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幕田武広

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農家訪問
農家の方をお訪ねして、お話を伺い作型を見るのが楽しみです。「楽しみです」と言って見たところでそれが仕事のひとつなのですが、まず好きなことをして仕事になるのがこの稼業の魅力ではあります。

山陰などの集中豪雨の方々から見ればまだ贅沢な悩みでしょうが、雨が降りしきる毎日です。毎回この話題で恐縮ですが未だ梅雨が明けません。

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ぬかるむ畑にわらを敷いた茄子畑、晴天が続く夏には畑の蒸散防止になる敷きわらですが、今回はまさに水溜り対策。
比較的気温は高いので野菜の生育はまずまず順調です。そこが有機栽培の有り難さ、日照が少なくても甘味など品質は確保出来ています。

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トウモロコシも甘く仕上がりました。このトウモロコシは間引きをしていません、普通トウモロコシは1本の茎から1個のトウモロコシしか収穫しません。ところがこのトウモロコシ、生ったままで育てたので茎から3~4個の収穫。通常ではほとんど育たないのですがこの通り立派な実になり、甘味も十分。有機栽培なさせる業です。もっとも堆肥や有機肥料の量と質を厳選した結果ですが。無化学肥料ならば同じ結果が出るというわけではありません。
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桃の便りが
まだ梅雨が明けません、梅雨入れが遅かったのでバランス的にはちょうど良いともいえますが、やはり相馬野馬追い祭りの季節にはからっと晴れて欲しいものです。
猛暑の中の祭り見物も厳しいものがありますが、ましてて大雨では祭りの気にもなりません。西の方から届く猛暑と豪雨の話題、天のなせる業とは言えもう少しバランスにも気を遣って欲しいものです。

青りんご

まだあたりに桃の気配がないうちに熟す早生系桃は格好の鳥の標的になります。青いネットでガードした桃の木、分かりますでしょうか?
最近のカメラは望遠でもきれいに写る分、少しでもフォーカスが外れるとピント以外のものが捉えにくくなります。

今年は以前にも書いたとおり、4月末に雪がありました。桃の花や梨の花に雪が積もるという椿事に果樹地帯が動転しましたが、さいわい少なくともその影響はなかったようで例年通りの結実です。

これから品種で言えば、「暁星」「あかつき」「白鳳」「まどか」「川中島白桃」「ゆうぞら」。「ゆうぞら」の時期には赤とんぼが飛び、入道雲からいわし雲に代わります。もう桃から幸水豊水の梨になって行きます。季節の移ろいを感じながらまたあの日から2年半、9月11日がやって来ます。

豊な自然と食べ物が、もうこれ以上汚れませんように。

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夏祭り
昨日の日曜日、夏祭りに出くわしました。ここの祭りは毎年7月25日、日にちが合わないと思いながらやはり時代の趨勢で祭礼も日曜日になったのかと理解した次第。とは言え、往時の面影はなく境内に露天が何件か、神輿も稚児行列もなく太鼓のお囃子もありません。かつて近郷から人が押し寄せた夏祭りもこうなったかと、少々残念な思いに駆られました。

鳥居4

一夜明けた今日は祭りの余韻も何もなく、祭礼を告げる旗がたなびくのみ。降り出した雨に打たれるようにたれこめる雨雲を背にして立っています。
この祭りは幾つかの季節のサインでもありました。梅雨が明けて猛暑が来る時期であること、稲の追肥時期であること。一般的に稲のコシヒカリの追肥いわゆる実肥えは8月なのですが、無機化といって化学肥料ほど即効性のない有機肥料は早めに施すのがコツとなっています。

天神社5

ここは天満宮、学問の神様ですが五穀豊穣など農業関係者の信仰も集めていて、これも有名無実な規模になってしまいましたが例年5月2日に八十八や市があって農具や野菜苗などが売られていました。
開かれた社の表戸が昨日はお祭りであったことを知らせようとしているかのようです。

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東北は梅雨もまだ明けません。夏草は生茂ってきました、紫蘇(しそ)の葉だけ手持ち無沙汰そうに雨に打たれています。こちらの地方では6月が梅の収穫期、梅を漬けるときに赤い梅干にするために紫蘇と漬け込みます。家庭で漬けることも少なくなったのでしょうか。

紫陽花

福島はまだ紫陽花です。天皇皇后両陛下が被災地のご視察とのこと、雨の中で不審物探しでしょうか、連れ立った警察官も見かけます。今回のご視察には天を突くような「ひまわり」はご覧になれないかもしれませんが、ひっそりと佇む紫陽花はご移動のお車からでもご覧いただけるかと思います。皇后陛下もご体調がすぐれないともお聞きしておりますが、しばしでもお楽しみいただけれ間と思っております。

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元総理が総理を提訴
菅元総理が安倍総理を提訴、現総理側のメルマガによる「海水注入指示の記事はでっち上げ」を名誉毀損として提訴したとのこと。まさに国政選挙の最中になんとも緊迫感のないニュースが飛び交います、政治家にとっては選挙と名誉は表裏一体なのかもしれませんが。

福島では面的除染が始まっています。と、言うよりとっくに始まっていたのですが、よく見かける風景になりました。

看板6

除染という非日常の作業が、なんとも普通に行われています。ボードがないと通常の土木作業と区別がつかないほど背景に溶け込む何ともいえない光景です。

高校生68

現場の脇を下校の高校生が通り過ぎ、何事もないような昼下がり。パニックにもならずエキセントリックにもならず淡々と日常を送る、これが福島の強さなのかもしれません。

子供2

子供が除染現場近くでボール遊びをしていました。原発事故後外で運動せずに運動不足で肥満になる子供もいる中、ストレスは健康の敵とばかりに元気に遊ぶ子供もいます。どちらが幸福なのか誰もわからない比較に大人はただ見守るばかりです。

前回も書いた東京電力の数少ない善玉役の故吉田元所長。テレビ回線で東電本社や渦中の当時の菅総理とやりあいながら、事故を最小限に食い止めるべく陣頭指揮を執りながら先日病に斃れました。その吉田氏の追悼記事も週刊誌で見受けられますが、「原発事故で福島県の浜通りの住民には大変なご迷惑をかけた、なんとしても元の形にしてお返ししたい」と生前言っていたと伝えています。

しかし、迷惑を被ったのは浜通りだけにあらず、大なり小なり広範囲で多くの影響が出ています。無論福島県内だけではありません。吉田所長にはまだ長生きをしていただいて、その影響と願わくば復興の姿も見てもらいたかったのですが、まさに原子力災害の生き証人として。
横幕3

除染現場の近く、労働組合事務所の窓には反原発のスローガン。まさにその通りですが、幕を張って済む話ではありません。
世界中の英知と技術を結集して「再生可能エネルギー」という声と裏腹に、経済同友会の爺さん方が福島にやって来て「原子力発電所は必要な技術」と打ち上げたりもしています。まずは産業界の目先のコストから言うと原発なのでしょうが、福島で言うにはあまりにデリカシーに欠けると言わざるを得ません。




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11日の憂鬱
10日の夜は視察の一行を案内して県内の旅館に宿泊しました。翌11日は朝からテレビ新聞で東日本大震災の話題で持ちきり。総じて復興が進んでいない、除染が進んでいない、風評被害の影響が大きい、避難によって大規模な生活空白地帯が生じてそこは野生動物が異常繁殖して生態系に変化が生じている、等とというもの。

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何でも11日は大震災があった日で、今月は2年4ヶ月目の節目ということらしいのです。粛々と生活、事業再建を進める側にとっては特に暦上の節目など何の関係もないのですが、風化の抑制という点では好ましいのかもしれません。

たまたま、今回は東京電力では珍しく善玉扱いされることが多い東電福島第一発電所長であった吉田元所長の逝去も重なり、東電関連ニュースも多く流れました。

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福島でも早生系の桃が随分色つき始めました。1次産品の主力である桃の出荷販売が間もなく始まります。となるとまた問題になるのが「風評被害」。改善されつつあるという意見もありますが果たして如何でしょうか?
まず、「風評被害」という概念。賠償に関る文書でも「いわゆる風評被害」と表現されますが、過去に起きた水俣病、オウム真理教に関る「オーム」「アレフ」等の似た名称に関る被害、東海村の放射能事故等々過去に風評被害が生じた事例はありますが、今回の原子力災害に関する「いわゆる風評被害」は規模、範囲、世論の捉え方などまさに参考になるものなどないほどの深刻な事態であるということで、「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」ではありませんが、過去に類例がない事象として新たな名称を考える必要がありそうです。

で、もっとも深刻なのが、消費者というか生活者心理が忘却や理解に向かうのではなく、新たな疑念や不信が生じるようなことになっていること。
今回の11日関連の報道でも多く出されていましたが、とにかく東京電力について信用できないという事。2月に電源が喪失して一時的に格納プール等の水温が上がり、まだ危険な水温までには差があるとして電源喪失事故の報告が送れたこと。この報告を受けた広瀬社長は事故から2年経過して続いてきた地元の信頼関係がくづれると激怒したそうですが、かく広瀬社長も最近「目先の黒字化と地元の安全とどちらが大事か」と
新潟県知事を激怒させたので、まずは社員と社長、どちらもどちらと言うところでしょうか。

東電については電源喪失後も「原因はねずみの感電によるショート」「ねずみ避けの網を設置中に配電盤に触れまた停電」と先端技術とは間逆の失態や発表が相次ぎ、さらに「汚染水の地下プールから水漏れ」「実は漏れていなかった」「地下水が溜まって廃炉作業に支障が出るので海に放出させて欲しい、地下水のセシウムは限界値以下」「指摘があって調査したら地下水にもセシウムが含まれていた」「事後現場の井戸から高濃度の放射性物質」「プルトニュウム検出」「楢葉町から高濃度の破片発見」「セシウムは土壌に付着するので外には漏れない」「海洋流出の恐れがあるで護岸工事を急ぐ」「海水のセシウム濃度が急激に上昇
原因は不明」新聞のヘットラインだけを並べても、いわゆる風評被害が起きないのが不思議で、まさに人災で社会的なことに感心があり情報に接している人ほど風評に敏感になります。これが情報の不足や科学的根拠に欠ける従来型の風評被害とは基本的に異なるところです。福島の観光や買い控えが科学的根拠に基づいているとは言いませんが、科学的根拠の発信者が信用を失っていることが福島の苦闘に繋がっています。

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あじさいまつり
関東以西では梅雨もあがって、猛暑が続いているとのことです。福島以北はまだ梅雨のただ中、降る雨の下に紫陽花が見ごろを迎えています。

青紫陽花5

先週東京に行きましたが、そちらでは紫陽花の花は既に枯れていて、ドライフラワーのように咲いていた名残を留めるのみで、その意味でも夏の訪れを告げていました。こちらは桜で言うと5分咲きか、まだ相当に楽しめそうです。

ノボリ
季節に合わせて「あじさいまつり」なるものも開かれています。昔流に言えば「村おこしイベント」何か時の晴れない福島だからこそ意味がある企画なのかもしれません。

紫陽花は広大な土地に群生するというより、庭先や空き地、玄関脇などにある風情が好ましいようで、やはり雨・傘・カタツムリがセットになって日本の雨季を演出するようです。

赤紫陽花9

湿った季候下ではナメクジも出番です。が、カタツムリほど絵にならず、田舎の腕白小僧にしてみればナメクジと見ると塩をかけてみたくなる習性があり、大急ぎで台所にとって返し塩を取ってはナメクジにふりかけて、融ける融けないと理科観察に没頭しました。

白紫陽花7

仮にも国際的な大企業の社長をナメクジにたとえるのは失礼すぎるのですが、東電の広瀬社長と新潟県の泉田知事の会談の様子を見ると、東電社長はまさに塩をかけられたナメクジ状態「東電さんの言われることは信用できない」という泉田知事の返答には返す言葉がない状態がテレビ報道からも見て取れます。会見後の広瀬社長の「リターンマッチ」発言も、抜本的な原子力災害と原発運用に関る姿勢を変えない限り「返り討ち」になるのは明白で、東電が濫用する「(事故と被害の)相当の因果関係」という用語が「会社の黒字化と原発再稼動の因果関係」という言葉に置き換えられると、企業運営と公益事業との2重の社会的責任との板ばさみにあって東電という会社の存在理由と立位置を今後と問われて行きそうです。

雨に佇む紫陽花からまたなんとも無粋な話題に繋がってしまいました。東北南部はまた当分紫陽花が楽しめます。

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元気なところは元気です
国際ソロプチミスト田村の「安心」と「おいしさ」農場のお手伝いをしています。農作業の方は地元の方にお願いして「技術アドバイザー」という立場でしょうか。

国際ソロプチミストというのはアメリカに本部がある世界最大の女性による奉仕団体。日本北リジョンというのが日本の東北北海道ブロックで、そこに属しているのが「国際ソロプチミスト田村」。地元の女医さんからの要請で行掛かり上農園のお世話をしています、とは言え私も国際ソロプチミストなる団体をよく理解しておらず、聞かれると「多分、ライオンズやロータリークラブの女性版」という表現をしますが、その方が聞いてきた方もイメージが掴めるようです。むろん双方の当事者からすると「ちょっと違う」「そうじゃない」という反論もあるのでしょうが。

トウモロコシ7
多様な野菜類を植栽しているのですが、一様に元気です。写真は畜産飼料用のデントコーンではなくて食用のトウモロコシ。まさに天を突くような勢いで伸びています。もちろん有機性の堆肥、土壌改良材と有機肥料しか入れていません。
化学成分を添加しない純然たる有機肥料は、窒素成分を上げても5~6%。それでも土壌に残っていた化学肥料成分も活性化してしまったのでしょう、その他のカボチャ、じゃがいもなども同様に旺盛な生育です。

じゃがいも

専門的に言うと「栄養成長部位」つまり体が勢いよく育つと、肥料が過剰であった可能性が高く病害虫の被害が甚大なものになる可能性が高い、簡単に言えば溶けたり縮んだり果ては枯れたりし易いのですが、この農園はそのような兆候がありません。
食味も上々なようで、一足早く実をつけた茄子・ピーマンは甘くておいしいとソロプチミストの会員を喜ばせています。

ようやく東北地方も梅雨らしい天候、灼熱の太陽が戻る頃にはトウモロコシも赤毛の実をつけて抜群の甘さを誇示してくれるものと思います。

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