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福島県田村市の皆さん
白岩5

毎年美味しいミニトマトを生産している田村市の白岩さん。ここは線量そのものは低いものの、集落の一部が福島第一原発の30km県内に掛るということで、昨年は一旦生産の自粛要請がありました。
線量は低いし、だいいちビニールハウスの中はセシウムが降るわけがないと生産継続を模索したものの、行政やJAの要請に従った形になりました。
JAに聞けば市役所の指示待ち、市役所に聞けば県の指示待ち、県に聞けば国の指示待ち、堂々巡りの伝言ゲームはこれが一応「落ちたりとは言え先進国か」というようや混乱ぶりでした。
さらに混乱に拍車をかけたのが、既に定植したトマトの苗を抜き取り廃棄処分にした後、「やっぱり栽培OK」の通達があったこと。
そんなことを言われても後の祭り「苗代と処分料は保障します」といわれても、失った時間と栽培機会は取り返す術がありません。
2年ぶりの栽培となった今年はほぼ順調に育っていました。下段からミニトマトが赤く色付いています。初夏の味覚はもう直ぐです。

半甲斐0

田村市で塾を経営する半谷さん。福島県伊達市の選任放射線アドバイザーをされている方です。先日田村市の滝根町というところで半谷氏の講演があり主催者からお誘いを受けて参加しました。田村市で伊達市のアドバイザーというのも分からないのですが、その点は聞き漏らしました。

第一原子力発電所の近隣というか立地地帯、双葉郡双葉町のご出身で食品関係の企業の研究室にいられた方のようです。
とちらは原子力災害に関しては楽観派、「食品内部被曝より安直な食生活の発ガンリスクの方が相当高い」というご主張でした。
スライド8

大小さまざまな講演会が開かれ、福島の住民の法巣安濃への意識や知識も相当増えてきました。
放射能被曝、影響を煽りに煽っていた新聞社系週刊誌も、南相馬市でのWBC(ホール・ボディ・カウンター)の検査結果について、チェリノブイリより2桁低いと報道しています。
出版社系週刊誌に至っては東電の体制については記事にするものの、福島の情報などめっきり見かけなくなりました。
放射能の健康被害については、目に見えないものなので楽観は出来ないが、「EMオーガアグリシステム標準たい肥」など対応策も出てきており、壊滅的な被害を及ぼすものではないという見通しも立ってきました。

さて、あとは風評被害です。
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紫陽花の生命力
アジサイ1

気がつけば夏至も過ぎ、もう6月もあとわずか。福島では7月20日過ぎの「相馬野馬追祭」が梅雨明けの目処になっています。昨年の野馬追は、文字通り形ばかりの開催でしたが、今年は神旗争奪の祭事が行われる雲雀が原も徐染中とのこと、梅雨明けの目処が幾分なりとも戻ってくれば相馬ならずとも福島も少しは元気が出ます。

さて、紫陽花です。家の裏庭、石油タンクやボイラー、勝手口を隠すように一列に通路に沿って植えられています。このような植え込み植物にはセシウムが付着足している可能性ががあるとのことで、8月頃に根元近くから刈り取りました。

紫陽花2

とはいえ、ここで丸坊主にしてしまっては枯れないまでも、根にも影響が出てしまう懸念からから形ばかりの下葉は残しましたが、きゅうりやトマトでも根際の下葉は付いてるだけで光合成能力は頭頂部の葉に対して著しく劣るとされているので、去年残した葉程度では紫陽花には気休め程度かもしれませんが。

本来、考えられない時期の剪定だったのにも拘らず脇芽が順調に伸び、今年も例年通りの紫陽花が咲きました。植物の生命力の強さを感じています。

モデル除染と称して公園の除染も行われだしています。緑の公園が禿山のような土の色に変わることは一時寂しいのですが、このように植物の生命力でたちまち蘇ってくれることを願うばかりです。

桜の後に彩ったつつじもさすがに最末期、紫陽花を経て夏の草木に主役を譲ろうとしています。

つつじ4

なかなか引きずり下ろそうにも、居座り続ける古株がいる人間社会。もう過去の人かと思えば、50数人の造反劇の主役だったりします。妻にも裏切られた国賊から、司法・マスコミ・政界からの総攻撃に仁王立ちする英雄と相変らず活字メディアは話題つくりに余念がありません。

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梅雨の中休み
銀山5

先日このブログで、伊達郡桑折町の仮設住宅を紹介したら、「もっといいところも紹介しろよ」という注文が入りました。
ここは奥州街道の宿場町であり、銀山で栄えた町でもありました。今は桃を中心とする農業も盛んです。
こちらは「空梅雨」とはいえないまでも、九州のような大雨ではなく、いわば小雨が降り続く梅雨らしい梅雨です。梅雨の中休みに旧奥州道を辿ってみました

追分3

ここが奥州街道と羽州街道の分岐点。出羽に向かう道はここから山道になり、小阪峠を越えて七ヶ宿へここでさらに分岐し本道は上山を経て山形へ。南西に分岐した道は米沢へさらにその先は長井、小国を経て越後に続きます。
山形から先は庄内を経て横手、秋田、大館から津軽に入りそこで奥州街道と合流します。
江戸へ出向く紅花商人、酒田の豪農や、佐竹の殿様などもかつてここを通ったことでしょう。そして、後世は藍染の暖簾の隣にある「がんばろう福島」の現在をどのように伝えるのでしょう。

一歩、一歩前には、まさに奥州街道や羽州街道の旅人の姿です。

スカG1

やはり、この追分のそばで珍しい乗り物に出会いました。さすがに江戸時代の街道ほど古くはありませんが、梅雨の水滴を載せて身体を休めているように見えるGTR、エンブレムが燦然と輝いていました。いわゆるケンメリではなく箱スカのGTR。
このところ日本の製造業も暗い話題が相次ぎます。液晶で名を上げたシャープもテレビの不振で台湾のメーカーに吸収されてしまいそうな状況とか。
このJTR誕生が、米国の自動車市場で「安かろう悪かろう」で苦戦していたダットサンが、技術の日産として世界に飛躍するターニングポイントになった頃でしょうか。
福島のターニングポイントはどこにあるのでしょうか。とりあえず、なんといってもやはり「がんばろう福島!!」そして「がんばろう日本」。

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必死の努力が続く産地です
昨年の今頃は東日本大震災の爪あとも生々しく、復興支援が盛んに行われていました。
ボランティアや支援の購買活動もあり、被災地の状況もメディアで報道されていました。地震や津波の被害は映像では分かりやすいので、繰り返し事あるごとに放送され、物理的な破壊は復旧の様子も映像や報道で確認することが出来ます。

しかし、放射能という目に見えないもの報道はビジュアルに訴えることが出来難いので、どうもインパクトに欠けます。支援も一巡し福島産農産物は昨年を下回る販売状況に陥っています。

ユンボ

放射能リスクが上がったわけではありません。もちろん放射線は下がっていて検査機器もずいぶん増えました、リスクコミュケーションがお粗末だったということでしょうか。
放射能の影響抑制に効果がある堆肥を投入しながら、懸命の土作りが続きます。

熊谷1

本宮市の野菜農家、熊谷さんも安全と信頼、さらには品質も両立できるようデータをもとに原子力災害からの復興作業に必死です。
一日も早くこのような作業が実を結ぶことを願わずにはいられません。

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きゅうりとトマト
お客様を圃場に案内しました。
ビニールハウスのの中は、きゅうりトマトとも最盛期。梅雨の中でもここは一足早い夏の味覚です。

トマト5

このトマトは、自然農法交配の「紅旬」という品種。よくスーパーに売っている「桃太郎」ではありません。
JAなどで集中管理をすると、多様な品種があると手間が煩雑になるので品種や栽培方法を絞り込み、逆に言えば個性のない商品構成になってしまいます。

日本の自動車が世界を席巻し始めた頃、かゆい所に何本も手が届くような品質とサービスと言われて来ましたが、農産物の生産流通には食糧難の時代の名残がまだあり、零細な生産者の生活を保護するという名目のもと、構造改革が遅れてしまいました。零細の生産構造ゆえに出来うる商品構成やサービスもあるはずなのですが。

きゅうり1

このきゅうりも「絶品」という評価をお客様から頂きました。放射能災害、それに伴う風評被害、未曾有の逆風の中だからこそ出来る構造改革が必要とされています。
今日の新聞では、知事を初めとするトップセールスで「風評被害の打破を」とまるで検討はずれの記事が出ていました。表敬訪問などのセレモニーでは何も生まれません、次に他県の知事が来ると相手はまた満面の笑みで出迎える構図はもう何年も前から続いています。

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復興への道筋
今日はどこへ行っても20日に発表された東京電力事故調査委員会の「報告書」の話題でした。
各メディアとも「当事者意識を欠く身勝手な内容」と言う論調で一致しています。政府介入と津波を事故原因を事故原因としていますが、「全く話になりませんね」というのが福島で評価でした。大飯でもそうなのでしょうが、自分たちで創ってきた安全神話二自分たちが縛られてしまった結果と言えます。絶対安全ですといっている手前、目に見える対策などできようがありません。
原子炉を作ったGEがM7.5までしか想定していないといっているのに、地震ではなく津波が原因と言い張るのも妙な話です。
レッカー1


津波の直撃を受けた沿岸部は別にして、内陸部では地震の跡形は見えなくなっているのでしょうが、何かにつけ放射能の影響を最優先に考えざるを得ない福島はようやく普及工事が始まった所もあります。
私のところの近所でも、飛び出したマンホールの埋めなおしが始まりました。

やなぎ通り1

マンホールだけが持ち上がるはずはなく、ようは地盤が下がったことによって起る現象なのですが、ひと度事故が起ると想像を絶する被害の起る原発事故に「想定外」と言う言葉はなく、官邸の介入や全面撤退とは言っていないという枝葉末節の話題にすり替え、自己弁護を繰り返す企業に、またとんでもなく危ないものを持たせてしまった戦後のエネルギー政策を任せてしまった責めは誰が追うのでしょうか?
ギリシャに端を発した欧州危機もものかわ、サッカーのの欧州選手権で盛り上がるヨーロッパですが、日本の危機は内なるモンスターにあるといっても過言ではないでしょう。


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非日常が日常になる生活
バス停

福島県の北部、伊達郡桑折町。町の中心部工場跡地に主として浪江町からの避難者の仮設住宅があります。浪江町の役場機能は二本松市の方にあり、桑折町役場には分庁舎機能があるというややこしさ。仮設住宅前にはバス停も設置されています。

仮設2

仮設住宅は通常2年未満を目処に計画設計されるのだそうですが、もう震災から1年3ヶ月過ぎても帰還の目処は立ちません。むろん半端に帰っても生活インフラから職場、学校が未整備では帰るに帰れないことになります。

梅雨の中休み、久しぶりにここの仮設を覘いてみると仮設と言うより日常の生活感が漂っています。もちろん好きで長居したいところではないのですが、不自由な生活にも少しでもストレスを溜めない智恵がありました。
瓜か朝顔か、日光を遮る意味もあるのでしょうがなんともやるせない生活の智恵です、梅雨明けの頃には窓の上まで届いているでしょうか。

プランター3

仮設住宅棟の中心部にあるこれも仮設の集会所、避難住民の方の手作りでしょうか、大小のプランターが並んでいます。
ここの仮設住宅は比較的高齢者が多いと聞いたことがあります。明日にでも出たい仮設住宅で、種を播き苗を植える心境は当事者でもなければ窺い知れません。
たぶん、仮設住宅毎に自主的な自治組織が立ち上がっているのでしょう。

帰りがけに通りかかった病院に行く乗り合いのワゴン車から、驚いたようにこちらを見る顔がありました。南相馬市小高区の以前お世話になったことのある農家の方です。先ほどの集会所に戻り派遣されている職員の方に住んでいる棟と部屋番号を尋ねました。残念ながらと個人情報に付き、部屋番号はもちろん「ここに住んでいる、いないもお答えできないと言うことです」。仮設住宅の高齢者を目当てに詐欺や窃盗も横行していると聞きます、被災地の試練はまだまだ続きます。


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風評被害について (2)
閑散1

福島市の青果市場です。夕方近く、そろそろ出荷物が搬入される頃ですが閑散としています。6月半ば、春野菜・夏野菜も出始める頃ですが、震災前の活気がありません。荷物を待つパレットだけが目立ちます。

出荷停止2

荷受受付前に貼られた出荷制限の産品リスト。制限のかかった品目がそう多い訳ではありません、梅やたけのこ、あとは山菜が数点。これから露地野菜の季節になるため、対策や注意は必要ですがr生産流通を寸断されてしまった、経済的・社会的影響は計り知れません。

十勝

市場の隅に高く積まれている野菜のダンボール、見ると佐賀のたまねぎ、十勝のやまいも、野菜の産地がはるか遠くの他産地から野菜が送られています。
確かに青果市場はどこの産地であれ取り扱えば手数料は入ります。仕入れる仲卸もスーパーも販売することには変わりませんが、地元産地との共存共栄体制はもろくも崩れてしまっています。

風評被害以外の何ものでもない悲惨な状況、昨年も今頃は盛んに内部被曝、東日本の食材は危険と煽っていたメディアも、いつの間にか「自称占い師」「年金」「二股交際」「消費税」「離婚裁判」「原発再稼動」「聖子再再婚」と新たな話題づくりに余念がありません。硬・軟取り混ぜての百花繚乱「報道の自由」「表現の自由」「国民の知る権利」と言うことなのでしょうか。
国民の権利と言ってしまえばそれまでですが、はざまで砕け散った生活権も忘れられては困ります。

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風評被害について
先ほど通りかかった福島市の通称「フルーツライン」、いろいろな果物が季節を彩り、直売所、もぎ取り可能な観光果樹園が軒を連ねます。
平日だからと言ってしまえばそれまでですが、いかにも寂しい風景が広がっていました。

看板

本来だと桃に先駆けて人気を集める「さくらんぼ」ですが、人影が見当たりません。本当に「平日だから」だといいのですが。
野菜の流通関係者に聞くと、福島産の販売は今年より去年方法がまだ良かったといいます。去年は支援イベントなどがあり、まだ手の打ちようがあったのですが今年は支援の動きも冷えて来たと言うことです。

福島では放射能の検査機器も相当数揃い、こまめな検査ができるようになりました。航空機モニタリング調査などによる線量マップを見ても、セシウムは東日本全体に拡散しておりこれだけの検査体制ができている福島の方がむしろ安心といえるのですが、理論通りに動かないのが「風評」なのかも知れません。

シャッター2

開店休業どころか、シャッターも開けない店舗も見かけます。まだ、福島では主力とは言えないさくらんぼなので「寂しいですね」で済んでいますが、これが主力の桃、梨、りんごともなるとまさに恐慌状態になります。
桃が本格化する来月末には、大勢の来園者で賑わっていることを祈るのみです。

幟3

売れようと売れまいと、来園者があろうと無かろうと、農業経営には一定のコストはかかってきます。逆に必要なコストを削ると、農産物の質の低下やサービスの低下につながります。まさに2年目の正念場を迎える福島の農業です。

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6月です (3)
ツバメ

6月もあっという間にもう中旬、ツバメの来訪を喜んでいたと思ったら、雛が孵り親ツバメの運ぶ餌を待っていました。
あと10日ほどで夏至、さらには今年半分がもう終わり、そして梅雨が過ぎれば真夏です。

そして、真夏に向けて大飯原発の再稼動が取りざたされています。感情論を除けば、永年国策として原子力発電で一定の発電シェアを計算し、代替発電も決め手を欠くとすればあながち再稼動も無謀とは言い切れません。
先日事業者向けの電力料金を安くし家庭向け電力で利益を上げる電力会社の体質が問題になっていましたが、考えてみると鉄道用の電力料金が上がると電車賃に転嫁される事もありえます。工場の電力料金が上がることによって工業製品が値上がりしたり、極端なことを言えば国際競争力が失われ、海外移転やリストラが進むことも有り得なくはありません。
目先の感情論だけで走ると事の本質が見えなくなることがよくあります。むろん代替エネルギーが出揃うまでの過渡期の話ですが。

ブロッコリー

しかし、そこで問題になるのが電力会社の体質です。都合の悪いことは誤魔化す、平気で嘘を言う、約束を守らない。
例えば先日の国会では、東電の前社長は当時の総理、官房長官の東電は全面撤退を申し入れてきたと言う証言に対し「そんなことは言っていない」と強弁しています。しかし、当時現場にいた作業員は「撤退することになったのでこれから帰る」と、各自家に電話を入れています。
裏を取れば分かる話を、偉い人たちの「言った言わない」で済ませる国会も国会ですが、「誠心誠意嘘をつく」電力会社に原発など危険極まりないものを任せることに危惧を感じています。
何とかに刃物と言いますが、人類は自分で制御できず、また燃料の最終処分も出来ないものを目先の「儲け」で安易に作ってしまい、その処理に手間どっています。

もっとも、「嘘をつきまくり、被害者に誠意を見せないのは東電さん。私たちは関西電力です、大飯はお任せ下さい」と言われてしまうと、同じ穴の狢でないことを願うのみです。

梅雨の時期に収穫するブロッコリーもずいぶん大きくなってきました。落ち着かない世相を瀬に、どこまでもさわやかな風が吹く入梅前の福島です。

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梅ちゃん先生
博多医院1

建物2

朝の連続テレビ小説というのは時間的に見る機会は多くないのですが、農家のお宅に伺っているときに、時たま昼の再放送を一緒に見る機会があります。
現在は「梅ちゃん先生」と言うドラマで、なかなかの好視聴率であることは漏れ聞いています。数年前の福島県の常磐ハワイアンセンターを舞台にした映画「フラガール」に出ていた「徳永えり」が、三丁目の夕日の「堀北真希」に絡んでいる様子は、たまに見ても見当がつきますがにストーリーまでは良くわかりません。ただ、終戦直後の話らしく、レトロな病院や事務所の雰囲気はなかなか風情があるなと感じています。

福島には、映画のセットのような病院がまだ現役で活躍しています。田村市滝根町、先日来金環日蝕がどうの金星の軌道がどうのと話題になったときに、天体観測の専門家としてよく全国放送にもなっていた「星の村天文台」がある町といえば通りがいいでしょうか。

積善堂4

入って正面にある額もなにやら由緒がありそうです。さぞかし、この奥の部屋あたりには「お宝」が山積になってありそうで、壷や掛け軸でも売ればCTスキャンくらいは直ぐ買えるかも知れません。

治療室」8

患者控え室05

患者控え室は畳み敷き、お年寄りには何より楽です。順番で治療室から呼びにくるのでナースや看護師ではなくやはり看護婦、ウエアはピンクやブルーではなくやはり白衣でないと様にはなりません。

ここの医師は博多美保子先生、医療は薬よりも医食同源と有機食材を薦めています。有機も科学肥料を使わなければ良いというのではなくて土作りが大切、決め手は炭などの多孔質と微生物だそうです。

博多医師7

また、原子力災害以降の住民のストレス対策は地域医療を考える上で避けて通れないこと。徐緒民を元気つける取り組みが何より大切だそうです。秋の医師・歯科医師の研究集会には、放射能の移行を抑制した「EMオーガアグリシステム標準たい肥」を使った地域循環システムの発表なさるとのことです。

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夏野菜に見るマーケティング
先月定植した茄子が、少しずつ成長をしています。保温のため覆っていた不織布シートをそろそろ取り去る時期になりました。
まだか細い育ち方ですが、今後は太陽の光を直接受けてしっかり育ってくれるものと思います。

茄子3


夏野菜の代表格トマトも温室の中で黄色い花を咲かせています。敷き藁を剥いで見ると、有機たい肥に吸い寄せられるよう細かい根が伸びてきました。
遅かった春の訪れを取り戻すかのように、夏野菜の生育も揃ってきました。万事順調と言いたいところですが「風評被害」の懸念が残ります。

敷き藁9

夏野菜の販売計画にも風評被害が大きく影を落とします。昨年は比較的順調にきゅうりなどが売れたと言っても、西日本に記録的な豪雨があり、野菜不足に助けられたきらいがあります。
そのような神風でも吹かない限り、東日本産、特に福島産の農産物のマーケティングは困難を極めそうです。

6日は「マーケティング」を考える上で非常に興味深いイベントがありました、4回目にして国民的な話題性になってしまった感のあるAKB総選挙です。いわば何の変哲もない女性タレントの人気投票なのですが、話題の作り方、話題のつなぎ方、CDなどの物品の売り方、飽きの来ない営業戦略等、商業的には見事なものです。

トマト

安直にタレントを並べているようで、やはり看板になるようなメンバーは、そこそこの質が備わっているように見て取れます。歌や踊りの技量は素人には分かりませんがコメントを聞く限り、メンバーが自分の立ち位置、役割をよく自覚していてそつなく「泣きの」コメントを発しています。
まさか、そこまでの台本はないとは思いますので「コメント」を聞く限り、全くもってクレバーな、と感心をしてしまいます。思いのほか頭の良い子達なのでしょう。

それに引き換え、原発事故後のわが福島県の立ち位置といったら、どうも見ていられません。不幸にも世界から注目されている立場になってしまいましたが、その世界に対して何か有効なメッセージを発しているとはとても思えません。ここで言う福島県とは行政機関の福島県というだけの意味ではないのですが、シナリオつまり戦略もアドリブ言い方を変えるとパフォーマンスも見るべきものが見つかりせん。

AKBの場合ただ泣きじゃくる女の子の中で、ちょっと株を上げたのが、一見5位に沈んだように見える篠田麻里子。AKBでは他に見受けられない大人の女性風の物腰だったように思えています。
大体投票権の付くCDを買ったりしそうなのは10代で、オーバーエージの篠田は負けるのを分かって振舞っているのであろう事は容易に想像できます、負けっぷりで気を引くのは日本人に対する最も賢い戦略のひとつです。

農産物も加工して売りなさい、「必要とあればコーディネーターを付けますよ」ということで、マーケティングの専門家なる人がやって来ては、意味不明の横文字ばかりを並べて帰ります。日本語に並べ替えて整理するとそんなに意味のあることは言っていません。
それらをマーケッターとして崇めるくらいならば、AKBの戦略とメンバーの個別ののスキルでも詳細見ていたほうが、よほど参考になると思えてなりません。

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6月です  (2)
6月の言えば、東北地方の果樹の先陣を切る「さくらんぼ」。
福島はさくらんぼの本場山形より早く収穫時期を迎えるため、果実の季節を待ちわびる消費者に美味しいさくらんぼを届けてきました。

果実の実割れを防止する雨除けハウスの中、もうずいぶん赤くなってきましたが、今年ももう一つ士気が上がりません。
放射能の汚染状態と、風評被害による「福島離れ」がどのようになるのか手探り状態です。


さくらんぼ02

汚染という実害と風評被害に苦しむ福島ですが、対応策も出てきました。しかし、放射能がほぼ検出されない山形や山梨との闘いは、それだけにとどまりません。
品質の低下につながりかねない塩化カリの投与などは自殺行為になってしまいます。


看板1

観光客の姿が見えない観光果樹園では、赤みを帯びたさくらんぼの下で観光客に注意を呼びかける看板だけがひっそりと佇んでいます。
このような被害は果樹園だけでなく、旅館や飲食業者、地元のバス会社まで影響を及ぼします。
社員のモチベーションが下がるとの理由で、電力料金の値上げ分に社員の賞与も計上しているとのこと。やり場のない怒りと将来への焦燥が、梅雨のはしりのような曇天のように福島を覆っています。

東京電力と損害賠償交渉をしているある業界団体が、その都度はぐらかし、先延ばし、時間稼げをする東電体制に業を煮やしたのか、せめて担当者を固定するように申し入れたそうです。東電側は例よって「誠心誠意」を口にしながら、回答は先延ばしでだったようです。


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6月です
水田SC_0005

さて、6月です。
何やらかにやらと、農業には素人の環境省まで巻き込んだ放射能対策を経て、ずいぶん手間取りましたが、さすがに田植も終わりました。
この水田は植えてから20日近く経過しました。ちょっとみすぼらしい水田ですが、これが有機米の特徴です。化成肥料は吸収が早いため、たちまち葉っぱが茂ってきます。有機栽培はそうは行きません、周期の化学肥料の水田と見比べ、やきもきしながら待つこと二ヶ月。周囲の水田に追いつくのは7月も末、その分8月ともなると葉色は淡いものの葉の茂りは周りを圧します。そこまで我慢して、間違っても化学肥料の追肥などしないのが有機栽培の要諦です。

渡辺金寿

やはり、無化学肥料で果樹園を営む渡邊果樹園さん。1週間ほど前この地域に雹が降りました。まだまだ小さな林檎の実ですが、小さかろうと大きかろうと傷は修復できません。
放射能の除染として樹皮も剥ぎ取りました。昨年は根からの移行もなく「検出限界以下」の知らせに喜ぶ映像は、ユーチューブで世界に流れました。今年こそ、と意気込んでいた矢先の雹でした。

試練が続く福島です。しかし自然相手の農家稼業、「家と仕事があるだけまだいいですよ」この近くには、飯舘村の仮設住宅もあります。こちらが励ます前に、自分に言い聞かせるように呟きました。

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調査に入っています
牛看板

福島県相馬市の山間部、畜産と高原野菜の地域です。
畜産も大型化するにつけ、糞尿の処理が問題になってきました。このような業種は糞尿を発酵や乾燥をさせ堆肥として販売します。しかしよそに売れなかった分は、地域内の田畑に入れさせてもらいます。したがって、一般的な野菜や米の産地より有機物が多めに投入されています。

過剰投与によって、いろいろ問題にもなりますが今回は適正量の話は特に触れないで「放射能」の話題です。
このあたりは比較的放射線量が高く、米についても栽培はしない方針になりました。放射能の問題だけではなく風評被害も関係しますが。
水田は耕運だけして赤い目印をつけて、作付けしない意思をを表示しています。

水田7

うっそうとした里山や水田の周囲の雑草のなか、何も植えられない水田は広がるのは一種異様な風景です。

この地域でも果樹や野菜から放射能が検出されています。先にも書いたように畜産地帯と言うこともあって、何れもかなりの有機堆肥が入っています。そのなかで、作物から放射能が検出されるケースとされないケースがあることが分かっています。
検出される、されないの違いを調査しています。堆肥が投入されると放射能の植物体の移行が少ないと言われていますが、通常の栽培よりも一桁多い投入を(結果的に)していても、移行量が色分けできるとすると当然堆肥の質の問題になります。また、堆肥は生産資材でもあるので、肥料・土壌改良効果も問われるのは当然です。
各研究機関が相当の研究資金を使って、土壌除染の研究をしていますが、処理コストと処理後の土壌の状態が問われてきます。この検証がないと実用化技術ではなくなります。

鶏舎

先の、「福島県農林地保全再生対策室」が発表した、EMオーガアグリシステム標準堆肥の放射能移行抑制効果ですが、この地域でもその堆肥を使っている農家からは、ほうれんそうなど露地野菜から放射能が出ていないといわれています。被害農家には大変失礼な話になりますが、検出された農地と肥料構成について精緻な情報収集が必要になっています。

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