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スーパーマーケット・トレードショー
国内最大級の展示商談会、スーパーマーケット・トレードショーが2月1~3日東京ビックサイトで開催されます。
主催は新日本スーパーマーケット協会、スーパーマーケットの業界団体です。

そこに、進めているプロジェクト「ふくしまから日本へ『農業再生』ビジョンネットワーク」の方で出展します。
リサイクル・ループと言うのですが、廃棄物を肥料や堆肥に変えて農地で農産物を生産し売場や農産加工、あるいは料理にして供給し、売れ残りや残渣を肥料に変える。
誰でも考えることなのですが、これが非常に難しいことです。まず、物流と情報のネットワーク作り、堆肥化、肥料化の発酵技術、それを使ってのいわゆる有機農業。
いくつかの要素技術をきちんとこなさないと「絵に描いた餅」で終わります。

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今回はこれに絞ってブースでプレゼンをしています。東日本大震災復興支援コーナー②と言うところ、東3ホールで主催者からブースをいただきました。

どれだけの反応があるのか分かりませんが、ただし時代はこういう方向に向かっていると思われます。31日から開設準備に入ります。関係者の方は是非おいで下さい、3-801ブースです。



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看板について考える
看板

東日本大震災以来看板が大流行です。いわゆるメッセージボード、意見や主張を書く看板もあれば、所在を明らかにする目印代わりの看板もあります。

政府も復興支援の意志の現れでしょうか、やたら組織機構を立ち上げては紛らわしい名称の看板を掲げ、分かり難いの機能が重複してるのと国民の顰蹙をを買っています。

それに比べてさすが「東京電力」全く上手い看板の立て方をします。「東京電力福島原子力補償相談室」いかにも[賠償に関わるご相談は何なりと]と言う雰囲気を漂わせています。

ところが話を聞いてみると、東電が作成した東電向けのの損害賠償請求書への記入アドバイスだけを行っています。当然のことながら損害賠償審査会の中間指針に沿った最低限の賠償を、被害者の実情や内容に関わらずに行おうとするもの。ある被災自治体の長が「なるべくこの様式では和解しないように」と言ったということが肯けるものです。
ところが被災者も人間なので、特に営業損害関係は早めに資金の手当てをしたいのが人情で、泣く泣く和解するケースも多いとか。もっとも和解はここでするのはなく書類は郵送で、郵送後は東京の担当者との電話連絡のみ。
「あまり担当者が分かり難い書き方をされると、何度かお電話をおかけしてお伺いするようになりますので」と、請求内容は簡単に書けと相談室もすかさずフォロー、早く金が欲しけりゃ面倒のことは書くなということらしいのです。
念の入ったことにローテーションがあるのでしょう、常に何人か相談室にいる東電の社員はちょと皺のよったワイシャツ、くたびれたスーツ姿、逆に同情をかうような小道具や衣装の仕立ても万全です。普段はバリッとしたいでたちで渋谷を闊歩しているのでしょうが。
ちょっと込み入った話になると、当初の「ご疑問は何なりと」から一転し「それは本部の判断になりますの一点張り」、「では本部に問い合わせて」と畳み掛けると「請求にお書きいただいた上で本部にお送りいただいて判断するようになります」となり、「あまり担当者が分かり難い書き方だとお電話をおかけしてお伺いするようになりますので」で話が一周します。
本当に申しなさそうに言うもので、芝居なら「たいした役者」と変な感心をしてしまいます。返答の矛盾を突くと「中間指針ではなんとも出ておりませんので」、以前銀行の窓口でも都合が悪くなると口を揃えて「金融監督庁の指導により」と他の機関のせいにすることを思い出してしまいました。

このようなことを繰返しつつ、被災地復興はどうも「亀」の歩みです。




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福島に戻りました
桐ヶ谷2

出張から戻りました。普段あまりご縁のない中部地方、三重の有機肥料プラント知多半島の自然農法展示農場や大型農場等を見てきました。
大型なり小規模なりにそこを運営する方々の、想いや息づかいが聞こえるような視察や交流はやはり有意義です。
「知多半島は寒いよ」と現地の方が言う通り、意外にも底冷えのする寒さでしたが、福島に戻ればやはり東北の寒さは違います。
小雪が舞う福島駅は一段と冷え込んでいました。すっかり雪景色が広がる風景はきびしい福島の現状を物語るかのようです。

国会でも質問に立つ議員が「福島支援」を訴え、総理始め政府も万全の対策を講じる答弁を繰返していますが、どうも空虚で被災地のニーズを反映しているとは思いません。これは質問者答弁者双方に感じます。



イチ病院

仮設住宅の防寒対策、2・3重のサッシ対策も、そこの居住する被害者にとっては切実な問題ですが、担当省庁や自治体レベルの話で総理が国会答弁ででがらじみた話をする内容でもないと思います。対策を講じて当たり前の話ですので。

原子力災害の賠償についてのとりまとめをする紛争審査会のヒアリングも福島で開かれました。これもすっきりしない内容です。賠償に関する中間指針の内容は最低限の補償内容を言っているのに過ぎないと言うことですが、実際賠償交渉に当たってどこにそんな資金が残っているのか、強力な弁護団を編成する東電に対して田舎の自治体や業界団体、ましてや中小企業や農業などの自営業者・個人が、太刀打ちできるような弁護団を組織することは出来ません。それで、実態に合った賠償を引き出せないのは引き出せない方が悪いと言われても、ちょっと困ってしまいます。


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有機循環型サプライ・チェーン・マネジメントシステム
産学官連携のご縁がって、大学や研究機関との共同研究で、農業分野にサプライ・チェーン・マネジメントを利用することを研究・開発を行って10年以上経過しました。
サプライ・チェーン・マネジメントは略称でSCMと言い、トヨタ自工の生産ラインから生まれて世界に広がりました。もともと工業分野で生まれ、商業流通やサービス産業でも利用されるにいたりました。

農産物流を仔細に知らない大学の生産流通情報の専門家と、サプライ・チェーン・マネジメントを理解しきっていない農業生産現場の私達とで、問題認識のミスマッチから共同研究が始まったのを思い出します。

農業の生産流通に無駄が多い!概念的にはよく言われることですが、どこが無駄で何が必要なのかと言うことは、それぞれ見方が異なります。農産物と言う気象や栽培条件により収穫時期と量が事前に捕捉しきれない特性上、ある程度の無駄は存在させなければなりません。

農業用SCMの開発で転機があったのは、農産物の収穫から出荷・物流・販売だけでなく、農業生産に要する有機性廃棄物⇒堆肥化⇒農業生産利用までの供給連鎖(サプライ・チェーン)を組み入れることが出来たことです。


堆肥舎

このことにより、生産技術の平準化や農産物品質の安定につながってきました。
物流と品質の一体管理が現実化してきて、スケジューリングとあわせて「必要なとき」「必要な量」必要な所に届けると言うSCMの基本がある程度出来てきました。

もちろん、まだまだ改善や改良の余地はあります。農産物のSCMなど植物工場のような人工的な管理下でないと成立しないと言う意見も根強くあります。確かに植物工場なら空調と液状の養分供給で収穫はコントロールしやすくなります。

土壌上微生物

しかし、個別農家のしっかりとした土壌管理で美味しくて履歴の明確なものを鮮度を保って消費者に届けることを
可能にすれば、過大な資本の投下がなくても新しい農業モデルの創造は可能であると思います。
今の日本の就農人口の構成がいいとはとても言えませんが、家族労働を中心に雇用を確保していくような法人化が望ましいように思っています。
一定水準の資本を投下して一気に企業的な経営を目指す向きもあるでしょう。それも悪いとは言えませんが日本の風土に合いますか。

いろいろな転機が一気に押し寄せた、震災以降の東北地方。がんばり甲斐があるといえばあるのですが。





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「東電」雑感
昨日までの暖かさが嘘のよう、粉雪に「ほうれんそう」が紛れていました。
しかし、この寒気にさらされ他野菜の美味しさは格別です。昨年の冬は銀座のレストランに納入させていただき、総料理長の評価を得て定番になりつつありました。

本当に東電はなんということをしてくれたのでしょうか、過去のの努力の結晶である「未来』を奪われてしまった無念さは言い尽くせないものがあります。

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報道されている通り、福島には新たな問題が起きています。砕石にセシウムが付着していてその砕石を使った工事やコンクリート製品から放射線量が検出されたと言うものです。
早速、経済産業大臣は東電に賠償をするように命じたと言うことです。枝野経産大臣が官房長官時分の「直ちに健康被害を及ぼすような」と持って回った言い方をせづに、迅速に動いたことを評価する向きもありますが、どうも「田舎芝居」の匂いがしないでもありません。目立つことをしたがるのが政治家の習性でしょうか。

原発事故の、直接・間接の被災者や被害者の窮状をよそに、損害賠償が遅々として進みません。
対応のばらつき不統一も、よく耳にするところです。損害賠償の指針策定と担当は「文部科学省」ですが、中央官庁の縦割りの弊害も出てきています。総理含めて損害賠償には万全を期すといっていますが、まだまだ賠償を受けられた個人や中小事業者は少数派です。農家もJAが入り風通しの悪い交渉が続いているようです。

悲しい出来事も耳にします、損害賠償が受けられずに命を絶つ農家がおられる事です。もちろん金銭のことばかりでなく、震災を含めた心労も積み重なってでしょうが。

いずれにせよ、いろいろな意味で春の訪れを待ちわびる日々が続きます。

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福島の青空
18日19日と青空で、暖かい日が続きました。

雪は比較的少ないのですが、乾燥した風が吹き底冷えのする今年の冬です。

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いつもお邪魔している自然食品のお店、健康や環境によいものを取り揃えています。
自分で土地を買い有機農業も取り組んでいます、一昨年お店が道路の拡張に掛り新しいお店に立て替えました。
新しいお店は震災は難なく耐えましたが、そのあとの原発事故には本当に困ってしまいました。お客さんがグンと減ったと言っています。

でも、食の安心の絆から、新しいネットワークも生まれてきたと言います。
とてもとても営業ベースの話ではありませんが、日頃の食事や子どもの食生活や住環境に気を遣う親が増えてきたそうです。

小さな絆でも大切にしなければならない非常時の福島、5年後10年ご、大きなネットワークに広がっていることも願っています。
願ってばかりではいけません、絆を作ってゆきましょう。何もかも壊れてしまった福島ですが、相変らず寒風のかなたの青空はとてもきれいです。

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福島の冬
ちょっとブログの間が開いてしまいました。
文書の作成に追われています、言うところの「競争的資金」国や外郭団体の募集について事業や研究のプランを挙げて、採択されれば何がしの資金を得ることが出来ます。
むろん採択されない確率のほうが相当高いわけで、決して率のよい業務ではありませんが、関係者と情報やや文書のやり取りをしているうちに人文の考え方がまとまってくる効果があります。

気がつけば、もう1月の半ば。暮れも正月もない状況ですが、新しい年も1/24が経過しました。
野田内閣の改造が行われ、それでも支持率が上がらないという報道です。政策の実効が上がらないと支持率も上がらないと言う当たり前の現象でしょうか。
「福島の再生なくして日本の再生なし」内閣発足時に、高らかに謳ったフレーズも昨今の福島の気温のように凍てついたまま動きが見えません。細野担当相のパフォーマンスだけが目立ちますが、時が経つにつれ「田舎芝居」の様相を呈してきました。

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除染、賠償、健康問題、原発の対応としてあげた3の柱が機能しません。
どうしたものか、福島の冬はまだまだ続きます




テーマ:野田内閣 - ジャンル:政治・経済

廃業しなければなりません
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双葉町の井戸沼町長が野田総理に問うたとされる「双葉郡民はは国民ですか」、そっくり[福島県民は国民ですか]と置き換えられます。法のもとの平等が保障されているのかを聞いているのです。

特に農業関係の仕打ちは酷い、福島県の特選品原木椎茸は壊滅です。阿武隈山系の里山に育つ椚(くぬぎ)、楢(なら)広葉樹を伐採し、約1㍍の長さに切断し椎茸の菌を植えます。ひと夏山で過ごすと、菌が木に定着繁殖し温度の湿度の条件が合えば茸として発生します。
冬に温度をかけたり、水に浸けたりして発生の条件を整え順序良く椎茸を収穫してゆきます。山に大量のセシウムが下りてきて椚や楢がが汚染されました。また、外においていた菌を植えた木が汚染されました。

損害賠償もままならないと聞きます、これは遺失利益だとか損失補填度かという問題ではなく生活権とは人権に関わる問題なのだと思います。書類が不備だとか財物の補償は別な話だとか、通り一遍の説明ではとても産地側は納得行きません。
弁護士、会計士立会いで農家の戸別訪問をするべきです。
会津が明治維新に新政府から受けた仕打ち、それと匹敵するような悲惨な状況が福島で起こっています、この21世紀に。

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成人式
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今日も寒い朝でした。
寒い朝は苦手には違いないのですが、例年だと冬の寒さには少々ホッとすることがありました。変に暖冬だと次は冷夏が来るのではないか、異常気象ではないかと気を揉んでしまうからです。


今日は成人式、二十歳の門出を祝う日ですが高校や大学の卒業のように、或いは就職のように生活が一変することないので、なんとなくけじめがありそうでなさそうな不思議な門出になっています。
でも、精一杯着飾った若い男女を見るとなんとなく清々しい気持ちにもなります。


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このところ付き添いなどで病院に行くと、まず先輩の方々の多さに驚かされます。年金の破綻も理解できるようなアンバランスな人口構成は一目瞭然です。
鳴り物入りで始まった少子化対策の子ども手当ては雲行きが怪しくなりました。「ばら撒き」の批判はあるとしても人口構成や国の未来像に関わる話を2~3年で見直すのもいかがなものかと思います。息の長い対策が必要な分野を短期間で見直すことはそれこそ無駄金のような気がします。

ほんとうに新成人の明るい未来を祈って止みません。
今日、野田総理が福島県庁に来たと聞きます。①除染②賠償③健康被害対策を約束して行ったそうです。しかし、各項目とも原発事故に対する目先の対応、若者や子供たちの未来を補償するものではありません。廃棄物の中間貯蔵施設を福島県内に作りたいばかりのリップサービスでは県民は納得しません。



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冬野菜の旬ですが
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外の寒さをよそにビニールハウス内では春菊が順調に育っています。
風評被害の懸念から、春菊を蒔くハウスを少なくしました。でも売れ行きはよくありません。1年前までは東京のデパ地下で飛ぶように売れた春菊です。

ここは1年中ハウスで生産しています、したがってセシウムが入り込むことはありません。どこよりも健全な野菜を作ってきたのに、故のない風評によって売上が上がらないのは農家にとっても断腸の重いです。

カメラの向けて笑ってくださいと言って初めて笑顔が見えました。本当はいつも笑いが絶えない熊谷さん夫婦。
本当にいい年になれば、切実な声でご主人がハウスの中で呟いていました。
本当にみんなの願いです。

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松の内の雪
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厳冬の福島です。
昨夜来の雪が寒さで凍りました。圧雪が凍るとそれはよく滑ります。
交通事故が多発しています、追突、自爆いたるところで現場検証が行われていました。
地吹雪のなかのお巡りさんもなかなか大変な仕事です。
果樹農家はそろそろ剪定に取り掛かる時期。
このような天候だと、まだ正月休みでしょうか。
すっかり疲れを癒す時期かもしれません。しかし原発事故のあとの心の瑕は、そうは癒えません。



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穏かな正月です
年明け

いつものように明けた年、初詣の神社も例年と変わらぬ人出です。
ここは福島市の稲荷神社、縁起物を売る参道と鳥居越しの本堂。露天のおじさんは、商売の傍ら置いたテレビの駅伝放送や高校サッカーにも気をとられています、いつも同じ正月風景です。

福島県人は本当に穏かな気質であると思います。放射能災害の被災をもろに被ってもいつもの通りの新年でした。

しかし、今年は世界に向けて情報を発信しなければなりません。
かなりの覚悟で臨まねば、また国の空手形に翻弄されます。全国の皆さんどうぞごあ支援下さい。

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謹賀新年
新年明けましておめれとうございます。

「今年は良い年でありますように」と言う定型の挨拶も今年はまた切実さが違います。

「地震」と「津波」自然界のすさまじいエネルギー、一撃で近代文明も打ち壊すような破壊力を目の当たりにしました。そして人間が作り出したエネルギー原子力は、現代の技術では制御し切れないものに頼った人間の愚かさが浮き彫りになりました。

「夢なら覚めろ」何度念じたたことでしょう。叶わないまま10が月近く経過します。暗い闇のなかで一筋の光明を探すような旅路がまだ続きそうです。

申し遅れましたが私たち夫婦の結婚記念日は1月1日です、18年前に忘れることのない日にしようと元旦に婚姻届を出しました。入籍の報告は年賀状でした。
あの年もそれから直ぐに阪神淡路大震災があり、そしてオウムの事件がありました。その妻が失意の私の最近こう言います。「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」未来をどれだけ変えられるかは自分がどれだけ代われるかなんだろうと思います。
「今年は良い年でありますよう」また、光明を求める旅が始まります。

テーマ:新年あいさつ&予定 - ジャンル:ブログ