滝桜はこの現状を如何見ているのでしょうか。

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大雪の爪あと
さしもの大雪もずいぶん融けてきました。例年の二倍だろうが三倍だろうが、降雪の経験がないわけではありません。その点、放射能とは違います。

積もった雪が融けるということは水になること。いつもは一筋の瀑布も景気よく流れ落ちます、文字通り滝のように。

滝

この滝の向には社があります、古来信仰の対象だったのでしょう。近くに「弁慶の駒の足跡」と言う史跡もあります、山里も小さな歴史と伝説を紡いできました。

雪折れ9

先月の大雪で里山にも被害が出ました。竹林はのめり、雪の重さに堪えかねた立木は枝をそがれます。実に悲惨なのが、過ぎやヒノキの幹が縦に裂けます、何年か前のクリスマス豪雪のときもそうでした。あのときの相当数の農業用ビニールハウスが倒壊しました。今回幸いだったの冬野菜の末期でハウス野菜が少なかったこと、もう春・夏用の苗の準備の時期でした。

塔婆8

とりあえず苗を残った施設で育てながら、資材の到着を待ってハウスの再建を始めます。露地は雪害の後遺症は心配なので、とりあえずビニールハウスを立てながらの農作業になります。トマトきゅうりは5月以降なので、時間的には間に合いそうです。
そんな中、やはり頭痛タネは風評被害、払拭に努めようとしても、次々事故現場でお笑いぐさの失態が相次ぎ一向に風評が止まりません。挙句に賠償の踏み倒しまで始まっていると聞きます。

確かに資源小国の日本、ベース電源云々は議論の対象になるでしょう。しかし、この嘘つき企業だけは何とかしていただきたいものです。



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雛祭りの願い
雛祭りが過ぎました。本社と福島事務所の中間地に桑折町と言うところがあります。お取引様もあり、よく寄らせていただく場所ですが、ここでは恒例の飾雛を商店街で企画しています。

カラス越し3


以前は軒に「つるし雛」を良く見かけたのですが、最近は店内に人形を飾ることが多くなったようです。
スタンプラリーをしながら店舗を巡り企画もあったようですが、今期は先月から土日の前後に雪に見舞われ、桃の節句どころではなかったようです。

桑折町4

また町のいたる所で「除染作業中」。これも、住民にとっては待ちに待った除染ではあるのですが、雛祭りにどうもは似つかわしくありません。
冬の寒さが続き中で、作業する作業員の皆さんは逆に「何が桃の節句だ」という心境でしょうがどちらが欠けてももいけないこと、「逆境に負けない」「季節を愛でる」ともに大切です。

団崎5

ひな壇の上の短冊に小学生の願いが書いてあります。願いはさまざまですが、子供たちも未来は被災地も非被災地も公平に存在しなくてはなりません。
風評と言う差別が人に及ばないよう、懸命の努力が必要です。


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春待つ日々
花束を持った高校生が高校生が町を歩いています。卒業式の後の謝恩会か部活の送別会か。

3年前、彼らの中学校(福島県の公立中)の卒業式の日の午後、突然激しい揺れに見舞われました。ライフラインは全て止まり暗闇の中でその夜は過ごしました。情報の遮断はありましたga未曾有の大地震であったことは想像に難くなく、ラジオは太平洋沿岸に津波があったことを伝えていました。

桃畑

停電は一晩で復旧し、急ぎスタンドの給油に行ったことを思い出します。まだ給油請願はありませんでした。思えばあの時給油に行かなかったらと思うと、ちょっとゾッとしてしまいます。その頃は放射能は何の関係もありませんでした、福島第一原発の電源喪失による水蒸気爆発はその翌日でした未曾有といえば、今度の大雪も相当でした。東日本大震災ほどではないにしろ、雪融けと同時に現れる被害も相当です。残雪の上に残る黒い汚れはPM2.5かと思えば、世間の被害を一身に背負ってしまったような気までしてしまいます。

幸い大雪の被害に遭わなかった農家も冬野菜の終了近、苗を育ててきゅうり、トマトの夏用野菜の準備が始まります。

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新聞は風評被害の根深さを本日も伝えていました。なす術もない現実を前に「今年もがんばってゆきましょう」私の声に農家の方も笑顔で応えてくれました。

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3度目の3月
3月になりました。3.11から3回目の3月です。
また1日はビキニ水爆実験で、第五福竜丸が被曝してから60年目とのこと。福島の原発事故とあわせた論説・特集も多く見られます。

郡山

原子力関連とは言え、商業用原子炉の事故とその後の不始末に対して、冷戦最中の核実験を同列で捉えるのも如何なものかと思いますが、とりあえずは核の話題で持ちきりです。

ビキニ環礁において水爆実験に巻き込まれた、第五福竜丸の事件に関してかなり以前に「水爆マグロ」という文章を読んだことがあります。相当前なので記憶の正確さには自信はありませんが概ね以下の内容でした。
「核実験により魚介類の汚染が懸念され水揚げされたマクロの値がが暴落した(今で言う風評被害か、実際汚染されていたのか)、しかし東北の奥地の農民などは『こんな事でもないと高いマグロは食えない』喜んで食べていた。
先の東京オリンピックのさらに前、敗戦の痛手の癒えない頃の話です。

仮設

さて、現代。経済成長やバブルを経験して、少子高齢化。テレビ(特にBS)を席巻する、通販番組を見れば「健康」と「美容」関連商品ばかり。食は足りて付加価値を求める時代「こんな事でもないと高いマグロは食えない」と思う国民は皆無です。

いわゆる風評被害のただ中、3年経っても先が見通せず、途方に暮れるばかりの被災地です。

セブンイレブン9

話には聞いていたのですが、初めて訪れた「仮設のコンビニ」ほぼ常設店舗と変わらぬ品揃えと接客。道の向かいの仮設住宅へのサービスか、フランチャイザーの広告塔か。不屈の復活魂か逆行に耐え忍ぶ被災者か。経緯も意図もわかりかねるものの、「震災さえ」「事故さえ」なければと言う、様ざまな思いの3年を振り返ります。

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