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幕田武広

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桃と小松菜
福島の桃も、早生種から中生種への切り替わり進んでいます。本格的においしい「あかつき」「白鳳」が出てくるのは今週後半からでしょうか。そこから10日ほど主力品種の出荷が続き、晩生の川中島白桃に出荷が移るのですが間をつなぐ「まどか」という品種がまた好評です。「まどか」ご指定の注文もあります。


もも14

中生の「あかつき」の放射能検査の速報が入りました、契約農家の渡辺さん菅野さんとも早生種の検査に引き続いてND、EMオーガアグリシステムからは検出されないというのが定説になっていますが、予定通りとは言え不検出の連絡が来るとやはり安心します。

もも8

うだるような暑さは人間にとっては困ったものですが、夏の果実にとって日差しと高温はなりよりのエネルギー源、培ってきた土壌バランスとともに美味しさの根源になります。

福島県で放射能移行抑制効果が確認された「EMオーガアグリシステム標準たい肥」ですが、桃の外でもいろいろな農作物に使われているとしても、実際の県の実証栽培試験に使用して増収効果も確認された「小松菜」栽培の様子を見てみたいという要望があります。
実際栽培が不可能とされる30℃以上の気象で元気に育つ小松菜を見て皆さん(栽培上の常識を持っている専門家の方々ですが)、異常高温の中でも立派に育つ小松菜を見て一様に驚かれます。
「ひょっとしたら放射能の抑制よりも凄いことかも知れない」ある専門家はそうつぶやいていました。

m小松菜9

激しく葉からの蒸散が促進される直射日光と高温の中で、この葉色と照りは、私たちもちょっと驚いてしまいます。
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猛暑の農業
堆肥場3

7月の決まり文句に、「酷暑のみぎり」「耐えがたい暑さ」などがありますが、まさに耐え難い暑さが続いています。
申し訳程度の夕立も、その後の暑さで水分などたちまち蒸発してしまうような按配が続いています。しかし、生物の逞しさというか生命力というか、しっかりした土作りをしていたところは、高温をエネルギーに変えたように元気に育ち続けています。
土作りを担う堆肥の生産を炎天下でも続いています。有機性の排出物は、盆も暮れも低温高温に関係なく出てくるのでそれを逐次生産資材に変えてゆくことは考えようによっては究極の再生エネルギーであることになります。

きゅうり1

「きゅうり」は大半が水分です。今の時期は露地栽培、灌水設備はありますが水を充分に撒ききれるものではありません。しかし有機質を良く含んだ土は保水能力が高く、きゅうりの葉を見ても化学肥料主体の畑とは派のしおれ具合が全く違います。

小松菜6

葉といえば、葉を収穫する小松菜も立派に商品力に耐えうる野菜に仕上がっています。普通なら7月8月はよほどの高冷地でもないと野菜の体を為しません。
ただし、暑さは人間にはこたえます。放射能災害で精神的な苦悩が耐えない福島には過酷な追い討ちです。
放射能災害の反動で、福島は放射能医学の世界の先端基地になる様子、精神面のケアも忘れずにして欲しいものです。

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梅雨が明け猛暑になりました
オリンピックに合わせるように猛暑がやって来ました。福島では相馬野馬追祭が開かれ、高校野球の県代表も決まりました。一気に夏本番です。

金寿3

いよいよ桃の主役、あかつき、白鳳など中生の主力品種が出てきます。今年は春の訪れが遅く、果樹に合わせて作業をするため例年より作業の取掛かりが遅かったところに6月以降平年並みに天候が戻り、カレンダーどおり例年の時期まで収穫時期が帳尻を合わせてきました。

収穫を始め管理作業も大忙しです。この作業は桃の受光をを上げるため地面にアルミの反射シートを貼ります。太陽からの日光の外地表の方からも光が届き光合成が上がり、桃の実も着色がよくなり糖度も増します。

シルバーシート

しかし、敷きっ放しでは脚立を使った収穫作業や運搬作業が出来ないので、収穫直前の取り払いまだ収穫まで間がある果樹園に敷き直します。
うだる様な暑さの中大変な作業ですが、安全な方法で美味しい桃を収穫するためには避けて通れません。

ピン抜き7

果樹の下に敷くといっても、置くだけでは風に飛ばされるので、いちいちシートで固定します。固定はピンをハンマーで打ち付けます。移動、収納の際はピンをフックの付いた金具で抜き取ります。作業に工夫はしていますが何せ35℃炎天下での作業、滝のように汗がながれ水分と塩分の摂取が体力保持のカギになります。

朝の涼しいうちは桃の収穫、桃を炎天下にさらさないためです。除草剤を一切使わない渡辺果樹園さんでは刈っても刈っても雑草が伸びてきます。自然との闘いの中で丹精を込めている桃、風評被害になど負けませんように。

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ふくしまからはじめよう
今日は再生可能エネルギーの研究会の発足が行われました。県内外から350社が参加するようで洋上風力発電から小型水力発電住宅用ソーラーパネルまで、再生エネルギーに関する研究実用化拠点を福島県は目指しているようです。
「ふくしまからはじめよう」と言う新キャッチコピーもこなれて来て、仮設住宅やら遅れに遅れている除染、財物の損害賠償など問題は山積ながら少しずつ前に進みだしている感はあります。

再生

この事業の主管課とは産学関連推進事業等で以前からお付き合いがあり、そのようなご縁もあり今日も参加させていただきましたが、意地の悪い見方をすれば、そう言えばここがかつて推進していた「半導体の研究生産拠点」構想などいつの間にかどこかにかすんでしまい、韓国勢の後塵を拝した挙句にエルピーダメモリーの惨情になってしまったわけで、半導体推進とは比較にならない背水の陣の福島としては、これからが正念場でしょう。

来週は別のプロジェクトですが、「農業のスマート化」のテーマで私がプレゼンテーションを行います。スマート化と言っても何もダイエットのことではなく、スマートグリットのスマート、要は「賢い仕組み」ということです。
福島の梅雨明け宣言はまだですが、今日は強い日差しが照りつけていました。7月も5日を残すばかり、ダイエットならぬ夏バテの季節が来ました。スマートとはまた似て非なるものですが。


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日本の国の劣化(仮設住宅を見ながら)
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仮設住宅も2度目の夏を迎えます。いかにエアコンが入っているとは言え、金属の屋根・樹脂の壁・コンクリートの床下に申し訳程度の断熱材が入った「ウサギ小屋」のような住居では実も心も休まることはなさそうです。

政府事故調査の最終報告が出ました。民間・東電・国会に続く報告書ですが、ここでも菅元総理の過剰介入、東電の状況認識の甘さと事故処理の不手際、自治体等が縦割りの弊害で対応の拙さ、またどこかで聞いたような調査報告がなされました。
自己弁護し終始した東電の事故報告書は論外にしても、判で押したように同じ問題点が指摘されています。

今まで権威や権力の象徴のように崇められてきた大企業、大学、内閣、行政機関などが実はなんとも心もとない「張子の虎」のような存在だったことが浮き彫りになっています。

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震災直後は、この大規模な天災地変と予期せぬ放射能災害に際し「明治維新」「終戦」にも匹敵する国の転換期とする声もありましたが、数々の問題点や不手際が浮上しながらも震災後僅か1年半に満たない間に国の転換期というような危機意識はどこかにいってしまったようです。
何の過失も落ち度もない被災住民が不自由な暮しをしているなか福島島県民はいろいろな人間を見てきました。

冒頭に書いた劣化とは、権威や権力や象徴であったような機関ばかりでなく、そのようなところと対峙するべき役割のような所まで相当劣化が進んでいることに愕然とします。

京都の某私立大学、寡聞にして震災後初めて聞いたその大学はなんでも漫画関係の文化教育が有名なところだそうですが、震災が福島に来てやっていることがまず漫画以下、除染ボランティア団体に取り入り除染方法として接着による放射能除去を試したのですが、相手にされないと知ると臆面もなくボランティアをかなぐり捨ててて企業関係者を入れて実験、それでも相手にされないと何を言っても音沙汰なし。データ採りや実験に協力してくれた方の所には試験の残骸がそのまま残っているそうです。

吾妻小富士

彼等とコンタクトを取った地元大学の関係者は、「私は現場作業員みたいなもので」と言い訳をしたきり梨のつぶて。日本を代表する大企業東京電力が下請け作業員の線量計に鉛のカバーを付け、作業被曝がさほど出ないような細工をしていたことが明らかになりましたが、身近でも一応大学と名のつく権威の下にぶら下がっているようなところまでこの有り様では、まさに日本の劣化というしかありません。

震災以降福島を離れた研究者もいますが、志願して、まさに職を辞して福島に来られた研究者もいます。そのような人たちと、未来に向けて何が出来るか、福島の再生は既存の権威ではなく地域に寄り添うような柔軟な思考であると思っています。



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梅雨明け間近の福島から
もも2

先ごろまでのむし暑さが嘘のように,梅雨寒の陽気に冷たい霧雨も落ちてきます。
北海道を挟むようにして進む低気圧が、太平洋高気圧の張り出しを阻害しているのでしょうか?いずれにしても低気圧進路を押し上げればいよいよ福島も夏本番です。
待ちかねたように早生系の桃も赤く色付いてきました。早生種の「暁星」の放射能分析を行ったところ、セシウム134,137とも不検出。また風評被害と闘う夏がやってきます。

農業は1次産業の中核であり、「産業論」として支援や再構築を図るべきでありボランティアなどによる支援は適切ではない・・・。と言うのが私の持論なのですが、放射能災害下ではボランティアによる支援も必要になってきます。

今日は放射能災害以降耕作を休止している水田の除草です。荒れ放題にする訳には行かずボランティアのの蔵刈でした。

草むら4

草原ではありません、水田です。それも昨年から田植えはしてないというものの、今年の春も耕運整地はしてあります。それが、わずか3ヶ月の間に人の背丈ほど、と言うのは大げさにしても、やはり1mくらいは雑草が伸びています。水田だけあってイネ科雑草が多く茎の繊維が刈払い機に絡みつき、河原の草刈もかくやと言うような状況です。
これが震災前までは、EM有機栽培により、うらやむほどの高品質のお米が取れた水田かと思うと、お手伝いながら無念でなりません。

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草刈機も軽く性能も良くなりました。「2サイクルエンジンも始動が良くなったね」と言うと、「何年前の機械と比べてですか」と笑われてしまいました。しかし、一日の作業で右手が上がらないほど疲労が溜まります、明日は相当の筋肉痛でしょう。
肌寒いくらいの気温でで肉体的には助かりましたが、炎天下での草刈は本当に堪えます。しかも、生産活動とはいえない保全の仕事。またこの水田も黄金色の収穫期がいつか迎えられるよう、出来るだけのお手伝いはして行こうと思っています。

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実証試験の実証試験
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先の福島県が行った放射能影響抑制の実証試験で画期的な結果が出た有機質による抑制効果。「EMオーガアグリ
システム標準たい肥」の追加試験が始まっています。
東北農業研究センター福島研究拠点農業放射線研究センターや福島大学の協力を得、結果の解明に取り組んでいます。もちろんプランターの試験も続けています、EMオーガ標準たい肥は「カリ量が多いので化学肥料でカリを同等料入れれば同様の効果が期待できる」と、まるで農業を知らない自称専門家もいましたが、そのような量を化成肥料で投与すれば肥料焼けして生育以前に発芽すらおぼつきません。
生産現場にとっての常識も自称専門家は知らないらしく、念のためプランターで実験したところやはり発芽はせずに土の表面に塩が浮いてくる有様でした。
しかし、放射能災害下の福島はそのような与太話になど付き合って入られません、現場で放射能抑制効果、作物の生育、そして品質を視野に入れてそれらを一定のコストの中で実現しなければなりません。


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試験現場に機材を持ち込んで試験区毎に肥料設計したものを散布して行きます。もちろん「たまたま」そのような結果が出たということがないように、同じ比較区を3ヶ所準備します。

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大学のゲルマニュウム半導体計測器で精査する検体については、指定された方法に則って採取します。研究者の話では、現在の日本とウクライナ、ベラルーシとはいろいろな条件が異なりチェルノブイリのデータはあまり使えないとのこと、逆に言えば農業ではチェリノブイリ事故ほどの農作物汚染が日本では起っていないと言う事になりますが、その分独自の調査研究も必要に成って来ます。もう、2度と起こしてはならない事故ですが、今回の福島に事故の収束までは多くの課題を解決しなければなりません。まずは調査と研究です。



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昔のトマトは美味しかった
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「昔食べたトマトは美味しかった」とはよく聞く話。高級スイーツなど潤沢にない頃の話ですが、確かに完熟トマトを冷やして食べた、子供の頃味わった味覚は忘れなれません。

そのトマトの味を再現しようと、工夫や研究を続けてきました。まず品種のこだわり、大手種苗会社の量産品ではなく自然交配のトマトを選びました。水を出来るだけ切り、生育を多少犠牲にしても甘味重視で育てました。化学肥料はむろん使わず、有機発酵肥料と堆肥のみ。固形の有機肥料を追肥に使うと水に溶けて根が吸うまで多量の水を使うので甘味が落ちます、追肥も有機液肥です。

トマト6

青いうち収穫をせずに、蔓に付いたうちに赤くして収穫をします。
一つ間違えると消費者に届くまで過熟になりますが、それをコントロールするのがサプライチェーンマネジメント。需要から逆算して収穫期を割り出します。

さまざまな工夫が「美味しさ」を伝えます。

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夏野菜レシピ
ミニトマト7

夏野菜が出揃ってきました。
福島の農産物の復権に向けて、いろいろな取り組みが行われていますが、その一環として横浜市中区石川町にある割烹SHIMOKURAの下村邦和料理長によってEMオーガアグリシステム夏野菜用のレシピが創られます。

茄子

この料理は、8月7日に東京ビックサイトで開かれるTOUHOKUフードエキスポで試食も行われる予定です。
このフードエキスポなるイベントが今年初めて行われるらしく、どのような形式なのかはこちらも不明なのですが、永年高級スーパー、デパ地下で好評を博していた食材、が料理人によってどの様に、文字通り「料理」されるかが非常に楽しみなところです。

トウモロコシ

原子力災害によって奈落の底に突き落とされたような福島の農業、放射性セシウムの抑制効果などポジティブな結果も出てきています。
安心・安全で新鮮、しかも美味しい。私たちの目指してきた農業の真価が問われています。

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梅雨空を映して
早生桃8

九州の豪雨と河川の増水が伝わってきます。昨年は震災と原子力災害が話題になっていましたが、台風による大雨もあり福島県では水力発電所が被害に遭いました。

今年の東北は連日梅雨空ですが、気象災害による大きな被害はありません。高温多湿、絵に書いたような日本の梅雨です。
その梅雨空を映して早生の桃が色づき始めました。かつては桃出荷の期間を長く維持するために早生系の桃も栽培されて来たのですが、早生を出荷して見たところで山梨産の主力と被るため、中生の白鳳、あかつき以降の品種が多くなりました。川中島白桃など旧盆過ぎの晩生品種も増えたため、その分早生りんごが減り、りんごは「ふじ」偏重に拍車がかかったなどという専門的な話はさておき、兎にも角にも今年も桃の季節です。

屋内作業6

農家では雨を避けるように、作業場などの整理をして繁忙期に備えています。
今年はセシウムが出ませんように、風評被害が収まりますように。祈るような気持ちで作業を続けています。


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もうすぐ夏ですが
福島市役所です。震災の少し前に完成しました。
昨年の大震災では軒並み傷んだ公共施設ですが、さすが新しいところだけあってほとんど無傷で業務を続けていました。

市役所

しかし、周囲に目を向けると、まさに満身創痍の福島です。もう直ぐ早生の桃が出荷になりますが、まだ市場の動きは不透明です。
そして何より、農家の生産意欲の減退が気になります。いつもと変わらぬ田園風景に、突然田植のしていない水田が現れます。
しかしここは荒れないように耕運され、草も丁寧に刈ってありました。しかし、水路の管理など歯の欠けたように農地が分断されると、農地の保全に余計な手間ひまが掛ってしまいます。

水田

水田の開発のために、山を切り開き段々の水田を開墾してきたのが田毎の月として観光地になる一方で、いかにも平坦な水田が交錯されずに残ってしまう風景と、それでも管理を続ける農家の心情を慮るとやはり旨が締め付けられる思いです。

駅前

夏は蒸し暑い福島市、駅前のデジタル温度計も33℃を示していました。
原子力災害は人災だと言うのは、東京電力以外の衆目の一致するところ、福島の状況分析はずいぶん進みました。これからは壊れたものの修復ではなく新たな創造です。福島の暑い夏はこれから始まります。

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自治体の取り組み
さすがに住民の見る目も厳しくなり、「休まず、遅れず、働かず」で公務員生活を全うすることはもはや出来ないのでしょうが、いずれにしても日本の公務員は相変らず新規性に関わる取り組みは苦手で、前例に沿って手堅く確実にと言う人材の方が、見ているとやはり出世するような気がします。

説明会2

ところが前例など何もない放射能災害は、前例主義の行政システムにとっては全くとんでもない出来事で、しかも住民からの要求や問合わせは、まさに洪水のように押し寄せていることは想像に難くありません。

福島市の公園緑地課の公園除染説明会です。一刻も早く取り掛かってもらいたい住民に示された期間は7月~12月にかけて、順番はお任せ下さい、業者の選定はこれからです、となんとも要領の得ない受け答えが続きます。
市としても予算があるわけではなく環境省頼み、住民の質問にも勢い歯切れが悪くなります。
しかし、それなりに一生懸命であることは察せられますが、なにせゴミ処理や学校、公共の仕事が減っているわけではなくさらに震災や放射能災害の特別事業がその上にかぶさってきているわけです。

見るのも忍びないような憔悴した市役所担当者の顔が並びます。勝海舟と西郷隆盛の江戸城無血開城もかくや、歴史に残るような決断や事業遂行が今求められています。

フレコン1

近隣自治体が公有地にフレコンを並べていました。「行き場のない汚染土壌か」と思い近づいてみると、先日の大雨で流亡した土砂を回収したものだと張り紙がありました。決して汚染土壌ではありませんと但し書まであります。なんとも紛らわしいと、関係者に聞いてきると、汚染土壌でないことを強調すると汚染土壌の処理に困ると言うことでした。

週末福島を訪れた野田総理は国会論戦のようでした。意地の悪いおばさん然と化した小池百合子議員とのやりとりを小耳に挟みましたが、どうも時代の本質からは外れているような思えて仕方がありませんでした。
小池先生には過去の小沢先生との経緯のの方を聞いてみたいような気がしています。

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雨の土曜日
除染4


雨の土曜日です。聞く所によると今日は野田総理が福島県を訪れ、いわき市ではフラガールを励まし小名浜気港などを視察しているとのこと。
総理が視察すれば状況が良くなる訳ではありませんが、ひとまず福島の現状を確認していただきたいと思います。
総理が視察をしメディアが付いて回っている間にも、福島県内では雨の中いろいろな取り組みが行われています、国の除染計画が進まないと報道されるなか、痺れをきらす住民は独自に除染活動を始めています。雨のなか合羽を着ての作業です。

除染5

重機も入れない路地は全くの手作業になります。樹木を軽く剪定して草や落ち葉を取り除きます、剥ぎ取った土は中間貯蔵施設が出来るまでは埋設するようになりますがアスファルトだとそうは行きません。まさにマニュアルなどなく計測しながらの創意工夫による作業が続いています。


農産品直売所や生産団体、支援する大学による復興イベントも行われていました。
県内の生産者や県外の支援者が相互に意見を述べていました、報道機関の方は野田総理の言動に張り付き、目立った全国メディアも来ていませんでした。
「小規模でもこのような場を根気強く続けることが大切だ」という発言は自分にに言い聞かせるように響いていました。


フォーラム

雨で来場者も限られていましたが、県内各地から集まってきた直売所の販売ブースも元気に販売を続けています。最後には販売者ごとの商品交換で在庫を捌いていました。原子力事故さえなければ、今頃は農業生産だけに注力していればよかったはずなのに。

ブース9

総理の動向だけでなく、全国に伝えたいの福島の現状がまだまだあります。

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7月です (3)
ロンドンバス1

梅雨の中休みの国道4号線、雲の間からの日差しが強い昼下がりに、突然2階建バスが現れました。
それもロンドン仕様の赤、しかもボディにはシングルモルトのペインティング。ロンドンオリンピックにあわせるように4号線を上る姿はかなり目立ちます。よく見ると、このスコッチウイスキーの販売元らしい大手食品卸のロゴが小さくありました、オリンピックに合わせて宣伝企画でしょうか。

黄色T1

信号待ちで並び、運転席を覗き込めば英国紳士ならぬ黄色いTシャツのお姉ちゃん、右ハンドルなのでやはり英国仕様です。
生まれて初めてロンドンの土を踏んでから、もう4半世紀以上。ロンドン郊外から電車でウォーターロー駅まで行き、キングスロードまで2階建バスを乗り継で行こうと思ったのですが、路線が複雑で諦めて地下鉄に乗ったことを思い出します。
もっともそれはそうで、東京でも「品川から表参道までバスを乗り継ぎます」といったらかなりの変人でしょう。
最後に2階建てバスに乗ったのは確か香港ですが、これももう15年以上も前のことになりました。


4年前にある地方紙から取材があり、わりと丁寧に答えたのですが、直ぐには記事にならずに、忘れた頃かなり大きな記事になりました。それがちょうど北京オリンピックの閉会式の翌日、新聞がオリンピック一色の誌面に、経済面にいきなり「アグリSCM」、目立つことこの上もありませんでした。
それからでも、もう4年経ってしまいます。震災と原発事故からも1年と1/3、ロードサイドの園芸用品店も夏の鉢植えが店頭を彩っていました。

コメリ1

今月末にはオリンピック、そして高校野球。変わらぬ月日の積み重ねに被災地は癒されることはなく、爪あとの大きさに途方に暮れるばかりです。
人口減少の福島、しかし思えば少子高齢化、人口減少の課題は全国的なもの。その課題を福島は一足先に背負うことになりました。いろいろな意味で新生ニッポンの先行モデルを作って行きたいと思っています。



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7月です (2)
梅雨空を映して、紫陽花の色が目立っています。
地価公示価格が発表になりました、福島は当然のように全国を上回る下落率です。民主党も分裂のようです、福島1区(福島市など)、福島2区(郡山市など)選出の議員も小沢氏に付いて離党をしました。
両議員とも前回の衆院選で民主党への追い風に乗って初当選の一年生。震災、原子力災害の後、被災地の中心都市が「そろって1年生とは間が悪い」といわれたものですが、今度はさらに少数野党。消費税については日本国民言いたいことは山ほどあるのでしょうが、復興が緒にも付いていない現状において「優先順位があるだろう」と福島県民の怨嗟が聞こえるようです。

しろ

もっをも前回の総選挙で民主党の追い風に一敗地にまみれたベテラン前職からは「高笑い」が聞こえるようですが。
兎にも角にもうっとうしい季節にうっとうしい話だけがトラックに山積されてやって来るような福島の梅雨です。

紫7

せめて、清々しい色合いの紫陽花でも見ながら気分を落ちつけて今日も1日がんばりましょう。今日は大学でのプレゼンテーションがあります。この3月まで行っていた経済産業省の補助事業「環境調和型育成事業」を下地にした新しいR&D(研究開発)プランです。

水色6

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7月です
平成24年も半分過ぎました、もう7月です。平成23年3月11日の大震災と、その後の放射能災害によって激動の年が暮れ、ひき続き激動の年が明け落ち着かないままもう半年です。このような激動はどのくらい続くのでしょうか?

桃1

りんご3

落ち着かない人間とは対照的に、農作物は季節の営みと歩調を合わせてい例年と変わらぬ表情を見せています。

今月末から本格的な収穫が始まる「もも」はテニスボールくらいの大きさです。これから日照を受け赤みがさして来て「もも」の実は二回り三回りと大きくなってゆきます。
りんごはピンポン玉くらいの大きさです、11月までまだまだ長い日数を経て成長します。この実が育つ頃には風評被害も一段落していることを願っています。

「福島県もトップセールスへ」おそらく、農林水産部からのプレスリリースで特に県内の地方紙に書かせてているのでしょう。知事やJAのトップが青果市場や量販店に取り扱いをお願いして回る「これだけの検査をして大丈夫です」というセレモニーが引き続き行われてゆくとのこと。

国や県、そして東電も含めて、リスク・コミュケーションに失敗して多くの国民が疑心暗鬼になっていて、福島及び周辺地域からの産品に消費行動を起こさないという現実・現象に対してなんとも安直な方策で、逆にリスクコミュニケーションの失敗の上塗りにならなければ良いがという心配をしてしまいます。

昨秋の、福島新発売というキャンペーンを張り、「お米の安全は証明されたと」しかも県知事自ら安心宣言をしながら自主検査によってボロボロと汚染米が続出したような失敗は願い下げにお願いしたいと思います。

風教被害は、人の噂も七拾五日か国民の脳裏にインプットされた確定情報かは、今後の展開を見なければ分かりませんが、もう少し戦略的な発想があってもよさそうです。




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