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幕田武広

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雨は小康状態です
ご心配いただいた雨も今は小康状態です、峠を越したと思われます。
今日1日は霧雨状態でした、会津の方か局地的に相当降った所もあります。

震災に続いての災害です。地震で破損した屋根はかわらの供給が間に合わず、まだいたるところにブルーシートで覆っただけのところがあります。

屋根01
このような状態での長雨、豪雨は本当にこたえます。台風ではないので、暴風がないのがまだ救いでしょうか。

人間の困惑をよそに、野菜は本当に元気です。
猛暑より雨が好きのようです、10日前までの暑さにぐったりしていた野菜は生気を取り戻したように育っています。
なす08


光沢のある実に続いて花も盛んに咲いています。有機質も十分に入っているので肥料も切れません。
今年は野菜にとっては豊作型の年になりました、週の半ばからは暑さも戻る様子。暑さ対策も怠るわけには行きません。


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テーマ:福島県 - ジャンル:地域情報

地震、放射能の後は豪雨ですが
地震、津波、原発事故、風評被害そして今度は集中豪雨。
どこまで続く福島の試練。今度は新潟県側会津地方の災害です。

暁星08
    取材に対し桃の説明をする渡辺果樹園 渡辺金寿さん

主力品種「あかつき」にはまだ少し早い状況、早生系の「暁星」の収穫出荷に追われています。
7月中旬の高温から一転しての雨がちな天気。多湿と日照不足が心配ですが冷夏というほどの低温ではなく、日頃の管理のおかげで美味しい桃が出来ています。

味見6

 関係者で試食してみると例年通り「EMオーガ」の味覚。糖度的にも13度を越えていました。
食感も良く、甘くて瑞々しくてしかも実が引き締まっている、独特の美味しさです。雨の中水膨れにもなっていません。以前も報告したとおり放射線の測定でも「不検出」、自慢の桃は9月初旬まで続き、なし・ブドウにバトンタッチしてゆきます。


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福島だけが
ひまわり

もうすっかり福島のシンボルとなってしまった感がある「ひまわり」。
いたるところに植えられました、そろそろ花も咲き出しました、菜種と並んでセシウムの吸収がいいとのことプロジェクトを組んでで植えたところもあります・
ところが吸収がいいということは、土からセシウムの分離は図れますが茎・葉には他の植物以上のセシウムが残ること、茎・葉の処分という大問題が抱えています。

大内3
福島で、放射能除染や子供を放射能から守る運動をしている大内果樹園の奥さん。
今日は梨ではなく、お盆に向けての菊の出荷の荷造りをしていました。
3/11の震災は春彼岸前でした、4ヵ月半を経過しもう旧盆の季節が来ています。農産物を栽培して収穫・販売、1次産業の根源的な生産活動にもいろいろな制約がきています。

みんな笑顔で向き合える日々が、本当に待ち遠しい福島です。




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夏の飯舘村
飯舘1

蒸し暑さに突然の豪雨、まるで亜熱帯のような気候が続いています。

住民の全村避難で人影が見えない飯舘村、収穫する人のいない「ブルーベリー」がたわわに実っていました。
ヒグラシやアブラゼミの大合唱になか、雑草がさかんに生茂っています。

ここで畑を荒らしてしまったら、木を枯らしてしまったら、元通りに復元するまで相当の年月を要します。
汚染された牛肉は買い上げてくれるのだそうですが、このような果実は誰も買い上げてくれません。何のルールもない非常事態のなかで、ただただ耐えなければならない農家の姿があります。

不安だけを煽り続けるメディア、統一した見解を出せない学会、4か月半を経過してようやく2次補正の政府。
この村に居座り続ける老人がいます。「いまさら逃げても100まで生きられるわけじゃなし」同じ居座り続ける首相とは違う覚悟のようです。


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ふくしま応援
逆風吹き荒れる「福島」。
風評から実害まで多く困難の最中にいます。

地域や業種を越えた再生への動きも出てきています。
南相馬市で木材加工をしている箱崎林業さん、NPOでの街づくりもしています。
今回は広範囲の除染を検討させて頂きました。

箱崎


広範囲に飛散してしまった放射線、県境や自治体に関係なく汚染してしまいました。
原発を推進してきた新・旧政府、安全を言いながらも十分な自然災害への対応をとってこなかった東電。
責任追求は言うまでもありませんが、「仕事にならない」「健康不安」に対する対応は喫緊の課題です。
市町村から県、そして国にお願いするなど従来の手法では、時間が掛りすぎ実行が望めません、新しい発想や組織論による速やかな行動が何より必要です。


ianic1.jpg

そのような活動を民間の立場で支援する、JANICの竹内さん。
JANICとは国際協力NPOセンターのことで、竹内さんは震災タスクフォースコーディネーター。
福島も途上国や紛争地域のような支援対象になってしまいました。でも、この災害がなかったら会わなかったようなかたがたとのご縁も出来てきました。

まだまだ復興に向けての道は長いのですが、諦めず弛まず活動を続けるのみです。


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がんばる福島
いつもブログを書かせて頂きながら、笑ったり困ったりしてしまうことがあります。

いつもブログについて廻るバナー広告です。
農産物の宅配システムで、安心ををうたっているものがありま。、根拠は「チェック体制を整えています」というものです。
原子力災害など想定することがタブーであったなかで、突然チェック体制を整えましたなど笑止千万ハリボテを自慢しているようなものです。
チェック体制を取ることが無意味といっているわけではありません、もちろん重要です。しかしもっと重要なのは放射能汚染を起こさない農産物の生産体制です。

これらについてはこの春から研究を進めてきました、道は長いのですが道筋も見えてきました。
このことは順次報告させて頂きたいと思います。これらのことがなくて、「チェックしました」だけでは済まされません。

一小除染

とんでもない状況の中で、福島は未来志向でがんばっています。
薄く間の公立学校は8月に人事異動です、4月は卒業式も出来ないような状況で人事異動どころではありませんでした。
今日離任式がありました、子供たちと別れを惜しむ離任式の傍らで校庭の表土剥離が行われていました。表面の土を除去する作業です。


西庁舎2


校庭の除染作業越しに見えるのが福島県庁、次から次と消えては現れる放射能問題や災害復旧にとても対応が追いつきません。
世界中の智恵を借りてがんばろうと思っています。




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相馬点描
報道などでも伝えられるとおり、7月23~25日は相馬野馬祭りです。
震災と原発事故の影響で火の消えたような祭礼になっていました、逆にそれでも開催したという意気込みは賞賛に値するかもしれません。

DSC_kannbann.jpg

相馬市にはご支援に感謝する手作りの看板が立っています。
まだまだ復旧途中です。港が津波です、海沿いの水田は津波の塩害で田植えが出来ません。原発の風評被害で観光客が来ません。

野馬追の人手も限定されたものでした、城跡のお濠「蓮池」の蓮は例年と同じように花を咲かせていました。

蓮池1

ここのお濠でも地元のNPOと水質浄化に取り組んできました。
何年かたってその成果も出てきています。

相馬市からかつての原町市、現在の南相馬に抜けると作付けされていない水田が目に付きます・・・と言うより全ての水田が田植えがされていない状態です。



田んぼ


南相馬のこのような水田から回収された稲わらが、セシウム汚染牛の発端でした。
これは人災そのものです。日本の国民的な課題として原発はもとより、国の経済システムを考え直すときです。



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農家の挑戦は続きます
何度かお伝えしている本宮市熊谷さんの事例。
天地返しで表土を1m以上下に入れ、新しい土で栽培を始めました。

土壌検査で土の状況を確かめ、2種類の堆肥、2種類の有機質肥料で復旧させました。
見るも無残な畑の風景からほぼ1月半、ここまで改善されました。整地、堆肥投入、有機肥料散布、この有機費用は成分の確保だけではなく、微生物層の安定のため入れます。
うねを盛り上げ、湿気対策をします。ビニールマルチをして雑草対策と野菜の根の保護をします。

DSC_熊谷21

そして苗を植えつけて約10日、順調にきゅうりが育っています。
このところの晴天と高温で、黒星やべト病も出ていません、きわめて順調です。来月には太陽をいっぱいに浴びた美味しいきゅうりが出てきます。

工夫と技術、有機質と微生物。いつまでも放射線に振り回されるわけにはいけません。



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有機農業の大切な資材
DSC_石井0

きゅうり畑の土壌状態をチェックする須賀川市の石井さん、この前の農業雑誌「現代農業」へも紹介されていました。
稲わらにセシウムと大きく報道され、牛肉はもとより多くの国内農産物が風評被害にあっている情況ですが、稲わらは農業にとってかけがえのない資材です。
ここのきゅうり畑では、土の水分を保持し乾燥しないよう、また保温のため稲わらをふんだんに使っています。
稲わらの下の土、土の中の根の状態を見ています。

DSC_白根09

白い糸くずのように見えるのがきゅうりの根です。
この根の毛根には無数の根茎微生物が住んでいます、それらが堆肥などの有機質を分解吸収します。
豊かな微生物相が、農薬や化学肥料に頼らない野菜の生育を可能にします。この豊穣の連鎖が、原子力災害などにより遮断されてしまわないように願っています。




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ふくしまは負けない
DSC_暁星1

台風の影響で2日目の雨です。
4重苦、5重苦に泣く福島の涙雨でしょうか。
台風前は灼熱の陽気でした、このような気候だと果物の糖度は増します。
福島の桃の主力品種「あかつき」の早生タイプ「暁星」、やはり糖度は抜群でした。

私たちの栽培の特性は、ただ甘いだけではないこと。
味の奥行きには酸味なども必要です、味の奥行きを出すために堆肥やボカシ肥料など多くの努力やノウハウが要ります。

逆風の吹く福島の「おいしさ」、真の実力が試されるときです。

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ふくしまの「もも」
いよいよ桃の季節です。
永年おいしい果物を作るために培ってきた「土壌」と「技術」、
今年も良い桃が出来てています。

DSC_もも1

桃の色ばかりに気をとられないで下さい。この葉の色がおいしさのの証です。
化学肥料を使えば葉色が濃くなります、なんとなく濃い色の葉から桃が覗くとおいしそうに見えますが、やはり糖土が極端に落ちます。化学肥料が効くと桃も大玉になりますが味覚が落ちてきます。
そしておいしさは糖度だけではありません、酸っぱさ、ちょっとした苦味などがあいまって「おいしさ」を形成します。

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福島の海
城跡1

福島県相馬市の方へ行ってきました。震災直後、3月4月よりはさすがに落ち着きを見せていますが、町のあちこちで生々しい爪あとが残ります。
例年今の時期は、潮干狩り、海水浴、野馬追い祭りで賑わうのですが、潮干狩りと海水浴場は津波で壊滅状態。中村城址に相馬追用の旗指物が揺れていました。

常磐線が不通のまま、国道6号線も原発事故で隣接の南相馬市以南で封鎖されたていて、相馬市は袋小路状態。とても観光を言える状態ではありません。

転覆3

一見のどかな夏の海には、まで転覆している船がそのまま置いてあります。この辺りはのりの養殖場浅瀬で沈まない代わりに動かせない状態なのでしょう。

橋04

相馬のシンボル、海に架かるハーブ橋も倒壊は免れたものの、取り付け道路に被害が出て工事車両が通り過ぎるだけです。
相当数の水田が津波の被害にあいました、漁業、観光も見通しが立ちません。そして追い討ちをかけるような牛肉のセシウム汚染騒動。
再生のお手伝いをしながら、厳しい現実にため息が漏れます。



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トウモロコシ畑
相馬市の内陸部「玉野地区」、高原地帯で夏野菜の産地です。

ここにも契約農家のグループがあります。島信一さんはトウモロコシや夏キャベツなどを栽培しています。

とうもろこし1

今年は震災の影響で作付けが遅れましたが、なんとかトウモロコシの白い毛が見えてきました。
昨年は高温で病気が出てしまいました、今年は品種を変えました。少しトウモロコシ自体は小型のようです、その分糖度は増しています。

猪よけ09
この道路沿いの柵、なにかお分かりになりますか?
イノシシ避けです、トウモロコシやじゃがいもは人間以上にイノシシも好物。
この線には電流が流れます、もちろん怪我をするような高圧電力ではありません。最近話題の自然エネルギーではありませんが、太陽光発電によります。夜間は蓄電池からの電気を流します。

何年も動物と人間との知恵比べをしてきました。
おいしいトウモロコシにはいろいろな工夫があります。






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夏の風景

出し遅れの証文のような、肉牛でのセシウム検出。
いずれにしても困った事態です、出荷時期になりつつある桃などへの風評も気がかりです。

丸森町1

宮城県伊具郡丸森町、有機農業の農家も多い地域です。
梅雨も上がり、最盛期なっている干草生産。線量のことが少し気になりました。そのようなチェックは行われているのでしょうか。

セシウムで汚染させた牛を出荷してしまった畜産農家、畜産農家に稲わらを納入した稲作農家、いずれも県などからの情報の少なさと遅さを指摘していました。

宮城県は如何でしょうか、もはや福島県の災害ではなく国民的な課題として食の安心、国の責任、国民の食生活を考えるべきです。

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おいしい野菜は光沢が違います
「安心」「安全」はもちろんのこと、「おいしさ」にも追求した野菜つくりをしてきました。

おいしい野菜は光沢が違います
ミニトマト3

有機質の発酵からシステムを独自化し、「堆肥」「有機肥料」「土壌改良材」を適宜適切に使います。
好気発酵による「完熟堆肥」は基本的に使いません。2次発酵などのリスクはないものの植物の最長に関与する成分が不足します。
たわわに実ってこそ、本当のおいしさになります。

DSC_きゅうり9

光沢の良い、おいしい野菜を作るのにも、人知れず苦労があります。化学肥料を撒けば良いというわけにはいきません、「味」が決定的に落ちてしまいます。

ボカシ肥12

畑の野菜の根本には、雑草防除のための黒いビニールシートを張ります、微生物が長く徐々にに活動できるように
、微生物を米ぬかで発酵したものを施します。高温を遮り、水分を吸収するように稲わらを使います。気遠くなるような生産過程と工夫、そして技術を経て「おいしい」野菜が出来上がります。


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梅雨明けの福島から
福島も梅雨が明けました、もう猛暑です。

きゅうり06

表土の天地返しをした熊谷さん、放射線量が1/4になった分、栄養価のある表土がなくなりました。微生物や堆肥、有機肥料により畑を再生させ、きゅうりなどを植えています。
おそらくもう大丈夫、例年と遜色のない野菜が出来ます。

なす

近隣の塩田さんも表土を変えました、でもこんな立派な茄子がたわわに実っています。上手に手入れをして秋茄子の10月まで収穫を続けます。
味覚も上々、このような状況のなかでも農家の執念と技術は健在です。

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大変な状況のなか、プロのの舌を唸らせています
DSC_計測器04
             糖度計と線量計

夏野菜も本番です。
おいしさと安全性を求めて、いろいろな計測器で調査をしながら安定供給に努めています。
ミニトマトも日に日に甘さが増しています、すっきりとした癖のない甘味に高い評価を頂いています。

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              ホテルのツインタワー

以前も紹介した磐梯熱海温泉「ホテル華の湯」、やはり風評被害で客足は落ちでいますが、手をこまねいているわけには行きません。
おいしい地場の産品を使ったおもてなしで、専用のビッフェまで用意しました。

やはり目玉は、安全性が証明された地場野菜「驚くほどのおいしさ」でお客様をお迎えしています。

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有機質肥料、栽培技術、運送をシステム管理し、おいしさと鮮度を保証しています。そしてそれらの情報化の中に、放射線量という新たな情報タグを付け加えました。


いろいろな形で存在してくる「食のリスク」を、そのつど大騒ぐするのではなく、生産から物流、消費までのサプライ・チェーンのなかで、絶えず監視しそして管理することが大切です。

そして何より食材の魅力はその美味しさ、東北を代表する名館「華の湯」の斎藤総料理長をして、「私たちが忘れてしまっている野菜の美味しさ」といわせる「味覚」が何よりの自慢です。

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総料理長をはじめ、厨房の料理スタッフが「美味しい」「濃厚」「甘い」と評価する農産品は、今は厳しくともきっと明日につながって来る技術であると確信しています。

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いろいろな頭脳が福島に集まって来ています
福島では毎日のように、放射能災害についての講演会、シンポジュウム、対策会議が開かれています。

福島支援に多くの人たちが集まり、また組織によっては福島に活動拠点を設けるところもあります。
地元としても、課題を「喫緊」・「中期」・「長期」、または「健康」・「教育」・「産業」等と分野ごとに連携して復興ビジョンの構築を急がねばなリません。

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イラク日本医療支援ネットワークの佐藤事務局長は、劣化ウラン弾の影響が、発射した米国側にも被害を及ぼしていることを指摘していました、イラクの兵士はともかく戦闘地区の子供にまでウランによる健康被害は出ていることに対する医療支援等の活動をしている団体で、代表は医師の鎌田實先生です。

深尾2

精神科医の深尾先生も和歌山からお出でになりました。
同行の栗本さんも、兵庫からの福島入りで測定機材で線量等の測定もして頂きました。今後福島の課題はこのような支援や知識を集積し、どのようなアクションプランを組めるかになってきます。

DSC_000栗本71

課題を整理し、時系列に対策を落とし込まなければなりません。評論家的な発想では時間だけが過ぎて行きます。


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梅雨の福島
午前中の猛書から、一転午後はバケツをひっくり返したような雨でした。
まだ梅雨が明けない福島は、あと当分このような天候が続きます。

渡辺松之丞果樹園さん、ずいぶん古風な名前ですが「献上葡萄」の実績のある御祖父さんの名前を引き継いでいます。
歴史と伝統、長い間積み上げた技術や信用にも、放射能渦は容赦なく押し寄せてきます。

DSC_masayoshi02.jpg

やはり、さくらんぼの売れ行きはイマイチでした。雨が上がった夕方も桃畑の線量チェックに余念がありません、
桃の次は、ぶどうの「巨峰」「高尾」と続きます。

福島の農家に笑顔が戻るのはいつでしょうか?放射線対策として光合成菌をたっぷり撒きました。
抜群の糖度は請け合いです。



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人のいない村の風景 2
雉6

道路を「雉」が横切ってゆきました。
道端の草むらから林に入ろうとしています、縦に見える線は電線の影です。
人のいない自然とはこういうものなのかと改めて知らされます。
夏を過ぎるころには、草や木がもっと道路を覆い、1年2年と過ぎるにつけ人のにおいが消えて行くのでしょうか。

アジサイ71

人影は見えなくとも、人間の営みが色濃く残っている所もあります。
土手にアジサイの花を見つけました。毎年一生懸命管理をしているのでしょう、土手一面に群生しています。
避難が決まってからも手入れし続けていたのでしょう、周りの雑草も刈ってありました。
見る人もないアジサイが咲き誇っています、中部以西は梅雨明けしたとの事ですが、南東北の梅雨はあと十日、例年7月20日頃まで続きます。

福島の梅雨明けは7月下旬「相馬野馬追祭り」が目安になっています。ここ飯舘も相馬郷のひとつ、例年だと祭りを待ちわびる頃です。
今年の野馬追は規模を縮小して開催するということですが、もちろん飯舘郷からの出陣はありません。楢葉、双葉、小高などの各郷も避難所からの参加になるのでしょうか。馬がいなくては出陣にはなりません、早く各郷の騎馬武者が中村城、浮船条などに集結して、雲雀が原に駒を進める日が来ることを願って止みません。

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人のいない村の風景 1
全村避難になった飯舘村の風景です。
全村避難からもう40日、役場の移転も終え、牛の最後の競りも終わりました。
福島から南相馬に抜ける基幹道路をのぞけば、静寂が村を覆っています。
毎日同じように日が昇り、雨が降りまた太陽が照らす大地には草や樹木が生い茂り、逆に人がいないのが全く不思議な光景です。

花5

花のビニールハウスの中では、切花用のトルコ桔梗が花を咲かせていました。もう何日も水を撒いていないのでしょう、あちこち枯れた枝葉も見られます。
普通なら、こんなに花が開かないうちに切花で出荷され、花屋の店頭で水を吸い上げ、つぼみから花を咲かせるはずでした。

牧場01

和牛が飼育されていた牛舎も、人も牛も見えません。
いつもは牛が尻尾でハエを追いながら、ノンビリ噛み返しをしていた風景が、牛のいないまま残っています。

長い人間の歴史のなかでも、いまだかつてなかったような風景が現実のなかで起こっています。
ここにいた人たちも、仮設住宅、アパート、親類宅などでこの地に思いを馳せているに違いありません。

安全だ、ストレスチェックだ、やらせメールだ、引責辞任だ。遠い地での騒動をよそに、静寂の地ではさわやかな風が吹いていました。



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放射線量の低下
夏野菜も出揃ってきました。
検査機関で野菜の放射能を計りながら、需要者に満足いただける対応を取り続けます。

今のところ、基準値はもちろん全部の検体で放射能不検出でした。

放射能の低減対策も目処がついてきました。

kannno8.jpg

近く具体的な対策を管理体制別にお知らせしたいと思います。
もちろん、なにかを掛けてすぐ消えるものではありませんが、怖がるばかりでは何も解決しません。
無論法外なコストをかける訳にも行きません、たった3ヶ月の実践ですが大勢の人たちのご協力で、低減のプロセスも見えてきました。

DSC_桃袋1

桃の袋掛けも進んでいます、福島の味覚「桃」の季節はもうすぐです。

放射線に負けない「福島の挑戦」はこれからです。

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福島の表情
復興担当大臣が、宮城・岩手で勇ましい啖呵を切った様子が報道されています。
担当大臣にどれだけの予算の執行権があるか分かりませんが、見ていて決して気持ちのよいものではありません。被災地の弱みに付け込んだ上から目線は、例え被災地の人でなくとも「何だこの白髪親父は」と思ってしまうに違いありません。「何市が東北のどこの県にあるのか分からん」というのは単に勉強不足より人間性の問題です。担当大臣が被災地を思いやらなければならないはずです、「大臣を待たせた知事は失礼だ」というならば、被災地の地理を覚えてこずに来る大臣は失礼以前の問題です。

同じ被災県でも、福島はもっと複雑です。
日常生活が制限されています。

DSC_tyuutairenn〇

今、福島市では、中学生の体育大会が開かれています。
例年なら5月末に行われる大会が変則日程で1か月以上遅れて開催です。
もう、本来ならば修学旅行も終わっているはずです。県大会の出場を逃したチームは、もう受験モードのはずです。
小学校の運動会もまだ開かれていません。学校によっては秋に行う予定ですが、それも本決まりではありません。

ここの子どもたちにだけ、神様は不公平な仕打ちをしてしまいました。きっと帳尻が合うように小戸も立ちも願っています。

中学生も、表で練習が出来ず学校の廊下や教室で練習をしてきました。放射線量を測りながら対外試合も組みました。しかし、不思議なもので強豪チームはきっちり仕上げて戦力を整備してきます。
これが伝統なのでしょう、指導者の苦労も並大抵ではないはずです。

勝ってよろこび、敗れて涙に暮れる子どもたちを見ながら、「高校ではちゃんと練習できるといいね」と声をかけるのが精一杯でした。

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高速料金
高速道路で時ならぬ渋滞が発生しています。
災害復旧用で被災者、中型以上のトラックなどが東北地方の高速道路を無料で使えるようになりました。

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今までの日曜祝祭日1,000円とは違い、ETCではなく、係員に被災証明書と身分照明を提示、確認しなければなりません。
ですので、料金所では一般レーンが異常にに混雑します。荷物の運搬車両はメリットが有るでしょうが普通の車は如何でしょうか、高止まりしたままの燃料価格も気になります。

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原発災害・農地の再生
放射線量の低減のため、農地の天地返しをした熊谷幹雄さん。
畑の底の土を表面に出し、表面の汚染された土を深く入れ込みました。これで線量は下がります。
ところが今まで下の方にあり、肥料や土壌微生物が少ない土で栽培しなければなりません。専門機関に分析を依頼し2種類の堆肥、2種類の有機発酵肥料で急ピッチで畑の土壌を仕上げてきました。
「一度緑肥でも蒔いて・・・」土壌の専門家は訳知り顔でアドバイスしますが、もちろんそんな必要はありません。

DSC_きゅうり畑02

今までも新規農家などの指導や災害復旧を通して幾度も通って来た道です。天地返しから1ヶ月あまり、もうここまで畑が出来てきました。ベットという少し盛り上げた土に、雑草防除の黒いマルチシートも掛けここに等間隔できゅうりの苗を植えます。

DSC_0熊谷作業71

苗を植える前に、きゅうりの蔓を伸ばしてゆく支柱を立てます。ここまで来ると作業中の熊谷さんにも笑顔が見えます。
このところの雨で、土壌には十分水分がしみ込んでいます。土壌微生物の動き出しも早そうです、微生物のエサになる有機質も入っています、発酵状態も良好です。
これなら例年並みの品質は保証できます。東京の高級マーケットを席巻し続けた品質はこのような条件下でも再生できそうです。





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