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梅雨の会津路
梅雨の合間の差し込む陽差し、久方ぶりに会津地方まで足を伸ばしました。
NHKの大河ドラマ「八重の桜」も戊辰戦争での鶴ヶ城の攻防戦が佳境に入り、二本松少年隊・白虎隊の悲劇性や婦女子の自決が挿入され日本中の涙の大注目と言いたいところですが、「じぇじぇじぇ」の北三陸の方に人気が集まっているらしく、会津戦争と歩調を合わせるように「あまちゃん」は上野アメ横を舞台にする東京編が始まり、国民的な会津ブームとは行っていないようです。はやり人間ポップなストリーを好むのでしょうか。
スバや

もともと会津は風評被害による観光客の落ち込みや会津産米の販売不振の対応として、同じ福島でも会津は距離的に離れていることをアピールして風評の払拭を図ってきたので同じ県内とは言え浜通り中通りとは当初からスタンスが異なる所がありました。

会津路2

とりあえずは風評被害を受けている事実は事実、当初のスタンスはともあれ現状復帰に向けての取り組みは大切です。会津でもハンサムウーマンのピンクや黄色の八重たん幟を立てて集客中、ぜひともがんばって欲しいものですがブームも終わってみれば一過性。やはり本質的な改革改善が求められます。本質とは何か、答えを求める行脚や試行錯誤はまだまだ続きます。

今日で今年の前半も終わり。書いたブログも「風評被害」「農業の苦難」一色になってしまいました。事実は事実としても、もう少し活気と展望のある話題を取り上げたいと反省しつつ下半期を迎えたいと思います。
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梅雨空
梅雨空です。先日までの空梅雨が嘘のように雨が続きます。先日同じ福島県でも郡山市で局地的な集中豪雨があったようですが、福島市の方は適当な雨、降り過ぎの被害はありません。

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主の居なくなった隣家の庭でも雑草に紛れてかつて丹精して育てていた花がひっそりと可憐な花をつけています。雨上がりの露が滴る様は幻想的です。

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我が家の紫陽花はやや苦戦美味。というのは原発事故以来花の終わる8月には株際の少々の葉を残して刈り取っています。万が一Csでも吸収していたらとも思うからで、別に食べるわけではありませんが放射能管理の情報が少なかった一昨年に実践して、去年も行いました。今年は間もなく行政主導の面的除染(区画をローラー的に除染する)が入る予定で、俄仕立ての「専門家」のご寄託に拠りながら、猫の額も判断して行きたいと思っています。
まずは生育盛期に一旦刈るので樹勢は弱まり文字通り溢れんばかりに咲いていた花も、こちらに一輪あちらに二輪と言う咲き方になりました。逆に風情のある咲き方で「梅雨の紫陽花」のイメージには合うのかもしれません。

昨日は電力各社の株主総会があったようで、その話題で新聞紙上が埋められていました。総理問責もありましたがこれは形式上の問題、「野党」の非力をあぶり出したに過ぎません。
その国に支配権を委ねた実質国有化の東京電力も株主総会。原賠法によって文科省が設置した「原子力災害賠償紛争解決センター」の勧告を東電か拒絶したというニュースも同日流れました。こちらの方はなぜか新聞も詳細伝えていません。
三権分立と言ってしまえばそれまでですが、まずは被災者からはやるせない「ねじれ」には違いありません。泥沼のような長い裁判になるのでしょうか。

なかなかしっとりした梅雨の日も、落ち着いた日常に戻らない福島です。

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こだわり胡瓜
参議院選挙を前に「選挙で勝てる形勢」と見ると警戒心が緩むのか、自民党高市早苗氏からも問題発言がありこの度陳謝の運びになったようです。「福島の原発事故では直接死者が出ていない」という原発再稼動の地ならし発言が相当の反発を受けました。
野党民社党の細野幹事長等の責任追求もありましたが、事故直後の民主党政権の対応からして「人のことは言えんだろう」というのが率直なところで、風評被害のそもそもは当時の官房長官の「直ちに被害を及ぼす・・・」の度重なる発言で、また同一人物が紆余曲折の末とは言え原子力発電の主務官庁である経産相に事実上横滑りをしたような形になってしまいました。
原子力災害に関る「風評被害」については、従来の定義では計れないような状況ですのでまた機会を改めます。

参議院福島県選挙区選出の森雅子少子化担当相が今回参議院選で改選で、今回から福島選挙区が定員2→1になります。民主・自民の同年代の女性議員が現在議席を分け合っていて、そろって出馬の予定で自動的にどちらかが落選となります。まずは現職閣僚リードだろうと言う見方ですが、先の郡山市長選のように現職有位が蓋を開ければ新人逆転のように、下駄を履くまで判らないのが選挙のうえ、原子力災害等によって波乱要素の多い福島県なので森陣営も相当の緊張感があるようです。
森大臣も参議院議員1期目、政治家のキャリアや実績から言えば高市氏の方が相当上なのでしょうが、死者が出ていない発言については高市氏に抗議に陳謝を求めたと報道は伝えています。森大臣も自身の選挙を考えると当然のことでしょう、大臣職にも就いてなく選挙も近くない地元選出議員という立場だったらどうしたのかというのは、少々意地悪な想像でしょうか。

森6

さて、少子化担当大臣と同姓の森さん。こちらは須賀川の専業農家です。事故直後有機野菜の出荷停止を受けて自殺を選んでしまった農家の出た地域です(先日のADRの和解勧告で東電が賠償金の支払はするものの謝罪はしなかったことでまたクローズアップされました)、直接の死者無しの高市発言の対応に良く使われている被害を受けて自殺された方がいる、避難の途中環境の変化や医療体制が間に合わずなくなった関連死が多数存在する(それは須賀川ではありませんが)ということで引き合いに出される地域です。

幸いこの農家の森さんは、元気に再起を期しています。ただ、販売や農業用水など原発事故の影響から脱しきれず苦労は尽きないのは県内どこも同じです。
元気発信、笑顔でというお願いで少々無理して営業用の笑顔を作っていただきました。森さんのこだわりは自根胡瓜、通常流通されている胡瓜は、耐病性を上げたり成長を促進させるため胡瓜の幹にかぼちゃの根を接ぎます。ここでは敢えてそれをせずきゅうりの根のまま育てます。この栽培のメリット・デメリット相応にあるのですが栽培の特徴として胡瓜の実に白い粉をふった様な特徴が現れます。

ブルーム

普段スーパーの売場では見かけないようなこだわりの農産品。ニッチなマーケットながら固定のファンは必ずいます。一生懸命に消費者に好まれるものつくりをしてみました、私も微力ながらお手伝いをしてきました。残念ながらこだわりの客層ほど原子力災害に敏感です。

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干天の慈雨ですが
なかなか古めかしタイトルになってしまいました。しかし文字通り、空梅雨以前に梅雨入りもしておらず
連日の猛暑ではなく、降りそうで降らない曇天続き、渇いた地表から恨めしく天を仰いでいる日々でした。

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土曜日の午前中少々雨が降りさらに夜間にも静かに降り続きました。豪雨は土の表面で流れることが多く静かに長時間続く雨の方が旱魃対策には効果的です。

と、何となくほっとする話題でブログを書き出しているのですが、農家の方と話をしていても話題になるのは、いわゆる「風評被害」。天候以上に農業経営を覆う深刻な課題です。
雨とは縁のない大型ハウスのミニトマト、そろそろ赤く色付きました。ご主人は第2棟目を建設中、収穫と箱詰めは奥さんの仕事で猫の手もネズミの手も借りたい忙しさ。

しかし、今後・将来のことを考えると農産品の売れ行きが気にかかります。
ここに至って風評被害といえるのかという話題にいつもなっていきます。事実ではないデマの流布によって販売不振等経済的な損害を受けたのが風評被害といわれますが。これだけ関連産業も含めて広範囲に深刻な経済な損害を与えた事例は少なくとも国内にはなく、偶発的なデマというより「多面」「多層」からの情報の錯綜により国民が根拠のない情報を信じたというより、何が真実か判断に困り、とりあえず放射能汚染の可能性が皆無でなさそうなものは購買を控えることになり、これまでの古典的「風評被害」とは様相が異なって気でいます。東電の汚染水漏れ等度重なるトラブルも科学技術や管理体制への不振を増大させていることから、まずは購入者の合理的な判断といっていえないこともない現状です。

かつて言われた「おれおれ詐偽」も、何かと名称を変えて呼ばれていますが被害は未だに報道されています。原子力災害に関る風評被害も、風評被害以外の新たな名称で実態を表現しながら対応をを考える時期に来ているというか、それでも遅きに失していると思っています。

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このミニトマトハウスにも除染用のゼオライトが積まれていました。逆に放射能対策におけるゼオライトの効用は疑問が残ると言う専門家もいますが、土に撒けという既成事実として走り出しているものは逆に止めようがありません。
なんとも困った情報化社会です。原子力同様「情報化」についても、人間は自ら管理や抑制のできないものを使用してしまったのでしょうか?天候も抑制で見ませんが、とりあえずこちらは慈雨がありました。

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復興庁 ツイッターに思うこと
福島県内では除染現場や仮置き場が目に付くようになりました。仮設住宅も相変らず避難生活の拠点になっています。震災の後避難所を転々とし仮設入居をしたと考えると仮設住宅生活も丸2年、これを仮設生活といって良いのか疑問になるところですがとりあえず至るところにプレハブの構築物と洗濯物や住宅には入らない自転車などが軒先にあって、なんとも切ない生活感が通りすがりの涙を誘います。

仮置き8

2年も経つのだからもっと自力で生活の再建をと、外部から言うのは容易いのですが結果的に2年過ぎたのであって、賠償の内容も支援や援助の方針も定かでないまま暗中模索の状態にあったわけで、2年もどうしてたと言われても困ってしまうというのが実感でしょう。
仮設の住民に言わせると、復興庁との対応ででてくるのはいわゆる震災後の現地雇用職員、決して現地雇用の方を軽視するわけではありませんが、ヒアリング担当もっと露骨に言えばガス抜き役のような所があって、施策や予算執行において裁量があるとは思えません。

そこに来て本庁キャリアの水野靖久参事官の暴言ツイッターはますます被災地の怒りを買っています。とりあえず参事官は更迭だそうですが、恐らくこれでキャリアの役人生命は終わりで相応の社会的制裁を受けることになります。経産省の古賀さんのように古巣霞ヶ関に楯突く元キャリアで、原稿依頼やテレビ出演まで水野氏が開き直るか、そのようなキャラクターかは分かりませんが、いまのところ「よくぞ言った」などの好意的な声は聞かれず、よほどのヒールキャラでもないと露出の多い所での生き残りはむずかしでしょう。

立ち入り9

自治体も基本的には前例主義、以前あった事例に沿って対処して行くものですが、先行の事例がない今回の大規模災害は中央官庁との連携が欠かせません。
正月返上で泊り込んで一時帰宅を支援していたキャリア参事官も具体的に存じ上げていただけに、このような事例は被災地とともに、献身的に復興に当たろうとしていた人たちには大きな衝撃でしょう。

多忙に因る心身喪失と言う声もありますが、ここにいたる動機や遡って採用にいたる選考基準も問題になってきます。個人的な舌禍と言えるのかどうか、時間をかけた検証が必要かもしれません。

テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済

まちかど珍百景
週末ソフトボールの県大会が福島市内であり、以前関係していたチームが出場するので挨拶がてら暫時観戦しました。除染から間もないグランドでやたら砂塵が舞うなか、郡山から観戦(というより偵察か)に来ていた現役の監督の話しによると「郡山のグランドはまだ除染が終わっていないんですよ」むろん終わってにしたないところもあるという意味でしょうが、以前このブログでも話題にした先の郡山市長選挙、現役磐石の予想を覆し「新人逆転勝利」の結果はお伝えしていましたが、まずは民意というのは従来の組織選挙では計れない勢いがあります。

プレート80

この秋に市長選挙を控える福島市でも急ピッチで除染が始まっています。いまさら急ピッチというのも間の抜けたはなしですが、とりあえず郡山の轍を踏みたくないなか、あちこちで除染の看板を見かけます。

中心部2

中国のトップが米国を訪問し世界1位2位の経済・軍事大国とお互いエールを交換しましたが、かつて自由主義経済の発想を取り入れる前の中国は「人海戦術」が代名詞で、とりあえず人出を投入して作業生産に当たることを国是としていました。
どうも、原子力災害復旧に関しては世界2位の経済大国から滑り落ちた日本は「人海戦術」に頼らざるを得ない状況のようで、これで原子力発電技術を輸出しますというのもなんともお寒い限りです。

除染0

この一帯は福島市の中心部、古くからの住宅街でしたが再開発で宅地分譲がされ小奇麗な戸建が立ち並ぶ区域です。まずは中間所得層にはなかなか手の届かない地価で、学校や緑地にも近く駅や市の中心部も徒歩圏内。再開発が終わった頃を見計らうような原子力災害に大枚をはたいた入居者はやり切れません。
避難区域となって持家を追われた人たちからするとまで恵まれているというのはなんの慰めにもなら来かもしれませんが。

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梅雨の時期とは言え真夏日が続くなか、作業をする側もしてもらう側も苦闘は続きます。

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謝罪の意味
かつて何回か公費で海外に行っていました。公費ですから目的を果たす役割がるので出発前から仔細情報を入れられ、渡航先での注意喚起もあります。
その時分言われた事はまず対人トラブルに際し謝ってはいけないということ、日本人同士なら「すみません」は潤滑油のようなもので、まずトラブル修理への入り口のですが、外国で(特に欧米先進国で)謝罪を口にすると自己の非を認めたことになるということです。

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先日、福島県内で放射能事故で農業経営の前途を悲観した農家が自殺したことについて、ADRの仲裁案に従って東京電力は事故と自殺の因果関係を認めて拝承金の支払いを決めたとの報道がありました。同時に遺族が望んでいた謝罪には応じないことも表明したようです。

見ようによっては東電は「金さえ出せば」と言っている様に見えるのですが、ここでポイントが幾つかあります。ADR(紛争審査会)で処理されたことであること、これが裁判ならば判決が意に沿わず上級審まで争ったが覆らずそれに従ったというならまだしも、ADRの勧告に従ったのは自ら因果関係を認め賠償に支払を決めた、従って非を認めながら「謝罪」には応じないと言うのは日本人の心情として理解しがたいのですが。
古くから商家に関る格言で「頭を下げるのは只」と言うものがありますが、公益企業の雄、官僚よりも官僚的といわれる東電は謝罪はご容赦いただきたいという意向です。非を認めたのに謝らないと言うことにまずは理解できません。西欧諸国並みに謝罪の曲解や拡大解釈を懸念するのでしょうか。

ローダー8

反面、謝罪ではありませんが頭を下げ続けていることがあります。事故原場に流入する地下水の海洋放出の問題。「原発事故現場に流入する地下水は冷却に使った汚染水とは異なり放射能汚染は低レベルであり、保管に限界があり今後の収束作業にも支障をきたすので太平洋への放出を容認いただきたい」と県や漁協に理解を求めているもの。まずは話の筋は通っており、漁協の連合会も容認の姿勢は示したものの各単位漁協から風評被害拡大の懸念から慎重論が相次ぎ解決が先送りされていました。そこに、当初地下水の放射性セシウムが検出限界値以下としていたものの、検査方法の不備を指摘され再検査したところ今度はセシウムが検出されました。東電はそれでも「充分許容値よりは低い濃度」と海洋放出への理解を求めて各地で説明会を開いていますが、当然の様に反応は鈍いようです。
恐らく科学技術的なデータよりも企業としての姿勢が問われているのだと思います。公益企業とは言え民間企業なので株主や債権者に対する責任があり、不要な出費は避けるのは当然ですが「因果関係を認めたい上謝るのは当然だろう」と言うのが一般的な国民の声だと思うのですが。

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さて、6月です。
さて6月です。福島市では、1日2日と東北六魂祭というイベント。前にも書いた通り東日本大震災を契機に各県持ち回りで始まったお祭りで、盛岡・仙台に次ぐ3年目。東北の大動脈国道を4号線を止めての開催に過去例のない人手だったようです。

七夕3

開催中はとても近づけないので前日の準備の様子。七夕飾りが風に揺れていました。盆地の福島市は風でもないと蒸暑さが増すばかりなので風は好都合なのですが、微妙なバランスで吊り合いを取る秋田竿灯などは禁物のようで、しかし竿灯が倒れるたびに大歓声「何が幸い」するか分からないのが非日常の世界、祭りの祭りたるところかもしれません。

散水4

関東甲信越以西では梅雨入り宣言があったようです。やや早目といいながら6月といえば梅雨なのですが「みちのく福島」は水不足、何とか田植えは終えたようですが、野菜に散水している風景が見られます。

昨夏も猛暑に水不足、雨乞いの神事まで執り行われる有様ですが、その前年は大雨。東日本大震災以来自然の歯車がどうもおかしいようです。
気温と降水量ならば、温室効果ガスが槍玉に上がるのですが、地震となるまた別問題南海トラフが何ぞやとまた刺激的な話題が欲しいメディアが危機を煽ります。

割れ目2

しかし自然もやはり大したもの、干乾びそうな地表、しかもアスファルトの間からしっかり茎を伸ばし花まで咲かせています。メディア流にいえば「ど根性何とか」ということになるのでしょうが、根性というより生命力、大いに見習いたいものです。

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