撮影快調!か、どうか分かりませんが、原子力災害後の福島の農業を記録するドキュメンタリー映画の製作が続けれれています。
春から約半年かけて撮り続けたものを約90分に編集するようです、先日撮影分の仮編集がアップになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=bZelpOgn64w
今日は、梨農家「大内果樹園」さんで撮影とインタビューが行われました。

スピードスプレヤーに活性液をいれ、果樹園に丁寧に撒く様子、梨の出来ばえ、空間線量の推移、消費者の反応等ていねいに記録されます

解説・案内役の私が恐縮するほど細やかに農家の心理も描いてゆきます。 絶望の渕に立たされた農家が、希望を見出し前に進もうとする姿とそれを支援する人々。それでもなお、その前に2重3重に立ちふさがる大きな壁。政府の発表する数値など信用できないという消費者心理について、それでも安心な情報を独自に送り続けるしかない供給者側。 しかも、農業が産業である以上、経営が破綻してしまうまでのカウント・ダウンとの闘いでもあります。

いくら優れた映像でも、味を含めた農産物のクオリティは説明するのが大変です。 次回は、NHKの「英語でしゃべらナイト」の英語監修「サイエンスZERO」の英語版制作などを手がける,知日家アダム・クロフォード氏やプレス関係者と試食をしながら味覚と品質をお伝えしたいと思います。24日に撮影の予定です。
テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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