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今度はPM2.5
訳の分からない事が続きます。
地震・津波と原子力災害。先の大雪で、残雪なか除染が再開されました。

除染0

そうこうするうち、今度はPM2.5。警報が出た10府県に福島も入っています。九州北部の問題だと思っていたら、風向きで福島にもやってきました。

pm3


まず、色々なものがやって来るところです。遠景がかすんでみえます、もう2月も終わり明後日からは震災から3度目の3月、昨日も福島第一原発の集中管理室が公開になりました。
また当分メディアは、このネタを引っ張るのでしょう。東京電力も折にふれて話題を提供します、前回の汚染水のバルブ開放はまだ原因が究明されていません。機能を失った集中管理室ですが、原子力と言う危険極まりない先端技術を、わずか3年前まで管理していたにしては、なんとも古色蒼然とした計器が並んでいます。

今回の電源喪失は掘削によるケーブル切断でしたが、昨年はネズミの感電。ほんとに大丈夫か?と思わせるような失態の連続に声も出ません。

これだけの事が次々明るみにでると、エネルギー政策以前に人間のモラルの話になります。中国の大気汚染によるPM2.5、かの国に文句を言おうにも、「放射能」「海洋流出」を言われれば二の口が告げられません。

除染9

大雪と寒風の中、黙々と続けられる除染作業。冬暖かく夏涼しい快適な生活、それらを下支えしたエネルギーに今度は振り回されています。


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テーマ:うつくしま・福島 - ジャンル:地域情報

大阪で驚いたこと
原発事故現場で今回の「汚染水漏れ」の原因がわからず、レバーが開放になっていた件を調査中というニュース。さらに工事中にケーブルを切り電源喪失、一時的に冷却プールの水温上昇、事故現場でのドタバタが続きます。

sennba0

さて、今回も大阪ネタ。大阪に行って驚くのは「豹柄のおばちゃん」をまず見かけないこと。関西のおばちゃんのバイタリティと言うか、好戦的で三度の飯より揉め事が好きと言う、東北福島人と真逆なイメージがあります。あくまでもイメージです。

これらおばちゃんのユニフォームと言うかお約束の装束が「豹柄」なのですが、大阪の街ではあまり見かけません。おそらく、メディアやネットで面白おかしく吹聴しているのがイメージとして定着しているのでしょう。

bu-su7

さて、ここで原発問題です。行く先々で放射能汚染は軽微なこと、問題になるような健康リスクは考えられないこと、手間ひまかけて資料を作成して説明します。しかし、リスクが無いことが付加価値ではなく当然のこと、このような手間ひまは余分なコスト以外の何ものでもありません。

honnda 8

毎日のように報道される、事故現場の「対応の失態」これだけ続くと、国民の脳裏に刷り込まれ「信用できない」「危険因子」のイメージが定着します。
大阪=豹柄と同じように(例えの良し悪しはともかく)、事故現場から何十キロと離れた場所でさえ「行政区分」により一定のイメージが定着しようとしています。これはどう考えても由々しきことです、子供だましのような(それすら旧避難区域内の話ですが)慰謝料で済む話ではありません。もっともその慰謝料も、事故加害者である東京電力が勝手に差配していることも報道されています。

テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済

被災地のがんばり
東京と大阪の食品商談会、「箸」が商材の方もいたので食品関連の商談会と申し上げて起きましょうか。

中小企業庁の外郭団体「中小企業基盤整備機構」が被災3県の企業を募って、東京・大阪のコンベンションで開かれるイベントの枠を買い取り出展したことは何度か書きました。

震災から間もなく3年、まだ支援が続くのかと言う声もありましたが、これがどうして各県とも苦境から脱し切れていないようです。

佐々直

向の列は宮城県、名の通ったかまぼこ屋さんも出展。先ずは老舗でも直ぐに死店になる昨今、みんな必死です。
会津若松の馬肉専門店さん、経営者の親戚の女子大生が手伝いに来て馬の被り物。

馬2

ポークやビーフではないジャンル、需要はそれほどではなくとも、競合相手もいない分野かと思えば、このごろは馬肉を専門に扱う業者も増えてきたとのこと。馬刺しだけではなくジャーキーなども開発中とのこと、ビーフジャーキーならぬネーミングは残念ながら聞き漏らしました。

メイプルサーモンの養殖業も商品PRに余念がありません。風評被害の福島から中部地方に拠点を移すとのこと、苦境に立ち向かう姿勢は業種は違えどみんな必死です。

ひさ1

そんな折も折、大阪会場に飛び込んできたニュース、「福島でまた汚染水漏れ」。少々予測はしていました、この降雪量なので、事故現場でもかなり雨量があったはずです。溢れ出したかと思えばさにあらず、「確認し忘れ」「コックの閉め忘れ」の人為的なミスの続報、果ては「故意」の可能性まで言われていました。いくら販売現場でがんばっても、現況がこの始末では徒労に終わります。
「せめて粉もんでも食べて、またがんばろう」東北の人間が、三々五々浪速の町に消えてゆきました。

テーマ:仕事の現場 - ジャンル:ビジネス

大阪から帰りました
昨夜大阪から戻りました。山と積もった雪の中、かき分けるようにして出かけたのですが、戻ってもかなりの残雪豪雪であったことが実感されます。
大阪のイベント、「アグリフードEXPO」の件はまた後日書きます。

梅35

めったに行くことのない関西も昨年の11月に次いでの所用、前回はキタの中心地梅田の宿泊だったので今回は本町近く、本町駅からコスモスクエアまで地下鉄中央線1本でいける場所です。
船場と言う商いの町、東京で言えば中央区の馬喰町から墨田区、問屋や非製造業の中小企業が集まっている雰囲気です。下調べもなくツーリストの進められるままに取ったホテルで、あくまでも初めて行った場所の感覚ですが。

そこで今年初めて梅を見ました。路地を御堂筋に出る前、ビルの谷間の公園に紅梅が咲いていました。初めての土地での商談会、重苦しい空気の急ぎ足で「関西は春真近」と、ちょっと背中を押してもらった気分です。

ところで偶然とはあるもので、今から約2年半前やっとの思いで入手した放射線サーベイメータ。突然降って湧いたような「放射能」のパニック。大体にして放射線量を測ろうにも機材がありません、そこから半年過ぎるとホームセンターにも線量計が並び「値崩れ」まで起こすのですが、大体放射能災害など誰も予見しないことなのでその時期「サーベイメータ」なる名前も知りませんでした(子供の頃読んだSFでガイガーカウンターなる機械があることは知っていましたが)。

ポニー工業

八方手を尽くして、米国の「Thermo」という、計測器として名の通ったメーカーの製品を順番待ちの末、夏に入手することが出来ました。国産の日立アロカ製など入手する術もありませんので当時としては先ずは上出来です。
輸入代理店がポニー工業と言う聞きなれない会社、「玩具屋」かとも思える社名に不安を覚えながら、あと一社中に入った会社の「あとは手がない」と言う言葉で代金を払い込み順番を待ちます。

放射能災害でもなければ、ほとんど一般需要のない製品で「商売になる」機器ではないのですが、〇〇研究所ではないポニー工業と言う社名は失礼ながら特に印象に残ります。

大阪船場の中小企業街を歩いていると、そのポニー工業株式会社なる看板が目に飛び込んできました。偶然と言うのはあるものです。玄関脇には一般社団法人非破壊検査なにがし・・・とあるのでその業界では名の通った企業さんなのでしょう。蜘蛛の糸ではありませんが、状況が掴めないところで天からすうっと降りてきサーベイメータだったのでしょう。この先恐らく通ることがない道で見た看板にあの夏に思いを馳せました。

テーマ:季節の話題 - ジャンル:ブログ

大雪です
とにかく大雪でした。雪の少ない冬が嘘のように2週続けてのドカ雪、交通も公共インフラもマヒ状態です。

ゴミ6

雪上のゴミが収集車を待っています。棚の空いたコンビニを見ると3年前を思い出します、ただこの辺は電気も水道も大丈夫です。
大震災の時は水道が復旧しても水が来ませんでした、敷地内の配管が壊れました、敷地内は水道局の責任にあらずと、ようやく頼んだ水道屋さんと庭を歩いました、三月の十何日だったでしょうか、あれも雪の中でした。
震災の後の停電で交通信号も点きませんでした、でも整然と譲り合いながら車が流れていました。歴史的な天災のあとでも略奪もなく、整然と日常生活を送る社会は世界に誇るものがあります。
桃畑4

果樹園も雪に埋もれています。暮から雪もなく、比較的仕事が進んだ今年の冬、もう少し雪が融けるまで「一休み」になります。一昨年のように除染のために果樹の表皮を剥ぐような年でなく良かったと思います。

壁5

艦船や主要道路の除雪は終わりましたが、氷壁が出来ました。
福島は東北ですが豪雪地帯ではありません、相当前にクリスマス豪雪ということがありました。このような雪はあの時以来かもしれません。もっともそちらはシベリア低気圧による雪、今度は太平洋低気圧。春先特有の湿った重い雪、温暖化による異常気象なのかもしれません。

さすがに雪による家屋倒壊などはありませんが、カーポートの破損や車の立ち往生はいたるところで見かけます。

車7

昨秋13年乗ったランクルを手放しました。このような時はジープタイプの四駆が一番です、いかにランクルでも埋まるような雪ではいかんともしがたいのですが。
近所総出の雪掃きでも話題になるのは「惜しいことをした」と言うランクルの話題、たぶん今頃は途上国の赤土の上でも疾走しているのでしょうが、ご近所の記憶に残っているだけでも幸せな車です。

雪掃き作業は筋肉痛と寒気で、追突された時の古傷、頚椎が痛みます。かれこれ4年前のことですが、たまたまランクルではなくカリーナに乗っていたときのこと、ランクルならばエクグランド如きにこれだけの深手は負わなかったと、せいぜい負け惜しみを言っています。
被災地の心情
昨日に続いて商談イベント、スーパーマーケットトレードショーの話題。
中小企業庁の外郭団体、中小企業基盤整備機構が「いただきマルシェ」と題して一角を借りて岩手・宮城・福島の
企業約200社のブースを開設した件、ここ何度かご紹介しています。

原則会場内は主催者、プレス以外は撮影禁止なので写真撮りにくいのですが、自社や出展者の許可を貰った小規模な撮影は黙認してもらえます。ですから、写真は少ないのですが何枚か。

反対側1

食品大手は、TOKYOモーターショー並みとは言わないまでも、揃いのウエアの美人コンパニオンが並ぶのですが、災害復興枠はそうは行きません。しかし「何とも言えない熱気」があります。大昔のモーターショーは土埃の舞う晴海の展示会場で何十社もあったオートバイメーカーが、ノボリをを立てて自社製品をPRしていたそうですが、いずれも中小企業だった各メーカーは淘汰されながらも、今日のHONDAやSUZUKIが生き残ってきた訳で、「何とも言えない熱気」が世界的なメーカーとは言わないまでも、地場産業の担い手になって欲しいものと思います。

この被災3県では、何かと色合いも違って見えます。一番元気でカラフルに見えるのが政令指定都市「仙台」を抱える宮城でしょうか。農産物・海産物のバランスや食品産業も比較的規模が大きく復旧の足どりは着実のように見えます。
岩手は昨年「あまちゃん」で一山当てました。水産関係だけではなく波及効果は多そうです。どうも彩りが冴えないような気がするのが福島、昨年は「八重の桜」で盛り上げようと躍起でしたが、今年は目玉がなくて地元の人間も良く知らない「ゆるきゃら」が頑張っていましたが。どうしても大河ドラマは1年単位、続編も噂される「あまちゃん」とは違い「そう言うのものもあったよね」で終わってしまいます。

内側21

先ずは、なんといっても福島の逆風は「放射能災害」。宮城、岩手が反転攻勢に出ても福島は「原発」の重石があります。いまだに、「汚染水が基準値の何百倍」「国際原子力規制委員会が汚染水は海に流すことを勧告」などの記事が日常的に出てくるので、「商売にならねえよ」というのが食品産業の偽らざる感想。
風評被害払拭の合言葉もむなしく、元凶の東電は「各事業者様の自主的なご参加ですので費用の賠償は致しかねます」とのこと。売上げは落ち込み、先行は示さず、対策費用は税金と被害者負担という、まさに殿様商売。官設民営のビジネスモデルに、モーター付き自転車をノボリを立てて客寄せをして世界に羽ばたいた「HONDA」「SUZUKI」のようなバイタリティはなく、尻拭いは国任せ・・・・。
また、特定企業に対するぼやきになってしまいました。これが福島県民の偽らざる心境、平にご容赦を。

テーマ:仕事の現場 - ジャンル:ビジネス

まさに「戦友」!!
先に書いた「スーパーマーケット・トレードショー」から何とか戻り(れ)ました。最終日14日は天候が大荒れとあって、帰り足を心配しながらの出展でした。
朝からの雪も夕方でも大した積雪はなく、何とか昨日のうちに戻れました。積雪で新幹線が止まるのは目に見えているため、「ゆりかもめ」が途中駅で「停止信号なんちゃら」で突然動かなくなり、最悪「駅で泊まりか」と一旦は覚悟したほどです。首都直下型地震が話題になりましたが、天災に弱い都市構造を現実に見た気がしました。

私たちは、永年首都圏マーケットに直接アプローチをしていたため、このような場所はある程度経験していて、地場食品メーカなど出展の常連とは顔見知りも多いのですが、「新顔」にも出会いました。

どぶろく8

福島県林業振興課の要請で、土伏せ栽培という天然のキノコに近い高付加価値キノコ流通のお手伝いしていた際に生産者だった飯館村の「佐々木さん」、キノコ以外にも「どぶろく特区」の認可を受け「秘伝?」技術によるどぶろくを生産販売しておられました。今回はその「どぶろく」をでの出展です。
飯舘村が全村避難になる頃、TBS「朝ズバ!」で当時のキャスター、みのもんたと電話回線で「丁々発止」のやり取りをしていた、「ちえちゃん」を覚えていられる方も多いと思いますが、みのもんたが朝から呑んでみせた、あの「どぶろく」です。

ブースには、息子さんと村商工会議所の方が詰められていました。もちろん避難先からの参加です、永年の苦労がチャラになり、しかも先が見えない。被災地の実態です。
「幕田さんに世話になっていたキノコは野生化してます」と言う話、天然モノに近いキノコを栽培する技術開発が、収穫できないままの栽培キノコが天然のキノコになった、ちょっと「洒落に」もなりません。


なめこ1

こちらのブースはナメコ生産者さん。福島県浜通りの南端「いわき市勿来」から来たそうです。この辺は東北と言うより茨城の文化圏で気候も温暖です。こちらのキノコは特殊栽培というより量産物、密閉空調の施設でビンに入れたた菌床からナメコを育てます。ですから屋外生産ではないので放射能など出ようもないのですが、首都圏の市場では値段が出ないとのこと。これこそ全くの風評被害で、永年培った市場での信用も役に立たず、自ら売場を探しての出展とのことです。

肩で風切るバイヤーさんをよそに、様々な人生が交錯します。地べたを這いつくばるようにして、がんばる被災者に報われる日が来ることを願うばかりです。

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東京ビックサイトに行ってきます
大雪にしてはそこそこの投票率だったというのが[都知事選]の印象です、低いことは低いのですが。
選挙結果を受けて電力株でも上がるのかと思えば返って値を下げました、株式市場と言うのはそれほど単純ではないのか、まだまだヒト山フタ山あると思われているのか。

吾妻1

雪を被った吾妻山ですが大雪の後でもすっきりとは晴れませんでした。今度の雪は強い寒気と太平洋を進んだ発達した低気圧の影響、春雪型の重い雪で阿武隈山系側にビニールハウス倒壊などの被害がでたそうです。

お寒い話題をもう一つ〈東京海上〉不払い、新たに2万5千件「人身傷害」「対物」と報じられました。相次ぐ企業の不祥事、マルハニチロは契約社員の逆恨みと言う意外な結末でしたが、損保は保険の支払が仕事で社内調査の結果判明したと発表されました、いかに大企業で(だから?)も被害者に対する不誠実は許せません。

マクタアメニティ

12日から東京ビックサイトで開かれる「商談会」、スーパーマーケットトレードショーに出展します。中小企業基盤整備機構が準備した、東北3県いただきマルシェと言う企画で被災三県で約200社の出展。岩手・宮城・福島を支援する企画ですが、表立って被災3県と言わないのが良くも悪くも役所的ではあります。

もっとも、その3県も事情は異なり福島はいわゆる風評被害で復興の緒にもつけません。主催者も立場上福島だけを支援するわけには行かないのか。

風評被害の元凶は原発事故と事後対応のもたつき。本音を申せばこのような企画は「原発事故対応の損害軽減策」風評被害対策とおおっぴらに打ち上げれば逆に風評被害を煽るという指摘があり、オブラートに包んだ表現をしているだけ。それを幸いに東京電力は「各企業様が自主的に参加されていることでかかる経費は賠償としてお支払できません」と言うもので、実質的にはこのような商談会は損害軽減のための余分な仕事、福島県に駐在する東電社員も「内幸町(東電本社所在地)は何を考えているかわからん」と頭を抱える始末。東電幹部の「被害の実情に合わせて」「誠心誠意」「被害に遭った方の立場に立って」の発言は「嘘ですね」と同社社員にまで切り捨てられていました。


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弁護士稼業
今日辺りのブログは、押しなべて「大雪」の話題でしょうが、本当によく降りました。東北にとっては何年か振りというより今年一番程度でなのですが、関東の交通混乱は相当のようです。

サイン9

空間線量表示のサインボードも吹雪に煙っていました。このところあちこちで見かける住宅除染も、当分開店休業でしょうが、待ちかねていた対象区域の皆さんも「先延ばし」に落胆のことでしょう。基本的に現在の除染は表面削除と拭取り、洗浄。除染面が出ていないことには話になりません。

西口3

昨日は東京方面からの来客があり、福島駅西口のホテル会議室で地元企業の方と「情報交換」と「打ち合わせ」。駅前のオブジェも雪にかすみ、帰りのアクセスを心配しつつの会議になってしまいます。

逆に、先日東京での会議の後の懇談、知人の弁護士がいたので都知事候補になった元日弁連会長の業界での評判を聞いてみました。昨今、多くの弁護士事務所が「ご相談をお寄せください」とCMを流す過払い金返還請求のもとになった、いわゆる「グレーゾーン金利」の解消に尽力された方で、持ち回りの「しゃんしゃん」で決まることの多い会長人事では、「立候補」「主張」「当選」の手順を踏んだ稀有の存在だそうです
元首相タックとは違った意味で反骨の人だということでした、が大阪の弁護士出身の前知事は「今回の仕掛け」は、どうも不発のようで「弁護士」ブランドも時と場合によりけり、というところです。
もっとも、反骨精神と行政手腕は全く別の話でありますけれど。

弁護士と言えば原発事故賠償も「書き入れ」どきとみえるのか、「社会正義の門番」の意識なのか「弁護士」の活躍の場になっています。先日朝日新聞の全国版でも福島に留まって被災者の面倒を見ている弁護士、首都圏に居ながら事あればそちらの業務を中断して被害者支援にあたる弁護士が紹介されていました。
普段付き合いの少ない業種で(出来れは付き合いたくはない)法律の専門家ではありますが、どんな弁護士にめぐり合うのかが、ずいぶん問題解決を左右しそうです。

賠償と言えば、最近ある損保会社の保険金の不払いなる事件が取りざたされています。「2002年4月から03年6年に契約した自動車保険の一部で不払いがあり社長陳謝」云々と報道されていますが、ようは当該損保の企業体質の問題で、表に出ているのは氷山の一角のような気がしてなりません(一社に関らず、損保業界とはそんなものだといわれればそれまでですが)。
経験上、センターラインオーバーの対向車に衝突され避けようのない状態で頚椎を捻挫し0:10の過失割合で当方が無過失であっても同社の顧問弁護士は、治療終了から2年経過した整骨院の診療時間の表示の写真を撮って、診療時間外に治療を受けているという訳の分からん反論をしてきます。診療時間内だけで治療が終わらない場合いや休診日を変更したケースなどある訳で、不正診療であればそれを証明する真っ当なな手立てはいくらでもあるのですが(それこそ国家資格の治療機関が治療費の不正請求でもしたのであれば大ことですがさすがにそんな指摘をする気はないようです)、子供騙しのような手立てで事態を引き伸ばし、保険金を不払いにしようとしている損保会社とその走狗である弁護士による「嫌がせ」としか思えませんでした。このような弁護士事務所が存在しうる福島県は原子力災害加害者にとっては、組し易い土地柄かもしれませんが。

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東電の賠償
雪の少ない冬であることは何度か書きました。先日薄っすらと積もりました、大雪ではなかったのですがこの寒波でなかなか融けません。

桃雪
剪定(果樹の伸びた枝を整理して、大玉・良質の果実が取れるよう樹形を整えること)作業で出た枝の整理もいつもの年より早いようです。週末には大雪の予報、逆に農作業も一休みが出来るかもしれません。

先月末に原子力災害下の農家の記録映画を撮り続ける米国の撮影クルーと、福島市内の果樹農家を訪ねたときの話題「24年にJAに出荷した梨の風評被害減収の賠償をまだ半分しか貰っていない」とのこと、事故が23年で今年は26年、当然25年分は一切支払われず「アメリカなら暴動が起きている」とカメラマン。
7日付けの新聞には右翼の構成員が、避難区域で就業していたと虚偽の申請をして「補償金」の支払を受けていたことで詐欺で逮捕とのこと。「補償金」と「賠償金」の違いは良くわからないものの、出すべきところに行かないで詐欺に会うとはは何ともやりきれない話ではあります。
やはり7日の新聞には、8ヶ月前に高濃度のストロンチウムを検出しながら計測機器の不具合の可能性があるとして発表を見あせていたとのこと、一般の常識に照らせば「隠蔽」と執られても仕方なく、そりゃあ新潟県知事も許可など出せんわな・・・ということになります。

ナシ雪6

果樹農家に「賠償が来なくて大丈夫なのですか?」と聞くと、肥料代が払えなくて困っている農家も多数とのこと。福島がシリアのようになっても困るのですが「ロケット弾でも内幸町に向けたい気分」、間違いなく天災から始まった原子力禍ですが、人災・無策・虚偽・隠蔽と負の連鎖は止めどなく続きます。


テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済

料理研究家
お目にかかったときの印象はさほどでなくとも、後日有名になる人がいます。
と言っても、始めてあった時には既に「笑っていいとも!」のコーナーレギラーだったので、こちらが情報に疎かっただけかもしれませんが。

ほ1

美人すぎる何とかで、なかなか美人には会えないのですが、掛け値なしの美人だった料理研究家の森崎友紀さん。昨年は当方の野菜でレシピを作っていただきました。最近はなぜか料理雑誌ならぬ男性週間誌のグラビアでもお目にかかる活躍ぶり。
ほうれんそうや小松菜で、シンプルでしかもおいしい料理を開発していただきました。

森崎

昨年、東京ビックサイトで開かれた「スーパーマーケット・トレードショー」でお世話になりました。今年もトレードショーは2月12~14日の日程で開催されます。
当年は私のところは、被災した東北3県振興枠の「いただきマルシェ」福島県018ブースで参加しています。昨年とはまた違った「ちょっとびっくり」と言う企画を準備しています。
乞うご期待!!。

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寒い立春
一転して寒い立春です。上京の新幹線を待つ間1月のロスを取り戻すべくブログを。
昨日は冬木立の実家に庭でしたが、今回は自宅の庭です。
当地域でも年明けから除染が始まりました。説明会から半年、その間当市を始め周辺自治体では現職市長が負け続け、除染進捗に対する焦りは住民よりも行政機関のほうが高かったかもしれません。加えて「手抜き除染」なす指摘も散見され、住民の怒号が市役所にも押し寄せます。

いじさい

裏庭(というより通路)にあり、このブログでも何度か紹介したことがある「紫陽花」。周囲の玉砂も取り去り土の表面も剥ぎ取りました。株自体撤去していただいて構いませんと言ったのですが「除染マニュアルにはない」とのこと、ブロックを担当する施工業者→エリアの除染を落札したJV(ジョイントベンチャー)→発注先の市担当課→除染全体を監督する環境省、一見では判らないヒエラルキーがあるようで現場でも携帯で指示を仰ぎながらの作業になります。

しばた7

原則剪定はしないとのこと、芝を剥ぎ取った庭では立ち木だけが目立ちます。

今朝の地方紙での特集記事、隣接の自治体での市長選挙(ここでは何とか現職が勝ちました)公示直前に現職が全市の前面除染を公約に掲げたところ「(線量が比較的低い)Cエリアの除染は健康に関係なく面的な除染は見意味」と市長に進言してきた市政アドバイザーは「市民がそろそろ現実的にならないと全国から愛想をつかされる」とため息をついたそうです。
「安心まで求めて多額の費用を費やすのは国民の理解が得られない」と多田氏なる市政アドバイザーは懸念するのですが、そもそも事故被害者たる福島県民が国民の理解を心配する必要まであるのかがどうしても疑問です。
科学的知見から見て「健康に被害が及ぼすことはない」ということでしょうが、問題は「科学的」がそもそも信頼されていないところが問題で、科学技術の塊のようなものであって災害を引き起こすことは有り得ないと言われていた原発の事故災害のうえに立っている現象を、科学的な根拠によって心配はないというのはどうも説得力はありません。この程度の放射線量は地球上には自然放射能によってもたらされる地域もあり、特段懸念を要するものではないと言う見解はともかく「事故前の水準、現状回復は事故当時書の責任ですよね」と言う住民の意向は当然過ぎるものであって、電力料金に上乗せされて国民は負担することになるといっても、それらを含めたものが原子力発電コストであって都知事選がどちらに転ぶにせよ、基本的に被災者の責任でないことは確かでしょう。

原発事故被害者の立場を複雑にする要因に、法的に言う「受益者相殺」というものがあるらしく、結構被害を被ったとしても損害の可能性があることが予見できて、事前に利益を享受していた時には被害賠償がある程度相殺されるということらしいのですが。専門的なことなので的を得ているかどうかわかりませんが、結局原子力発電所なるものは事故のリスクがないとは言えない嫌悪施設で、危険を承知で誘致や建設許可を出し半面雇用や固定資産税等で地元はメリットがあったので、事故があったのは全面的に電力会社や国の責任とは言い切れないのではないかと言うことです。
この辺はデリケートな問題で、仕事や生活の場を追われた方の怒りや悲しみを慮ると決して同調はできないのですが、福島県は広くいわゆる中通地方の一般住民は、東電の原発事業からは何の利益を得てないわけで風評被害を含む原子力災害のとばっちりを受けたわけで、市政アドバイザーにはこの辺もあわせて市政のアドバイスをしていただかないと「御用学者」の誹りは免れなくなります。「はい、実際マダムでそれが私の業務です」と言う返答も来そうですが。

再び我が家の庭、剥した芝は可燃物として焼却施設へ、残土等は専用容器で中間貯蔵施設が出来るまで埋設へとマニュアル通り作業が進められました。

ゴミ9

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今年の節分
今年に入ってブログを中断していました。深い意味はありません、従来のブログに新しいID、パスワードを上書きしてしまい、従来のブログに辿り着けなくなりました。
まあ、辛抱強く解除すればいいものを、HPの制作会社に対応を依頼したりするもので一向に作業が進まず約一月にブランクになってしまいました。一応Webのことになると知ったかぶりをする制作会社も何のことはないサイトの向こうの技術は素人同様と言うことがよくわかりました。

正月の話題のはずがはや節分、1月のタイムスリップになってしまいました。でもブログ来訪者の足跡をみると訪れていただいた方も多く、恐縮この上もありません。

さて、雪のない冬です。約10ヶ月前彼岸に旅立った父が丹精こめていた実家の庭も、雪のない冬の庭はどうも絵になりません。
千両

雪掃きのない分楽は楽ですが、降るべきものが降らないとやはり農業生産に支障が出ます。このツケが夏に来ないことを願うのみです。

松5

松も雪の中でも常緑を保つ生命力の象徴のような存在ですが、冬木立の中ではどうも寒々しくなります。今日は節分明日は立春、皮肉なもので立春が冷え込みとの予想。明日は東京に行きます、関東平野に雪の可能性と天気予報は伝えています。明日は東京泊であさっては千葉に向かいます、江戸お玉池の千葉道場で剣を磨いた平手神酒が千葉(と言っても相当東の利根川傍の佐原ですが)から江戸がある西空をを仰いで、やくざの用心棒になったわが身を嘆くのですが、東京都心や山の手で飛ぶように売れていたわが農産物が「放射能災害」によって、データを付けても売れなくなってしまい、野菜の産地千葉まで売り込みに行かねばならない境遇は、まさに世の中一寸先は闇というしかありません。
久々のブログが愚痴っぽくなってしまいました、あせらず春の訪れを待ちましょう。


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