プロフィール

幕田武広

Author:幕田武広
アグリSCMホームページ
http://www.em-orga.net/

 最近の記事

 月別アーカイブ

 カテゴリー

 リンク

 ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 ブログ内検索

秋の盛りに「あまちゃん」と「経産省官僚後藤某氏」
彼岸を過ぎると、日差しはきつくともねっとりとした暑さではなく、爽快感がある暑さに変わります。

コスモス

まずは初秋の話題は、「汚染水と東京オリンピック」「あまちゃん」「半沢直樹」。あまちゃんと半沢直樹は9月で別れを告げますが、汚染水はそのままでさらに修理後再稼動した放射能除去装置ALPSは1日も持たずに停止し「再開の目処は立たない」と経産大臣がじきじきの発表、「去っていくものが違う」とため息も出ません。

その経産省でも話題がひとつ、キャリア官僚が「復興は不要だと正論を言わない政治家は死ねばいい」と言い放った2年前のブログが蒸し返えされ停職2ヶ月とのこと。
個人ブログには「ほぼ滅んだ東北のリアス式海岸の過疎地で定年どころか、とっくに年金支給年齢をとっくに越えた爺と婆、既得権益の漁業権をむさぼるために」などと書いていました。
で、思い出すのはほぼ同時期に在職していた経産大臣。「智恵を出さない所には復興予算は付けねえ」と国家予算を自分のポケットマネーのごとき言いようで、それも被災地の知事に直接言うものでたちまち大きな反感を招き辞職に追い込まれ、先の総選挙でも赤いじゅうたんに戻ることはありませんでした。
冷静に思えば、双方の意見とも「一理ある」と言えなくはないのですが、何ともそれらの上から目線が毎日のように新聞やネットに掲載される事故処理の不手際を見ている国民には、とても相容れません。

また、折りも折で国民的な「あまちゃん」ブーム。東北のリアス式海岸の過疎地で、災害からの復興を果たそうとしている人々が、何はともあれ「元気に健気に」描かれていて、東京と田舎の対極のなかで田舎の生活も捨てたものではないと言うメッセージに多くの国民が共感したところで、このようなタイミングでブログが表ざたになったことは「神の差配か」と思わずにいられません。
一方の「半沢直樹」も、悪役常務の裏には更なる悪役金融監督庁のキャリア官僚が存在しており、「何かの因縁」で片付けるには、すいぶんと因縁めいたことが揃ってきたものです。

集合写真

さて、今日は太平洋沿いならぬ内陸の豪雪地帯米沢市から有機農業の視察に見えられました。福島市のわくわく農業クラブ佐藤会長の農場にマイクロバスで見えられ、視察研修と季節の梨の賞味と芋煮の昼食。

芋煮と言えば福島以上に山形が本場ですが、それでも美味しいとご好評を頂きました。どこでも1次産業従事者の高齢化は問題ですが、じじいばばあの労働力と永年培ってきたスキルは貴重な生産資源です。

いも煮8

農業再生が植物工場に代表されると思ったら大間違い。環境や地域再生、生きがいの創出。幅広い問題の解決方法がここにはあります。


スポンサーサイト

テーマ:季節の話題 - ジャンル:ブログ

台風と交通事故の古傷
台風が来ています、台風の西側では、とんでもない大雨のようです。
福島も8月に大雨がありました。これは活発化した前線が極地的な大雨をもたらしたもので、台風のような強風や広域的な雨をもたらしませんので、台風の接近はやはり通常と違う緊張感があります。広域的な雨は川の上流からもの凄い水量が押し寄せるので、局地的な雨を地表や水路が飲み切らなくて氾濫より被害が甚大です。かつて阿武隈川の上流から流域の大雨で郡山、本宮、福島、伊達などの各都市が濁流に呑まれたことがありました。

収穫0

気象による大惨事に比べれば、比較しようもないのですが、もう3年半前に交通事故で捻った頚部が気圧変化か加湿で悪化します。
たまたまセンターラインをオーバーしてきた対向車が日産の大型ワゴン、おり悪くそのような時に限ってこちらはいつものランクルではなく普通乗用車。軽自動車ではないのでミニマム級とは言わないまでも「スーパーフライ級」あたりが「ミドル級」のパンチを受けたようなもの。中重量級からするとリードパンチが掠っただけでもこちらは軽量級なので上半身の向きが変わるような衝撃で遅れて首が回ってきました。約1年間はめまいと頭痛に悩まされました。整形外科医の話では、自力で転んだのとは訳が違い機械的に加重された衝撃はゆめゆめ油断ならないということです。

月日の流れるのは早いもので道路拡幅工事で片側対面通行だった事故現場も、片側2車線の直線道路に変わりました。その1年後には東日本大震災があり、地域の生活も一変しました。

さて、現状心配なのは台風です。刻々伝えられる情報で昨日来天候を見ながら最盛期の梨「豊水」の収穫です。強風で落ちてしまえば廃棄物なので「熟度」を見ながら生産者も必死です。

水滴

嵐の前の静けさと言うか、覚悟を決めたような梨の実から落ちる水滴はここまで育てながらと言う果樹農家の心配が聞こえるようです。おもえば、4月にはこの梨棚を覆う降雪があり、白い梨の花が白い雪に隠れてしまいました。
制御できない自然と対峙する農家の苦労と生産の醍醐味は時代が変わってもその根本は変わりません。


テーマ:農業 - ジャンル:ブログ

政府の帳尻あわせ
残暑は厳しいのですが、ねっとりと体に纏わり付くような暑さは影を潜めました。一雨毎に秋の気配です、
今年も巨峰が始まります。

DSC_0007.jpg

十二分に暑かった夏を越して、甘味は最高です。若干の酸味と渋味が味の奥行きを引き出します。

オリンピックがが東京で開かれます。被災地の受け取り方、安倍首相のプレゼンに賛否の声はありますが「とりあえずは良かった」としか言いようがありません。

事故現場はコントロール出来ている、汚染水は完全にブロックしている、と言う主張に関して、それは相当疑問符が付きますがですが、大体プレゼンと言うのは多少の懸念要素は覆い隠し、優位点は針小棒大に表現するものと相場が決まっており、聞く方もそれを割り引いて判断します。ロイヤルファーミリーでもあればともかく、政治家に「徳」を求めるのも無理強いなので、とりあえず安倍陣営・日本側にしてみればシラを切りとおすギャンブルに勝ったと言うところでしょうか。
現在の状況から7年間で廃炉、収束と言うのは決して現実的ではありませんが、兎にも角にも「国挙げて一生懸命に対処している」と言う姿勢は示して欲しいものです。

DSC_0011.jpg

「首相は出来もしない国際公約をしてしまった」と揶揄する声もあります。思い出せば4年前、当時の鳩山首相がCO2の削減率で示した目標値に、国内はもとより国際的にも大変な賞賛がありました。しかし、化石燃料削減の裏には原子力の影が見え隠れしていたようで、目先の目標だけではなく「それが何をもたらすのか」を充分考える必要があるようです。政権維持のための苦し紛れの「口から出まかせ」であっても(そうでないことを祈っていますが)、何とか実現の方向に向かう切っ掛けであったらそれに越した事はありません。

おしいし葡萄が放射能災害前のようには売れません、風評被害は科学的なデータだけで解決できません。大体「風評被害」という概念では表現できない現象を放射能災害は引き起こしました、しかし他に適当な表現がないため「いわゆる風評被害」と損害賠償解決支援センターの表現を引用しますが「いわゆる風評被害」の払拭は従来型の表示やキャンペーンでは解決できません。
大体にして「安全であるという基準」、「安心であると言う根拠」それらの信憑性を問われているので、データではなく心理の問題です。

検察は政府東電等の原発事故発生時の関係者の起訴を断念したと報道されました。この事故を裁くのは法ではなく歴史と国際的な目と言うことになります。その点からも事故の10年後に開かれるオリンピックに意義を感じています。
招致委員会の竹田委員長の「東京は事故現場から250㎞も離れている」いくら苦し紛れとは言えこれは頂けません。この件は、またいずれの機会に意見を書きたいと思います。

テーマ:食の安心 - ジャンル:地域情報

悲しい地場産業
オリンピック誘致に汚染水が足を引っ張っている報道がしきりです。開催を目指す各都市の立場になれば、相手の弱点、すなわちネガティブキャンペーンをするのは常套手段、FUKUSHIMAはそのターゲットになった様子、TOKYOにしてみても大変な迷惑なのでしょうが、そのとばっちりを食ったFUKUSHIMAはもっと悲惨な立場で、東京の思惑、東京電力の不始末の逆風をまともに受けています。

震災から間もなく2年半、あまちゃんブームに沸いた岩手など、遅ればせながらも復興の足音も聞こえてきました。
福島はと言えば、なんとも困った地場産業が育ってしまいました。「除染作業」です。汚染水の方は総理自ら、国が前面に出てと「国費」「先端技術開発」と惜しみなく資金や研究儀中と投入するとの見解ですが、地域除染となるとローテクに極み。削る、拭く、切り取る、集める、埋める、運び出す。逆に地域の土建屋さんなど専用機材がなくても人海戦術で対応できるのですが、それでもなぜかピラミットの頂点にはゼネコンが鎮座する不可思議さ。土建屋国家日本がここでも健在です。

除染看板9

除染作業と言うのは、一般的な土木作業とは異なり金は掛るがインフラは残ると言うような代物と異なり、要は現状復帰ですから何も残りません。目の前で請負支払や賃金と言う形でキャッシュが動いているうちは言いのですがそれが終わると何もなくなります。技術やノウハウの取得と言っても、そのような無形財産は使わないのに越したことがないので、なんとも形容しがたい摩訶不思議な事業形態が残ってしまいました。

除染8

オリンピックを一過性のイベント、ただの運動会と冷めて見る向きもありませんが、先の東京大会の興奮をなんとなく覚えている年代にとっては、やはりあの感動や熱狂は捨てがたいものがあります。
しかし、除染や汚染水処理は確かにお金は動くものの、有形無形で後に残るものはありません。これを産業と勘違いをして、復興のための産業創出をないがしろにするような愚は何とか避けたいものです。もちろん猛暑や豪雨の中除染をしている作業員の皆さんには「感謝の意」を表しながらですが。

テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済